中国ドラマ「宮廷の諍い女」 第50話

外に出た温実初に静かに近付く甄嬛。「男女の情に失望したのでは?宮中にも未練はないはず」と怒ったように言う温実初に「確かに以前の私はそうだった」と甄嬛は返す。そして果郡王と愛し合っていると甄嬛は言う。

「でも、なぜ彼なのです」と果郡王が言うと、愛にも人生にも失望していた自分に、允礼が生きる希望を与えてくれたと甄嬛は言う。決意した以上、覚悟はできてる、どんなにつらくてもこれが望む道だと。そして温実初には感謝しているが、過ちだったとしても愛を貫けられたら後悔しないと言う甄嬛。

甄嬛は温実初に「あなたの望みは私と結ばれること?それとも私の幸せ?」と問う。温実初はつらそうに「昔から、あなたと結ばれたいと願ってきました。でもあなたに特別な感情がない以上、私では幸せにできない。ならば、あなたの幸せを望みます」と答える。甄嬛を得た果郡王が心底羨ましいと言う温実初。「あなたも運命の人に巡り逢える」と甄嬛は言う。

温実初が帰って行き、そっと見守っていた果郡王は甄嬛の肩を抱き寄せ「彼は君が好きなのだな」と言う。


温実初が沈眉荘を診に来る。温実初のやつれた姿に沈眉荘は驚く。「まさか嬛に何かあった?」と聞く沈眉荘に温実初は「彼女には、もう、私めは不要です」と答える。そして必要とするものは手に入らないと言う温実初。「だったら悲しんでどうするの」と言う沈眉荘。大の男がうじうじしないで、好きならば、その気持ちを守ればいいだけだし、嫌いになれば忘れたらいい「惨めな自分をさらけだす必要がある?」と。

「手厳しいですね」と温実初が言うと、目を伏せた沈眉荘は「そうじゃないわ。あなたを諭すことで自分を諭しているのよ」と言う。


川辺で寄り添う果郡王と甄嬛。甄嬛が「眉荘さん、元気かしら」と言うと、果郡王は「彼女は嬪に昇格したよ。朧月意外とは往来がないようだが」と話す。甄嬛は果郡王にもたれながら、朧月も皇子ほどは注目されないが、無事でいてほしいと言う。陛下も皇太后も寵愛し、可愛い子だから、この先も安泰だと言う果郡王。だから君は自分を大切にしないと駄目だと。甄嬛は果郡王や周りの人たちのために自分を大切にすると言う。

果郡王が取り出した袋を「こんな物をずっと持っていたの?」と甄嬛が手に取る。「昔の物でも、これがあるおかげで私の心は平静でいられた」と言う果郡王。甄嬛は袋の中から甄嬛の切り絵を取り出す。「生涯で私に残るのは、この切り絵だけだと思う時さえあったよ」と果郡王が言うと「私も自分の心が怖かった。あなたに惹かれそうで」と甄嬛は言う。甄嬛を抱き寄せ「今もまだ怖いのか?」と聞く果郡王に「あなたがいれば何も怖くない」と甄嬛は答える。


啓事房が夜伽の札を雍正帝に持って来る。政務をこなしながら「延禧宮だ」と言う雍正帝。最近、安陵容のところへばかり行っているため、蘇培盛は「他の小主にされては?」と言う。「意見するのか?」と雍正帝は言い、急いで蘇培盛はひざまずく。


雍正帝は「今朝、朧月が拝謁に来たのだが、今日は何の日か聞いておった」と安陵容に話す。「4月17日ですよ」と言う安陵容。誰かの誕生日だったと思うが雍正帝は思い出せない。

沈眉荘は朧月を自分の宮へ呼ぶ。「今日はどうしたの。急に朧月を連れてこいだなんて」と言う敬妃。「今日は嬛の誕生日なのです」と沈眉荘は返す。甄嬛の話しは禁句だったが、甄嬛が生母であることは事実、どうしても朧月に祝ってほしかったと沈眉荘は言う。


安陵容と寝ていた雍正帝が高熱を出す。蘇培盛が侍医を呼びに行っている間に、誰にも気づかれないよう、香を捨てて来るように侍女の宝鵑に言う安陵容。香の中身が知られたら、こなたもお前も終わりだと。


雍正帝が病になったと知り、女狐のような者に看病させる必要はない、と皇太后は皇后と斉妃、敬妃、恵嬪だけに看病をさせる。

雍正帝がここ数日、あまり機嫌がよくなかったと皇太后に話す蘇培盛。昨日は廃された莞嬪の誕生日だと芳若が言い、延禧宮で起きたことだが、安陵容には関係ないと皇太后は思う。そして「忘れたと思いきや未練があったとは」と言う皇太后。


雍正帝が倒れ、果郡王も看病のため皇宮へ行くことになり、しばらく戻れなくなる。そのため果郡王は阿晋に言付けを頼んでいた。毎日来るので、歌のやり取りをなさってくださいと言う阿晋。すぐに甄嬛は書き、阿晋に託す。


皇太后は雍正帝の元へ。高熱が続き、雍正帝が意識を取り戻すにはもう少し時間がかかりそうだった。2刻ごとに報告をするように言い、皇太后は帰ろうとする。その時、うわ言で「嬛嬛」と言う雍正帝。果郡王は「純元皇后を呼んだかと」と言うが、この数年、忘れられないのは純元皇后だけだと思う?と皇太后は返す。


雍正帝を心配する皇后。その皇后の機嫌をとる安陵容が気に入らない祺嬪。皇后と会った帰り「あなたのような家柄の者は仕えられるだけで幸運というものだわ。それとも私と争うつもり?」と祺嬪は安陵容に言う。


手を握りながら皇后が付き添っていると、雍正帝が目を覚ます。喜ぶ皇后。
その頃、看病中の皇后の目を盗み、斉妃は息子・第三皇子(弘時)に会いに行く。2か月ぶりに会え、喜び合う2人。

第三皇子は嘆願しても勉強が先だと言われ皇后が母に会わせてくれないと言い、斉妃も勉強の妨げになると皇后が会わせてくれないと話す。1着の衣装や菓子でさえ届けさせてくれないと。泣きながら斉妃が皇位を継ぐことを待ちわびていると言うと、第三皇子も皇位に就けば必ず母を皇太后に封じると言う。そんな2人の会話を皇后の侍女・剪秋が聞いていた。


剪秋は斉妃と第三皇子の会話を皇后に報告。妄想を抱き、斉妃が恩を忘れていると思った皇后は「恩に報いるのは当然のこと。そんな道理すら分からない母親がいては、こなたが心を尽くしても第三皇子の前途が心配ね」と言う、


果郡王は葉瀾依から声をかけられる。最近、円明園に来ませんね、と葉瀾依から言われ「暇が出来たら会いに行く」と答える果郡王。葉瀾依は嬉しそうに「約束ですよ」と言う。


病み上がりの雍正帝は政務に疲れ散歩に行くことに。一番周到に看病していた恵嬪の元はどうかと蘇培盛は言うが「恵嬪を見ると疲れるのだ」と返す雍正帝。そして「安嬪は歌には癒されるが詩書はあまり解せぬ。祺嬪は可憐で気が利くが、何かが足りない。2人のよさを持つのが莞嬪か」と言う。
雍正帝は誰かの宮へ行くのではなく、円明園まで足を伸ばすことにする。


甄嬛は果郡王と伝書鳩でやり取りをしていた。
果郡王あてに歌を書いていると、果郡王がそっと入ってきて甄嬛の肩に両手を置き「切ない内容だな」と言う。嬉しくて椅子から立つ甄嬛。「37日も会えなかったから不安だったの」と甄嬛が言うと「それでも悲しんじゃいけない」と果郡王は言い、甄嬛を抱き寄せる。


散歩の途中で「後宮の女というのは、時がたつと味気なくなる」と言い出す雍正帝。どの女子も同じで、まったく新鮮味がないと。そんな話をしていると、馬の鳴き声が聞こえて来る。ここは?と雍正帝が聞いた場所は百駿園という良馬をしつける場所だった。「見てこよう」と雍正帝は言う。

百駿園の中では葉瀾依が華麗に馬を訓練していた。そんな葉瀾依をじっと見つめる雍正帝。蘇培盛は雍正帝の視線に気き「運のよい女子だ」と言う。


山道を果郡王と歩きながら「皇宮で何かあったの?戻ってきてから浮かない顔をしてる」と甄嬛は聞く。果郡王は陛下がうわ言で甄嬛の名前を呼んだことを話し「私は怖い。もしかして私はいつか君を失うかも」と言う。甄嬛は雍正帝が心から恋しいのは純元皇后で、自分の名を呼んだのは、いく分似ているからだと話す。「手に負えぬ身代わりをついでに思い出しただけ」と。そして不安がる果郡王に「大丈夫。何も起こらないわ」と甄嬛は言う。2人が抱き合っていると、浣碧が「お食事ですよ」と呼びに来る。

3人で戻る途中、助けを求める男の声が。声のするほうへ行った果郡王は、毒蛇にかまれた男が倒れていることに気づく。かまれた手に薬を塗ろうとしていた甄嬛は、手にたこがあることが分かり、果郡王に目配せを。傷口に薬を塗り、同じ薬を男に飲ませると、しばらくして男は意識を取り戻す。

「体の頑丈なジュンガル部の者で命拾いしたな」と男に言う果郡王。驚いた男は「なぜジュンガル部だと?」と聞く。果郡王は毒が回っている時に、無意識に母国語を話していたことや甄嬛が薬を塗る時に手にたこが出来ているのを目配せで教えてくれたと話す。乗馬や弓術を得意とする騎馬民族ゆえだろうと。甄嬛を見た男は「聡明な女だ」と言う。


ーつづくー


温実初がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(；△；)
切ない。
何て切ないの"(ノ_・、)"
甄嬛の言葉がつらかったです…。
浣碧や沈眉荘も切ないけど、ずっと甄嬛を好きだった温実初が傷つくのが一番つらい。

やっぱりやっぱりやっぱり安陵容の香は怪しかったですね!!
でも、雍正帝が不機嫌になったり熱が出たりってどんな香なの!?
その香を使うことに、どんな意味があるんだろう?

本当に雍正帝は甄嬛の名を呼んだのかなぁ?
甄嬛の誕生日も忘れてしまっているのに!?
もし、甄嬛を本当に恋しく思っているんだとしても、追い出しといて今さら何言ってるの?って感じなのですが…(￣ω￣;)

ジュンガル部の男の人、助けたってことは何かありそうですね。



timeさんへ
こんなところにごめんなさい。
他にどこに書けば気づいてもらえるか分からなくて(;´д｀)ノ
「マイランキング5」のコメントにtimeさんあてにメッセージを書いたの。
お返事がもらえると嬉しいです(*´ー｀*)



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