路招揺(ろしょうよう) 役…バイ・ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー・カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ・イエン
姜武(きょうぶ) 役…ダイ・シュー
琴千弦(きんせんげん) 役…リー・ズーフォン
「目障りな恩人」
虛宗門。洛明軒に薬を運んだ李涯子。江河に様子を聞かれ、洛明軒から禁術は門主の年齢に関係があるのか尋ねられたことを話す。詳しく話したと言われ、李涯子を見る江河。李涯子は慌てて、怒らないでください、宿命を克服する力になりたいと仰せでした、と言う。江河はいずれは知られることだと、李涯子を下がらせる。
暗羅衛と町を歩いていた招揺は、順安町で狼藉を働かないよう姜武の配下を見張って、と命じる。
招揺が1人になると、小毅や小恩と歩いていた姜武と出くわす。踵を返す招揺だったが、追いかけてくる姜武。招揺は、あなたの力なら私も厲塵瀾も倒せたはず、天下の頂点の座を私のために捨てたのね、と言う。俺の言葉を忘れたのか?俺はお前を愛している、心臓も惜しくない、と姜武は話す。肩に手を置く姜武を払う招揺。姜武が傷を痛がり、招揺は治りを早める九天丹を渡す。
万路門に主殿は3つしかなかった。姜武は無悪殿で寝ることにする。
姜武の夢の中に琴千弦が出てくる。変わったな、やっと“慈しむ”心を知ったか、と言う琴千弦。何を知ろうとお前には関係ないと姜武は琴千弦を攻撃しようとする。しかし琴千弦は消えてしまう。
翌日。無悪殿に皆が集まるが、姜武は寝ていた。起こしても、もう少し寝かせろ、と横になってしまう姜武。仕方なく姜武はそのままにし、厲塵瀾は議題があるか門徒たちに聞く。暗羅衛の1人が、動乱と姜門主との争いで麓の田畑が荒れたため今年の税収は減少します、しかし万路門内の修繕費は昨年を大幅に上回る見込みで…、と話す。姜武は目をつぶったまま、銭がなきゃ強奪しろ、と言う。町には富豪がたくさんいる、と。冗談でしょ、とあきれた招揺は、修繕を急がず使える部屋に移るよう暗羅衛に告げる。
朝儀の後始末をしていた厲塵瀾は、税収減少の対策として備蓄の兵糧と調度品を売ることにする。
夜更け。清波殿に招揺が来る。栖止地に行きましょ、あそこなら姜武も来ないわ、と言う招揺。厲塵瀾は微笑む。
無悪殿の寝台に横になっていた姜武は、体を起こし出て行く。
栖止地。空空舗へ行った厲塵瀾と招揺。店主は空空丸の副作用を薬で抑えていた。子游は喜び、店主のように薬で抑えると厄介だ、栖止地の物は長く服用を続けるとやめられなくなる、一定の量を越すとこの地を離れるのはひどく困難になる、お姉さんもここを離れる際は浄池に入って命の危険を冒したんだよ、と厲塵瀾に話す。命の危険?と驚く厲塵瀾。
禁足地。招揺と厲塵瀾が木のうろに入った所を見た姜武は、自分も入ろうとするが弾かれてしまう。剣を取り出し、木を切ろうとする姜武。
栖止地を歩きながら万路門を開いたのは私だけど育ててくれたのはあなただと厲塵瀾に礼を言う招揺。姜武のことも我慢してくれている、と。厲塵瀾は、君の命の恩人だ、気に食わない奴だが感謝している、耐えているのは俺だけじゃないだろ?、と言う。
招揺と厲塵瀾が木までくると、うろから姜武が木を切ろうとしているのが見える。すぐに中へ入る2人。
木から出て来た招揺に姜武は驚く。何をしてるの、と怒る招揺に、木を切っている、2人で出かけたな?、俺だって門主だぞ、2人だけ行ける場所とは不公平だ、と言う姜武。厲塵瀾が、どうしたい?、と聞く。姜武が木を倒すと答え、絶対に許可しない、と言う招揺。姜武が二度とここに来ぬなら木は倒さずにおくと言う。今後は必要に迫られぬ限りここには来ぬ、と言う厲塵瀾。譲歩するのはこれが最後だと。
厲塵瀾は1人で栖止地の空空舗へ行き、改良版・空空丸を10個買う。
汁物を阿大に運ばせる厲塵瀾。姜武が呼び止めると阿大は、路門主手製の汁物です、と答える。話を信じ、汁物を飲み干してしまう姜武。その汁物には空空丸が入っていた。しかし姜武は腹を下しただけだだった。厲塵瀾は阿大に残りの空空丸を、全部飲ませろ、と命じる。
食費節約のせいでずっと空腹だった路十七は、招揺と琴芷嫣の前で料理を食べまくる。姜武に万路門を乗っ取られないか心配する琴芷嫣。招揺は、無理よ、姜武は騒いでいるだけで実権は墨青が握っているわ、万路門をここまでにした実績があるもの、と話す。そんな中、路招揺、出てこい、という声がする。怒りながら席を立つ招揺。
路十七は招揺が呼び捨てにされ、このままのさばらせる気か?、と琴芷嫣に言う。琴芷嫣は2人の門主が考えていると答える。2人は待っているのよ、姜武がこんな生活に長く耐えられる?、今に出て行くわ、見てなさい、と。ねえ姪っ子、何でも知ってるような口ぶりだね、と言う路十七。笑った琴芷嫣だが、なぜ姪っ子?、やはり変よ、と返す。
お腹を押さえた姜武が厲塵瀾に作った汁物に何を入れたか招揺に聞く。何のこと?と招揺が言い、姜武は厲塵瀾の仕業だったと分かる。奴のどこがいいんだ、優しさなら俺でもいいだろ?、という姜武。招揺は、駄目よ、出会った時点で負けているわ、と言う。
小毅が寝台で横になっていた姜武に、門徒からの報告は無悪殿を通さず、直接、厲塵瀾に届いていると話す。衣食住の話だけしか耳に入ってこなかった姜武は、もっと重要な話題があるはずだと考える。万路門での足場を固めるため、六合天一剣を取り戻そうと思う姜武。姜武は林子豫を捜すよう告げる。
清波殿にいた厲塵瀾に、小毅が塵稷山を下りたと報告があった、林子豫を捜すつもりだ、小毅は今、江州にいる、と伝える司馬容。林子豫が江州にいると知り、厲塵瀾は報告書に目を通しておいてくれと頼んで出て行く。
厲塵瀾は姜武の後をつける。そんな2人を見た招揺が、はっとして追いかける。
江州。今後、どうするか林子豫に聞く小艾。姜武が加わった万路門は強大だった。林子豫は、遅天明は気にくわないけど六合天一剣を持っていれば私たちは必要とされると話す。そこに姜武が。小艾を逃す林子豫。
姜武は林子豫から六合天一剣を奪おうとする。林子豫は六合天一剣を手に持ち、そんな姜武と戦う。さらに厲塵瀾も現れる。
林子豫から六合天一剣を奪い返そうとする厲塵瀾。それを姜武が邪魔をし、林子豫が逃げてしまう。駆けて来た招揺は林子豫が逃げたと聞き、追ってよ、と叫ぶ。
林子豫に追いついた厲塵瀾と招揺。招揺が剣を返すように言う。
厲塵瀾が林子豫と戦うが、自分から剣を招揺に渡したい姜武が林子豫に加勢してしまう。それにより六合天一剣に刺されてしまう厲塵瀾。林子豫は2人がもめている間に去って行く。
姜武が、厲塵瀾を殺して門主になると言った時うれしそうだった、と招揺に言う。今は違う、と招揺は言い返す。今も同じだ、と言う姜武。厲塵瀾と姜武が剣を交えようとし、やめて、と招揺が姜武を突き飛ばす。
意識のない厲塵瀾は顧晗光の手当てを受ける。そばで招揺と姜武が言い争い、2人を部屋の外に出す顧晗光。
手当てが終わり顧晗光が部屋から出てくる。気が付いたと聞き、招揺は急いで厲塵瀾の元へ駆けて行く。俺の手当ても頼む、と言って、姜武も部屋の中へ。
厲塵瀾が姜武を見ると万鈞剣が揺れる。しかし招揺がそばに来て心配すると動きが止まる。大事ない、と招揺に言う厲塵瀾。
顧晗光が、“大事ない”だと?、私がいる限りお前に発言権はない、今、お前の体の中では2つの力がせめぎ合っている、苦労して片方を抑えたのだ、感情を制御しろ、二度手間はご免だ、と言う。墨青は大丈夫なの?と聞く招揺。顧晗光は、ひとまず心配ない、と返す。
姜武の脈を診た顧晗光は薬を渡し、お前たちの外傷は治すがそれ以外は自分で何とかしろ、と言う。どういう意味よ、治せないの?、と言う招揺。顧晗光は、当然、無理だ、傷は治せても心魔は治せぬ、と答える。
ーつづくー
空空丸を姜武に飲ませるのはいい考えだと思ったのになぁ。
ただお腹を壊しただけなんてヾ(・ω・`;)ノ
しかも10個も飲ませたのにぃぃぃぃ。
またまた路十七が意味深ー。
琴芷嫣が姪っ子と呼ばれるのが変だと言ったら、路十七が照れていたような?
姜武( ̄▼ ̄|||)
林子豫に加勢するなんて、一体、どうしたいの!?
ましてや厲塵瀾を殺したら招揺に恨まれるだけなのに(;´д`)ノ
結局、林子豫にも逃げられちゃったじゃない!!
厲塵瀾は本当に傷が絶えないよね(;д;)
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