土木の日のイベントで湊川隧道ウォーク当選。6名で歩いてきました。
湊川隧道の断面形状は馬蹄形になっており、側壁と天井のアーチが煉瓦造り、地山とトンネルの間には栗石が裏込め材として充填され、底の部分(インバート部)は、流れる水や土砂が川床を洗い流したり削ってしまったりすることを防ぐために、3、4段に積まれたレンガの上に花崗岩の切り石が並べられるなど、河川トンネルとしての機能が損なわれることのないよう、構造や材料にさまざまな工夫が施され、効果的な洗掘摩耗対策がとられています。湊川隧道の坑口は、呑口(上流側)が古典様式、吐口(下流側)はゴシック様式と、異なった二種類のデザイン様式を採用しており、大変凝った造りとなっています。
トンネル建設の記念碑とも言える扁額(坑口の上部に懸ける長方形の額)は、当時の陸軍大将、小松宮彰仁元帥の揮毫によるもので、吐口部に「天長地久」、呑口部に「湊川」と記され、トンネルの効用を願うとともに、大変な難工事を克服した 喜びが表されています。「天長地久」の言葉は中国の古典である「老子」の中に見られ、大地の悠久の営みに対する畏怖の念が込められています。
1901年に完成した湊川隧道は、新湊川トンネルの建設により、2000年12月、約100年に渡る河川トンネルとしての役目を終えました。新湊川トンネルの坑門には、再び湊川隧道の扁額が掲げられています。坑門の復旧にあたっては、呑口坑門は昭和初期の増築時のイメージを、吐口坑門は明治期の完成当時のイメージをデザインし、先人の遺業を後世に伝えています。
ネットで下調べして、楽しみました。アーチ形のレンガに感動します。
長田で地上に上がり長田神社に寄りました。
ランチはお好み焼き。コーヒータイムをしてお疲れ様です。