最近、新刊の「Think Simple」という本を読みました.
著者は、ケン・シーガルさんという広告クリエーティブディレクターですが、
アップルの創業者であったジョブスが去ったときも、また経営危機のため
彼が戻った後でも、共にi-Macやi-Phoneを世の中に広めた功労者の一人です.
本の中では、随所に「シンプル」という言葉がでてきますが、要は、
人は宗教、文化、政治的信条に関係なく、シンプルを好むもの、
実際、そうしたシンプルな製品こそが、人間中心の考えで設計、開発された.
だからこそ、「人気のあるブランド」や「愛されるブランド」として、
アップルが世の中に受け入れられている、そして、このシンプルに徹した
経営目標をジョブスが貫いたからこそ、今日の姿があるのだ、といった
ことが淡々と書かれていて、興味深い内容となっています.
また、末尾にジョブスの言葉があるのですが:
シンプルであることは、複雑であることよりむずかしい.
物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明確にしなければ
ならないからだ.
だが、それだけの価値はある.
なぜならば、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ.
まさに、私自身のめざしたい姿でもあります.
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