終戦記念日

いつも８月１５日になると思う事があります。

何で読んだか、何で聞いたか忘れましたが・・・


「国の為に亡くなった特攻隊や兵隊さん等が、もし、今の時代に生き返ったとしたら、今の日本を見て何と思うのだろう、喜ばれるのか、嘆かれるのか、「こんな国にする為に我々は死んだのではない」と思われない国を作らねばならない」


もし・・・

は、無いのですが、今の日本の「平和」を喜ばれるのか・・・今の日本の現状を見て嘆かれるのか・・・

こういう日だから、特に考えなければいけない日だと思うんです。








「戦争を知らない子供たち」と言う歌がありますが・・・

まさに私、そういう世代です。



学校の勉強大嫌い。

歴史は年号覚えがめんどくさいので苦手科目・・・

聖徳太子も織田信長も豊臣秀吉も、徳川家康も坂本竜馬も東条英機も、みーんな遠い昔の人達・・・

と言う感じで育ちました。





以前、バイクで日本一周した時・・・

東京から太平洋岸沿いを南下して行き、小田原城、名古屋城、大阪城・・・

みんな同じに見え・・・

海沿いを走って行ったので、風景や泊まる先の歓楽街等もどこも同じようなものに感じました・・・



しかし・・・

広島の「原爆資料館」

鹿児島の元特攻機地「知覧特攻平和会館」

長崎の「原爆資料館」



テレビでは見た事がなかったビデオを放映していて、色んな物が展示してあり・・・

一番衝撃を受けたのは、戦争を実際に体験した方が生の声で色々と話されている内容でした。

うちの祖父と変わらない年齢の方がこんな体験をされたと言う事に、本当に衝撃を受けました。

母等から戦争の話を多少は聞いてはいましたが、なんか、他人事でした。

上記の三ヶ所に行き、身近な年代の方が体験した第二次世界大戦と言う悲劇が、私の生まれる少し前まで行われていたと言う事に恐怖し、平和な時代に生まれてきた事を感謝しました。

特に、「知覧特攻平和会館」の特攻隊の方々の多数の遺書を見て、自分の無知さを反省しました。




その後・・・

戦前、戦中、戦後の書物や映画等を沢山読んだり、見たりして、多少勉強しました。




今日は特別な日です。

今では「終戦記念日」とは言わず、「終戦の日」や「敗戦の日」と言うそうです。

しかし、あえて、「終戦記念日」と書きます。

日にちも、今日、８月１５日ではなく、１日前や、９月のポツダム宣言にサインした日、最近ではアメリカでは４日位前から日本が降伏する事がわかっていて、大騒ぎしていたのだから８月１１日なんて説もあるようですが・・・

日本人の殆どの方が、戦争が終わったと言うのを認識した日である、８月１５日を「終戦記念日」と書きます。




「良い国にしなければ、」

合掌