宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

丘をなでる初夏の風

2020年05月05日 11時24分21秒 | Weblog

世界中に吹き荒れる新型コロナウイルスの嵐。僕の職場でも外部を遮断して、ただひたすら内勤を続ける日々が続いている。いつもならゴールデンウィークには、それにふさわしい企画を立てて来客を待ち受ける。しかし今年はそれが無く五日間の連続休暇だ。悪天候だった前半を避けて昨日上がったみかんの丘。そこは甘い匂いに包まれていた。去年散々だったみかんが今年はたくさんの花を付けている。あの異常気象を生き延びたみかんの木達だ。

丘の一角には、これもまた激しい気候を耐え抜いたマツバウンランもかわいい花を咲かせていた。その花を初夏の風がなでる。周りの木々ではウグイスたちがかまびすしい。コロナ禍で世間は外出規制とか3密の防止とか騒いでいるが、丘にはちゃんと初夏がやって来ていた。ここまではウイルスも来まい。そう思いながら思い切り深呼吸。気持ちが良い。

丘に来るのは2か月半ぶり。もっとも何もしていなかった訳では無い。2月の末に持ち帰った電源ユニットをプラスチックケース内にパッケージングしてブレーカーを通し、それぞれのユニットの出力にターミナルを加える作業をしていた。あの忌まわしいスズメバチ騒ぎで観測デッキの妻が開きっぱなしになり、海からの潮風や雨が吹き込んで電源も含めてすっかり傷んでしまったためだ。

ケースを取り付けるのは壁だが、その壁は今改めて内装を進めている。それが終わってからの工事となる。今日はとりあえず動作チェックだ。ユニットが動作不良になって以来屋根を開ける事も出来なくなっていたが、それだけは解消したようだ。次は赤道儀を含めた観測システムの再構築。こちらのほうは手間がかかる。

穏やかな景色の中で時が過ぎてゆく。この連休、もう一日来る事が出来るだろうか。来られたら次は竹取庵の外壁の防虫防腐塗装と観測ユニットのメンテナンスに手を付ける。竹取庵の外には早くもアシナガバチが巣作りの場所を探しにやって来ていた。勘弁してほしい。次に刺されたら命が危ない。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 巨星に会いに行く | トップ | 屋根が開いた »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぁぉ)
2020-05-06 01:29:35
屋根が直って良かったのだ\(^_^)/
蜂にはくれぐれもご注意下さぃませ(^_^;)
返信する
Unknown (しっぽな)
2020-05-06 16:41:25
みかんの花、匂いが届きそう!

宇宙の旅は、その準備も命がけ?!
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事