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無料は善であり利益を生む、という発想

2014-02-23 22:05:53 | 日記
映画『ウォール街』の悪役、ゴードン・ゲッコーの言葉を借りるならば、無料は善であり、利益をもたらす、とあります

実際、無料ビジネスで名を制したグーグルの時価総額は約1000億ドルにも達し、途方もない額なのは事実です

2008年以降、リーマンショックを境に世界の名だたる著名な企業は苦しみに喘いでいたにもかかわらず、グーグルはその混乱を尻目に、安定を保ち、予想を上回る数字を記録してきました

特に、興味深いのは、顧客の99%が約1セントも払わないにも関わらず、180億ドルのフリー・キャッシュフローを生み出したわけです

余りある広告ビジネス企業の中で、グーグルが勝ち組になった原因は、広告を出す顧客に対し、より明白な価値が提供をできているからだ、という見方があります

つまり、膨大な数の人びと一人一人の選好が可能となる、検索エンジンをグーグルは構築してきたわけです

それと、インターネットの普及が背後にあります
12年前には、インターネット利用者は、たった数百万人だったにもかかわらず、今では16億人に近い人びとが日常的に利用しています

ここで、何よりも大切なことは、インターネットが新しいマス・オーディエンスを集めたことではなく、潜在的にあった何億人もの異なるオーディエンスを集めたことなのです

このような卓越したビジネスモデルの創造は、20年前には存在しえなかったわけですが、新しい夜明けの到来と共に、その行先を見抜いていた数名の人達により現在が作られたことは、誠に感慨深いものがありますね
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