シンデレラのお姉さん(1話)

【出演者】

ソン・ウンジョ役…ムン・グニョン
ホン・ギフン役…チョン・ジョンミョン
ク・ヒョソン役…ソウ
ハン・ジョンウ役…テギョン(2PM)
ソン・ガンスク役…イ・ミスク
ク・デソン役…キム・ガプス





◆あらすじ◆

ウンジョの母ガンスクは、お酒を飲んで乱暴した内縁関係のチャンとケンカ。酒が抜けたチャンはガンスクに謝るけど、許してもらえない。
その間にもくもくと食事の仕度をし、食べ始めるウンジョ。隣にいたジョンウは、"姉ちゃん"と慕っているウンジョが「あの様子じゃ、しばらくまともに食事できなくなる。これは最後の晩餐なの」と言うのを聞いて、ウンジョがここを出て行くと思う。そして、そうなればご飯を作る人がいなくなるため、自分にとっても最後の晩餐だと、慌てて一緒に食べ始める。

ご飯を食べながらジョンウは「俺の話をよーく聞いてくれ。姉ちゃんがたとえどこで何をしていようと、この俺が必ず捜し出して姉ちゃんの面倒を見てやる。信じて待ってろ」と言う。その時、ガンスクがウンジョを呼ぶ声が。慌てて行くと、チャンがバッドでガンスクを殴ろうとしていた。ウンジョがチャンを突き飛ばし、ジョンウが手から離れたバッドを持って外へ。そして天高く放ってしまったバッドには"ウンジョは永遠にジョンウの女だ"と書かれていた。

荷物を持ったウンジョは、ガンスクの手を引き家を飛び出す。引き止めようとするチャンに後ろ髪を引かれるガンスク。しかし「ダメよ」と言ってウンジョは止まらない。ジョンウも「姉ちゃん気にしないで行け」と叫ぶ。そして、太めのジョンウはその体を利用し、追いかけるチャンを捕まえて放さない。

このまま行きたいウンジョに戻りたいガンスク、2人は、タクシーの運転手が「降りてくれ」というほどの言い合いを始める。でも、ウンジョはガンスクが家に戻りたい本当の理由を知っていた。男にではなく、ダイヤの指輪に未練があったから。
ウンジョがダイヤの指輪を差し出すと、コロリと態度を変えたガンスクが、駅へ急げと運転手に言い出す。

ダイヤの指輪を持っていかれたと気づいたチャンは、チンピラのテボンに頼んで2人を連れ戻しに行かせる。それをジョンウがウンジョの携帯へ知らせてくれた。
次の駅に先回りしたチンピラたちが、電車に乗り込んで来る。それに気づいたウンジョは横で寝ているガンスクを起こすけど、ガンスクは起きない。ウンジョは思ってしまった。男にすがっては痛い目に合ってるガンスクのせいで自分もつらい目に合ってきた。ここで母を捨てよう…と。

電車を1人で降りようとしたウンジョ。でも、あと一歩がどうしても踏み出せない。
電車が走りだしウンジョはガンスクの所へ戻ると、ガンスクを起こして2人で逃げ出す。それをチンピラたちに見つかり追われて2人は別々のトイレに入る。

ウンジョの入ったトイレには、ウンジョと変わらない年くらいのヒョソンが入っていた。驚いたヒョソンは悲鳴を上げる。そんなヒョソンの口を、ウンジョは押さえる。

結局、2人はチンピラに捕まって、家に連れ戻されてしまったみたい。でも、指輪はヒョソンに預けてました。

ヒョソンはウンジョから預かった指輪をなくして困っていた。その指輪を今日学校まで女の子が取りに来るとギフンに話す。そんなヒョソンに、ヒョソンがなくして見つからなかった物はない、と今度も大丈夫だと言うギフン。
学校まで送ってもらったヒョソンは「ギフンさんは私のものよ。だから結婚なんてしないで」と言う。

学校に現れたのは、ウンジョではなくガンスクだった。

2人で出かけるとまた逃げ出したと思われるため、ウンジョはチャンの家に置き去りにされたらしい。

ヒョソンの家の酒造所にガンスクが一緒に来ると、ヒョソンの父デソンが「こんなひどい酒は売れない」と従業員たちを正座させ瓶を割りながら激怒していた。それを帰ってきたヒョソンが止める。ここに正座しているおじさんの半分は友達のお父さんだと。
泣き出したヒョソンと、その甘えた声にデソンは折れる。それを見ていたガンスクは、ヒョソンの母親が亡くなっていることを耳にする。

「すぐそこです」と連れてこられたヒョソンの家があまりにも大きくてガンスクは驚く。
ヒョソンが指輪を捜しに行っている間、待っていたガンスクは投げられたゴミをかぶってしまい、ヒョソンの亡くなった母親の服を借りることに。

その服を着たガンスクを見たヒョソンは、亡くなった自分の母親とガンスクを重ねてしまう。泣いてしまったヒョソンを慰めるように、ガンスクが頭をなで抱きしめると、もっとなでて欲しいとガンスクにヒョソンは言い出す。

指輪は旅行カバンに入れたことをヒョソンは思いだす。それを友達に貸してしまっていた。

ガンスクはデソンに会いに部屋まで行く。電話が終わり、デソンが振り向くと、そこには妻の服を着た清楚なガンスクの姿が。すっかり見とれてしまったデソンは、どこにも行くあてがないので、友達に貸したというカバンが帰ってくるまで働かせてほしいと言うガンスクの頼みを聞くことに。

もともとガンスクが着ていた服で会ったら、また違ったんだろうな…。服が変わったら綺麗で弱々しい女性になったもん。それに、演技も上手!

家に帰ってくると、まっすぐにガンスクの元にかけてくるヒョソン。本当の母親のようにガンスクに甘える。それを前妻の弟へジンは快く思わない。

ヒョソンにお弁当を作ると約束したガンスクは、店を教えてほしいとデソンに言う。
デソンはガンスクを自転車の後ろに乗せ、店まで行くことにする。途中、何度もガンスクはわざと自転車を蹴り、その度に揺れてしまうのを利用してデソンにしがみつく。

もう、この時のガンスクとデソンがおかしくておかしくて。笑いっぱなしでした。古典的だけど。(苦笑)

ガンスクを家にいさせたいヒョソンは、指輪を返さず隠し持っていた。それをへジンがガンスクに返してしまう。ガンスクが家を出ていってしまい、大泣きするヒョソン。それを見ていられないギフンが、最近のヒョソンは幸せそうだったのに、今のヒョソンは母親をなくした7歳に戻ったと、デソンにバス停まで迎えに行くように言う。

自転車でバス停まで行ったデソンは、バスに乗ろうとするガンスクを引き留める。可愛がっていた娘をよく置いて行けると。娘が泣いていると言われ、ガンスクは私の娘も泣いているはずだと言う。すると、デソンはここに呼べばいいと…。そうするのは、単にヒョソンのためですか?と聞くガンスクをデソンは抱きしめてしまう。

家を素直に出たのも、追いかけてくるのを見越したガンスクの手だったのよね。

チャンもジョンウも、ウンジョはガンスクに捨てられたと言う。お母さんが自分を捨てて逃げたと思ったウンジョは、心の中で「ばんざい」と思う。
荷物をまとめ、お母さんがいなければ幸せになれると喜んで家を出たウンジョ。でも、家を出たとたん、デソンの使いで迎えに来たというへジンと、笑顔のギフンが。

車に乗せられたウンジョは、トイレに行く、と言い出す。しかし、化粧室からウンジョはいつまでも出てこなかった。
また新しい男を作った母親の元へ行きたくないウンジョは、逃げ出したのだ。それに気づいたギフンが追いかけてくる。

あと、もう少しでギフンの手が届くというところで、まとめていた髪がほどけるウンジョ。髪を乱れさせ、逃げて行くウンジョに、ギフンは一瞬止まってしまう。

髪がほどけたウンジョが、振り返りながら逃げていくんだけど、このシーンが本当に良かった。音楽とも合ってて、切ないような悲しいような、それでもウンジョの強い意志も見えて。立ち止まってしまったギフンは、この時からウンジョに引かれていたのかも…。

再び追いかけたギフンは、ようやく捕まえたウンジョに、未成年で1人で生きていくのは大変だから、二十歳を過ぎるまで我慢して、それから家出をしたらいいと言う。誰のことも信じられないウンジョは、自分でも驚くほど、その言葉を信じたくなる。

母と会ったウンジョは、あの時電車から飛び降りればよかったと怒り出す。今度はどのくらいもちそう?と。あんたのため、これで最後、と言うガンスクに「ここも追い出されるか逃げ出すことになったら、私を自由にして」とウンジョは約束させる。

初めてデソンに会ったウンジョは、デソンから「願いは叶えてやりたい」と言われ「学校へ行かせて下さい」と言う。
そこにヒョソンが帰ってくる。
ヒョソンはウンジョを見ると、嬉しそうに「お姉ちゃん元気?」とウンジョに手を振る。


ーつづくー


今度はどんな最低男が母の相手だろう、と思ったら、ちょっと不器用だけど、悪い人ではなさそうなデソンで…。デソンは自分の娘と全く違う、愛想のないウンジョをどう思ったかな?

大好きなグニョンちゃんのドラマということで、とっても楽しみにしていました。
そして面白かったー!!早く続きが見たいです。
やっぱりグニョンちゃん可愛いなぁ。

暗い話とばかり思っていたんだけど、そうでもないのかな?
けっこう笑えました。
これから笑えなくなっていくの?

ウンジョと対照的な天真爛漫さが、ヒョソンのせいじゃないにしても嫌な感じに見えてしまうかも…。
それで誰かを傷つけることがあるというか。(この場合はウンジョなんだけど)

ギフンはデソンに言われなくてもガンスクを迎えに行ったのかもしれないけど…ギフンは妹みたいなヒョソンが子供のように泣くのが可哀想だと思ったんだと思う。だけど、それはヒョソンのことだけしか見ていない、考えてないからだよね。ウンジョ的には、自分の母親に甘えるヒョソンを見るのってどうなのかな?
ウンジョがもし、本当は母親に甘えたいと思っていたとしたら……。




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