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Deep City 横須賀

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★海蔵寺★三浦観音第32番札所★三浦市三崎町小網代★

2007-09-13 | ◆三浦市 三崎 城ヶ島
三浦半島札所巡り。今回は三浦観音の第32番札所となっています『海蔵寺』です。
場所は三浦市三崎町小網代。油壺手前を小網代湾の方へ出て、ちょっと中に入った所です。
(下記地図を参照くださいませ。撮影2007.1.1)


まず目に飛び込んでくるのが、この長い階段。108段あるそうです
もともとは『海蔵院』といい、この石段の下にあったといわれています。



石段を登ると目の前に本堂。本尊の十一面観世音は、三浦氏最後の武将三浦道寸の守護仏。
創建は三浦道寸とその息子荒次郎
三浦道寸が相模三浦氏最後の武将であることから、このお寺もその盛衰を共にします。
時は永正15年(1518)、北条氏の攻撃に耐え3年におよぶ籠城の末、新井城が落城。
家臣ともども討ち死にし、三浦氏の滅亡となります。その際、海蔵寺も跡形もなく焼けてしまいます。
時は流れ、徳川家康の時代。家康より命を受け三浦半島の各地を検地してまわった
長谷川七左衛門は荒廃したお寺を目にします。これを惜しんだ彼は、自らが開基となり、
お寺を復興させます。その際にお寺を丘の上に移築。長谷川七左衛門の故郷である、
駿河の富士山を遠く眺めることができたからだと伝えられています。
後、関東大震災によりお寺は全壊。現在の本堂は昭和4年に再建されたもの。



訪れた時には知らず、確認ができませんでしたが、本堂の左横に『道寸親子追悼の碑』が
建てられています。碑には道寸親子の辞世の歌が刻まれています。
また本堂正面には荒次郎首はねの説話を描いた絵馬が掲げられているそうです。





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◆山号寺号 網代山 海蔵寺 あじしろざん かいぞうじ
◆宗派 曹洞宗
◆創建 三浦道寸
◆中興開基 長谷川七左衛門
◆中興開山 直州変道 じきしゅうへんどう
◆本尊 十一面観世音菩薩
◆場所 三浦市三崎町小網代1508
◆電話
★十一面観世音菩薩★
◎十一面観世音菩薩の画像は→こちら  (参)Annie's Homepage
◎ご詠歌 『あじきなや あみにかからん われひとを たすけたまえと いのる身なれば』
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google画像検索→三浦 海蔵寺
google検索→三浦 海蔵寺
そらいろネット→三浦市三崎町小網代史跡巡り・観光名所案内


私が訪れた時にはまったく気がつかなかったのですが、階段の石柱の下に掲げられているのは
無断立ち入り禁止のような警告文があったものと思われます。
参拝される方はご注意くださいませ。

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6 コメント

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Unknown (黒ひげ)
2007-09-13 19:08:25
初コメント書き込みです。
いつも楽しく読ませていただいています。

この海蔵寺ですが、昔、参拝客といろいろとトラブルがあり、住職に写真等を撮っているところでも見つかったら烈火のごとく叱咤されますのでご注意下さい。

三浦市の観光協会や教育委員会でも、ここの参拝はできないと答えているはずです。
返信する
黒ひげさんへ (TETSU)
2007-09-14 01:25:24
こんばんは、黒ひげさん!はじめまして。
やはりそのような事があったのですね。知りませんでした。
記事をUPするにあたって調べていましたら、
それらしき記述をネット上で見かけました。
私が参拝したのは今年の元旦で、結果的に何も知らずに参拝してきたわけですが、
場合によっては、この記事を削除しなくてはいけない状況になるかもしれませんね。

実際の御開帳の年の参拝は大丈夫なのか心配です・・・。
ご忠告、そしてコメントありがとうございます。
今後とも宜しくお願いいたします。
返信する
そんな~ (あどれす)
2007-09-15 00:33:59
TETSUさんご苦労様です
私が楽しみにしているお寺情報でソンナ・・・ソンナ・・・
来年の中開帳で札所巡りを楽しみにしているのに、そんな悲しい事情があるお寺があるなんて、ちょっと心配です。たくさんのご住職がいらっしゃって、中にはエッ?という方も確かにいらっしゃいますよね。
私は仏教を学んでないし写経初心者ですが、般若心経で一番好きな言葉は「心無・・・涅槃」です。こだわりもおびえたりすることもなく心は徹底して平安ですと、ひろさちや先生の本に現代語訳がありました。
とにかくこの記事が削除されませんように

返信する
あどれすさんへ (TETSU)
2007-09-16 01:54:58
こんばんは、あどれすさん!
そうなんですよ~、札所になっているお寺なのですが、基本的に参拝を断っているというのが現状のようです。
御開帳の年には参拝できるのか心配です・・・
2002年の本開帳の時には、参拝できたようですね。
どのような事があったのか分かりませんが、お寺は一般の方にも開かれた存在であってほしい、と願うのは、こちら側の勝手な都合でしょうか?
普通に参拝できるようになるといいですね。
あどれすさん、コメントありがとうございます!
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行ってきました (まろぱぱ)
2008-02-25 11:54:17
般若心経を唱えていたらいきなり「何をしている、入り口の看板を見なかったか」と一喝されました。
確かに観光客・ハイキングの通り抜けなど、檀家や当寺の関係者以外進入禁止と書かれていたような、でも・・・。
三浦三十三箇所観音巡礼でまわっている旨伝えましたが、30分以上文句や愚痴を聞かされました。
役場の観光課や地元権力者が客寄せパンダのごとくお寺を扱うのに大変立腹されているご様子。
最後に間違えて悪かったと謝れましたが、気分は最悪。観光客でも神仏に手を合わせることは仏教従事者にとって良いことと思うのですがね。
くれぐれも気をつけてお参りしてください。
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まろぱぱさんへ (TETSU)
2008-02-25 19:52:20
こんばんは、まろぱぱさん!
海蔵寺へ行かれたのですね。やはりそのような事がありましたか・・・
御住職がご立腹されている理由も分からなくはないのですが、
まろぱぱさんのように、三浦三十三観音霊場巡りで参拝される方もいらっしゃると思います。
こちらも気持ちよく参拝したいですし、御住職がそれほどまで参拝者を拒むのでしたら、
札所から外れるなど、違う方法もあるように思います。
こういうお話を聞きますと、ただただ残念でなりません。
まろぱぱさん、コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
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