1972年、5月にテルデアビブで起きた、歴史的な空港乱射事件は、日本赤軍がかかわっていました
これを機に、組織は無差別テロ集団とのレッテルを貼られたわけですが、その時点では日本赤軍は存在しなかった、という見解もあるようです
その日本赤軍を指揮してしたのが、重信房子元リーダでした
その後、彼女は2000年に日本で逮捕され、組織も解放されたようです
http://kurasikiar.exblog.jp/23064581/
また、
今年の夏、故人、若松監督の遺作となった「革命の子供たち」というドキュメンタリ映画が公開されました
http://www.u-picc.com/kakumeinokodomo/intro.html
この活動に因み、無国籍となった家族の事情などが巧みに描かれている
ようなので、是非、みて理解したいとおもいます
しかし、あの時、学生運動がなければ、他のやり方を考えれば、その後の運命も変わっていた、という見方は重いですが、人生は二股は歩けず、結局は無情にも、選択と行動でほとんど全て決まってしまう、というのが事実だとおもいます
また、最も大きな打算としてあったのは、アラブという地域性でなかったのか
つまり、普遍の革命の追求が、アラブという地域の革命に巻き込まれた可能性があります
これは最近の日本企業の海外進出にもよくありえますが、現地の情報が足りず、日本で考え、想定していたことと実際かなり違う、ということ
とくに、イスラム教は、我々日本人にはわかりにくい宗教です
重信元リーダらがイメージしていたものが地域性や宗教性に阻まれ、かつ、テロ集団というレッテルで地下活動、という形で追い込まれていき、ますます、行動選択が狭まってきた様子が想像できます
是非、本人が生きているうちに、自らの口で、語ってもらいたい気がします