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チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

「NARUTO」

2018年08月10日 | 観劇だより

 

次女の会社で貸切公演をするからと誘ってくれたので、新作歌舞伎を観に行ってきました。前回観に行った貸切公演は市川猿之助のスーパー歌舞伎「ワンピース」で、猿之助が鯨と取っ組み合いをしたり、サーフボードの宙吊りで3階まで上がったりととてもダイナミックで面白かったので、市川猿之助と片岡愛之助のWキャストだけど猿之助がいいねと手配してくれました。

ワンピースもNARUTOもコミックが原作です。昨今はテレビドラマも映画もコミック原作が多くて、とうとう歌舞伎もです。太棹がベベンベンベンと奏でる中「NARUTOは〜勇気を〜振り絞り〜〜」と唸る浄瑠璃はちょっとかわいそうな気がしました。

少年コミックなんて読んだこともない、年配者にもわかりやすい筋立てにしてあり、結構楽しめました。子供も来ていました。休憩時間に、スーパー歌舞伎の時は滝壺の立ち回りとかあったのに、今回は地味だねと話していたら、大切には滝が出てきて、ドドドドーと水は落ちるし、プールのような滝壺でバッシャッバッシャッと大立ち回りがあって、やっぱり最前列はビニール風呂敷を掲げて観ていました。

昨年怪我で役を降板した猿之助はあまり動かないので、これなら愛之助の方が良かったかねと娘とは話しました。

娘と会う時は野菜を少し運びます。昨日採れたナス、トマト、きゅうり、ピーマンを持って行きました。娘が持ってきてくれたのは、2020東京オリンピックパラリンピックマスコットでした。

 


「BOAT」

2018年07月17日 | 観劇だより

 

東京芸術劇場で、「BOAT」という演劇を見てきましたが、コメントできるほど理解できませんでした。

薄暗い舞台で似たような服装の役者がセリフを話すのですが、どこから誰が喋っているのかよくわからない。時系列が交差するのか同じセリフの繰り返しが多い。ストーリーを読んだのに(読んでもわからなかった)どういった話で、最終的にどうなったのかわからない。

友人、娘と娘の友人も一緒だったのですが、みんな???だったみたいです。ただ、劇場は綺麗だし、演劇を観たという満足感は残りました。


ジャズの夕べ

2018年07月05日 | 観劇だより

 

渋谷のカフェでジャズライブがあるというので行ってきました。細川千尋ジャズトリオにボーカルの麻衣さん、バンドネオンの三浦一馬さんを加えたジャズセッションです。

麻衣さんは久石譲氏の娘だそうです。澄んだ綺麗な、ジブリ映画にピッタリな声で、「君をのせて」を歌いました。

バンドネオンは本来ジャズよりはタンゴが専門で、ジャズセッションは初めてだそうです。もちろんタンゴも情熱的に聞かせてくれました。

堅苦しくないコンサートでとても良かったです。

 

オープンと同時に席に着き、軽食をとった後で音楽を聴くというディナーショー形式で、素敵な時間を過ごし、大人の夜を楽しみました。

 


フランチェスコ・トリスターノ ピアノリサイタル

2018年06月12日 | 観劇だより

 

 

古典から現代のテクノやハウス音楽もこなすフランチェスコトリスターノの最新自作ピアノ曲コンサートに行ってきました。ネットで試聴したら新しい分野の音楽で、どうかなと思いましたが、これまでのリズムオリエンテッドな部分は抑えられ、メロディアスな作品になっていると紹介されていたし、写真のトリスターノがすごいイケメンだったので、俄然行く気になりました。

東京オペラシティのこじんまりしたリサイタルホールにはピアノが1台あるだけでしたが、音楽は足を踏みならしたり、ピアノの弦を直接指で弾いたり、指でこすってハウスバージョンのような音をたてたり、パーカッションのようにピアノ本体を打ったり、今までないものでした。

最初の1曲目がパコンパコンとメロディの無い音だけだったので、今日の演目13曲が全部こうだったらと恐れをなしたけど、だんだんメロディアスな美しい音楽になり、終わってみれば良かったと思わせるコンサートでした。

ただ全部が哀愁を帯びたメロディで、いつ1曲目が終わり2曲目が始まったのかわからない感じで、とても美しかったのは何という曲だったのか??です。

 

 

 


「雲のむこう、約束の場所」

2018年04月20日 | 観劇だより

 

「雲のむこう...」は新海誠製作の長編アニメーション映画ですが、今回観たのは舞台化したものです。

この映画はとても観たいと思っていたのですが、全国放映はされなくて、我が家にはDVDプレーヤーはないし、パソコンもCDもVDVも使えないモバイルノートなので、レンタルビデオも借りられず、気になったままでした。

高校生の青春ラブストーリーにしてはかなり難解なあらすじでした。津軽海峡を挟んで2つに分断された日本、再燃しそうな戦争の予兆、現実世界にとって変わりそうな平行宇宙と呼ばれるパラレルワールドなど、果たして舞台で物語が語り尽くせるかと思いましたが、やっぱり不完全燃焼の感じでした。もっとも映画自体もすっきりと終わったわけではないようなので、映画を見ても不完全燃焼感は残ったかもしれません。

最近の舞台では、大道具はごくシンプルなもので、プロジェクションマッピングを使って背景を映し出すので、どんな現実味のない背景でも作り出せるし、舞台装置をガタガタ動かしたり、暗転の中、道具の入れ替えで時間を食ったりがなくて、良いと言えば良いのですが、舞台の臨場感はなくなったような気がして、ちょっと寂しいです。

カーテンコールでやたらはしゃいでいる俳優がいました。オペラグラスを持って行かなかったので顔はわかりませんでしたが、配役表で見ると浅野温子さんみたいでした。