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タイガーのFun-Loving Way of Life

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尊敬する山田洋次監督の「母べえ」を鑑賞しました。

2008年03月11日 | 映画
今日は、有楽町マリオンで「母べえ」を鑑賞しました。
山田洋次監督は、フーテンの寅さんの映画、最近の時代劇3部作(藤沢周平
原作)、そして「幸福の黄色いハンカチ」や「家族」の名作など日本人の心を
描かせたら天才だと敬愛する監督です。
 「母べえ」は日本が馬鹿げた戦争に突入した昭和15-16年の時代を懸命に
生きた母、二人の娘、を中心にそれを取り巻く父、親戚、友人たち庶民を世界
を描いた素晴らしい作品でした。狭い家、ちゃぶ台での粗末な食事を囲んだ
家族団らんの世界(貧しくとも愛のある暮らし)など人間の幸せとは何かを
考えさせてくれます。吉永小百合さんの好演が光ります。

監獄に収監されている父を偲んで、母と娘が歌を歌います。素敵なシーンです。

家族の心の結びつきは、こういう世界から生まれるのではないでしょうか。
武士の一分の妻役を演じた檀れいさんが、父の妹役を演じています。
最初、登場したときに余りの美人さにはっとしました。
娘の長女は志田未来さんが演じていますが、多感な少女を素敵に演じています。
上手いなぁ 

檀れいさんは宝塚のスターだったのですね。
武士の一分も素敵でした。

檀れいさん演じる妹は広島で被爆して亡くなったことが、後半、ナレーションで
紹介されます。私なら、檀れいさんの被爆した姿を描いて訴えると思いますが
山田さんは淡々としていました。
 山田監督の人間を見る眼の確かさと優しさが溢れる「母べえ」でした。
若い方にも、こういう時代を祖父母の方は生き抜いてきたことを知ることが
できる素晴らしい映画です。

  <<Tiger Fun Cinema>>


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