タイニーハウス東京

東京でタイニーハウス暮らしを実現する。超小型木製トレーラーハウスの自作にチャレンジ

框ドアの製作工程 ノウハウ編

2018-07-27 19:00:40 | キャンピングトレーラー自作
それでは実際の製作に当たって留意すべきポイントを纏めてみました


①車体開口部、ドア枠とドアフレームの上下左右それぞれの隙間(余裕)は3〜5mmで設計して下さい。この隙間が狭過ぎると加工精度の問題もあり開閉が難しくなったりします。これは窓の製作についても同様です。



(車体側開口部の木枠と窓枠の上下左右に隙間を敢えて確保します)


また、雨で濡れてドアユニットの木部が湿ってしまうとドアが開かなくなったりするので少し大き目の余裕が必要です。


②ドアユニットの車体への取り付けについては、窓と比べ大きく重いこともあり、ドア枠の内側から車体開口部の木枠にビス留めします。ビスを打つ位置は、ドアの戸当たりを取り付ける部分ですので、事前に戸当たりの場所を鉛筆等で軽く墨付けしておくと作業が捗ります。尚、固定用のビスを打った跡に被せて戸当たりで隠すように飾り釘等で取り付けていきます。(窓は比較的軽いのでアルミアングル材で前面から取り付けると作業性が良いです)




車体開口部の木枠とドア枠の隙間は、網戸の固定用のゴムなどの柔らかで防水性のある材料で塞いだ上で、発砲ウレタンで充填して水密度を確保します。最後に余分な発砲ウレタンを削り取った上で、外側を防水ブチルテープ等を貼ります。この防水加工は窓の取り付けも同様です。







③外部に使用するビスは防錆のためステンレス製を使って下さい。

④塗装は水性の木部保護塗料等が作業性が良いです。



木目に拘らないのであれば所謂水性ペンキでもOKです。







関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s

框ドアの製作工程 詳細補足版 (うなぎいぬさんへの回答)

2018-07-27 18:00:21 | キャンピングトレーラー自作
框ドアの製作についてですが、ある読者の方よりお問い合わせがありましたので、過去の記事では省略した詳細情報を提供したいと思います。

ドアのサイズはキャンピングトレーラーの大きさにもよりますので割愛します。

先ず材料ですが安価な2x4スプルース材を使用致しました。正確にはドアフレームに2x4材、はめ板部分は1x4材です。

ドアフレームに使う2x4材はジグを使いホゾ加工をして行きます。








ほぞ穴はドリルとノミで加工します。




これらを仮組すると、こんな感じに仕上がります。



次に、下部のはめ板ですが1x4材を繋げて作ります。必要な長さに切り出した1x4材のサイドに幅5mm、深さ10mmの溝をルーターで掘って行きます。(真ん中の三枚だけ両サイド、両端の二枚は片側のみ)この際、1x4材は薄い板材でルーターでの加工時に安定しないので、横に2x4材などを添えて加工を行うと安定して作業が出来ます。





これらを厚さ4mm、幅18mmの合板を準備して雇いさね継ぎの技法で繋げて行きます。さねおよび1x4材の接着面には木工ボンドを使用します。




接着がしっかりしたら(24時間後)、ドア枠に嵌め込む端を9mm残して段欠加工を行います。この作業はルーターかトリマーで行いますが、なければ際カンナで削っても結構です。



これに対応するドアフレーム側に、はめ板を入れるので10mm幅、深さ10mmの溝をルーターで掘って行きます。



これらを組み上げて見ると、こんな状態になります。






次に上部にある窓を作ります。材料は窓枠は25mm角の杉集成材、窓の部分はポリカーボネートを二重化して使いました。





この次は、面付け本締錠のドアフレームへの取り付け加工です。












次はドア枠の製作です。材料は厚さ25mm、幅80mmの杉集成材を使いました。





更に、一旦分解した部品を塗装する工程です。



再度組み上げて…




最後に上部の窓を取り付けます。この際に、裏側に窓の戸当たりの板を取り付けています。




以上で完成です。

製作過程の大体の感じを掴んで頂けたら幸いです。





関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s

カテゴリー分類

2018-07-27 16:25:46 | 仕事と生活
ある読者の方のご要請もあり、過去の記事を以下の5分類にカテゴリーに整理致しました。

①キャンピングトレーラー自作
②旅行・キャンプ他
③グルメ
④車・木工DIY他
⑤仕事と生活

整理すると新たに見えてくるものもあります。



2016年3月30日に初めて投稿してから今日まで849日が経過していますが、その間に683件の記事を投稿しており、その中のキャンピングトレーラー自作に関する記事は377件で全体の55%に当たりますが、グログを始めたきっかけがキャンピングトレーラーの自作であったにも拘らず意外に少ないように感じています。

また、キャンピングトレーラーの製作作業もほぼ一段落しており、今後は他のテーマでの投稿が多くなっていくものと思っていますので、今回のカテゴリー別の整理は良い機会となりました。





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     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s

今日の一品 モーツァツァ その2

2018-07-26 21:48:29 | グルメ、おうちごはん
台風の影響で北方の冷たい空気が引き込まれているようで、今日は連日の猛暑の谷間となり比較的涼しい一日となりました。



大変過ごし易い一日だったのですが、晩夏に出る夏バテのような状況で少し疲れが出てしまい食欲もイマイチでした。…と言うことで、家内に例のモーツァツァを作ってもらうことにした次第です。

前回大凡の作り方は書いておきましたが、正直な話、筆者はこれまで作りかたを真剣に見てこなかったので…本日は記録を取っておくことにしました。

材料ですが大きなじゃがいも3個、じゃがいも澱粉 オタマ一杯、燕麦粉 オタマ 二杯です。

最初にじゃがいもの皮を剥き、摩り下ろして行きます。



この摩り下ろしたものをザルを使って繊維質およびグルテンの部分と水分に分離します。




この水分の部分は暫くすると澱粉が沈澱するのですが、次にそれと繊維質とグルテンを混ぜ合わせます。



そして、材料のところで挙げておいたじゃがいも澱粉と…燕麦粉を加えて…



…捏ね上げて行きます。



補足すると、先述したじゃがいも澱粉の沈澱したものを取り出す時に、適宜水分も残しておかないと、捏ね上げた粉が固くなってしまうので注意して下さい。
固さの目安は、蒸し器に擦りつけた時に形が留まるくらい、つまりお好み焼きやパンケーキと比べると水の量はかなり控え目ですが、パンを仕込む時よりは柔らか目で、その中間ぐらいです。

実際には…



こんな感じです。

これを15分(強火10分+弱火5分)ほど蒸し上げると出来上がりです。




今日のスープは前回同様唐辛子と花山椒を効かせた醤油ベースの暖かいスープで頂きました。



今晩は薬味に生ニンニクのスライスを散らせてあるので弱った胃も刺激を受けて食欲が戻り体調が回復しました。






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病院

2018-07-24 13:09:12 | 仕事と生活
今日は昼から家内がMRI検査を受けるため病院に付き添いで来ています。



家内は検査のため食事を抜いてきていますが、筆者も付き合って食事をとっていないので正直お腹が空いており、検査後に外食する予定でいます。

他方、毎回病院に来て思うのですが、医師も看護師、医療技術士の方も皆超多忙で昼の食事もままならない状況です。医は仁術とは言いますが、日本の医療現場の多くはこうした医療関係者の多くの犠牲によって成り立っているのが事実です。

多くの良心的で献身的な医療関係者の努力により日本の医療水準は世界的に見ても高水準を維持しています。また、この高水準の医療サービスを実現することは国民全体の要求でもありますが、現在の医療現場は非常に過酷な労働環境であり、多くの医療関係者は疲労の度を深めているように見えます。

擁護する訳ではありませんが、これでは医療過誤を生じさせたり、先日大きなニュースにもなった看護師による点滴への毒物投入などの事件を誘発する下地にもなっているのではと危惧します。






関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s