愛∞無限(1話)

【出演】

リャン・ジンハオ役…ウィルバー・パン
ソン・ルイエン役…チャン・ロンロン
リン・ミンシュオ役…リン・ヨウウェイ
シュー・シンジエ役…住谷念美



◆あらすじ◆

けたたましく取り締まりの笛が響く中、電話をかけながら歩いていたルイエンにぶつかって去っていく男達。何なのよ、と怒りながら再び電話に戻ると、今度はキャスター付のハンガーを押しながら駆けてくる男が。うまく身をかわしたルイエンだったが、歩きだすと何かがおかしい。ふと自分のニットの赤いスカートを見ると、さっきのキャスター付ハンガーにスカートがひっかかり、ほどけだしている。驚いたルイエンは慌てて追いかけ始め「とまりなさい」と大きな声で言うが、男は止まらない。

キャスターの付いたハンガーを押していたジンハオは、何かを叫びながらついて来る女に"何だ、あの女は"と思っていた。そして「とまれ!」というルイエンの声でようやく立ち止まる。振り返ると「スカートがほどけた」と言うルイエン。ジンハオがキャスターを見ると、赤い糸がキャスターにからみ、まっすぐルイエンまでのびていた。

その赤い糸がキラキラ光ってて、運命が動き出した感じです。

悪かった、と謝ったジンハオだったが、ほどけたスカートを見てつい笑ってしまう。それを怒るルイエン。

ジンハオはスカートを弁償することに。しかし、そのスカートの値段を聞いて、ジンハオの顔色が変わる。認知症の父親の面倒を見るため働き詰めのジンハオにとって、すぐに用意できるお金ではなかった。必ず口座に振り込むという約束をして、その場は許してもらう。

話も終わり、ルイエンが帰ろうと歩きだすと、足に激痛が。倒れそうになったルイエンをジンハオが支える。大丈夫?とジンハオが聞くと「もちろんよ、お節介ね」と強がってしまうルイエン。ジンハオはルイエンを抱きかかえると、近くへ座らせる。

駆けてきた時、靴が脱げてしまったルイエンは、足にケガをしていた。薬を買って来る、とジンハオは走り出す。ルイエンに笑みがこぼれる。

足の手当てをしてもらったルイエンは、その手当ての仕方が慣れていると勝手にプレイボーイと決めつけ「優しくしても騙されないわよ。私には好きな人がいるの。彼とは赤い糸で結ばれているんだから」と言い出す。それにジンハオが笑うと、軽い男だと言い、信用できないから担保を預かると…。

車に乗ると、振り込んだら電話をするように言うルイエン。ジンハオはお詫びだと、助手席に袋を置いていく。

ジンハオが行ったあと袋の中を見ると、棒の付きのうずをまいた大きなキャンディーが入っていた。思った通りプレイボーイだと思いながら、歩き去って行くジンハオを見たルイエンは、信用できないと言ったのを言い過ぎだったかも…と思う。

ぺろぺろキャンディー、懐かしい。ルイエンのもらったキャンディーは白と赤っぽい色で可愛いです。

ジンハオがアルバイトをしているジムのオーナーは、ケンカ賭博でわざと負け、お金儲けをしようとしていた。がっしりとした体つきのジンハオに頼もうとするが、八百長はごめんだ、とジンハオは断る。そして、犯罪だから2人にも辞めろと。

ジンハオのよこした担保は、学生証だった。それを自室で見ながら「同じ大学の体育学部か」とルイエンはつぶやく。知ってたらひどいこと言わなかったのに、と。携帯を手にとり"手当てありがとう"と打ち出したルイエンだったが、これじゃあ気があるみたい、と考え直し、結局「振り込んだら連絡して。学生証も返すわ」とだけメールする。それが届き、読んだジンハオの顔が曇る。

家にジンハオが帰ってくると、痴呆の父と一緒に面倒を見てくれてるおばさんが待っていた。遅いと怒るおばさんは、今日、ジンハオから給料がもらえると思っていた。しかし、ジンハオにはお金がない。少しまってくれるように頼むと、辞めると言い出すおばさん。しかし、ジンハオの困った顔を見て、あさってまで待つと言ってくれる。その日に貰えなければ辞めると。
おばさんが帰ったあと、父と話したジンハオだったが、父はジンハオが誰だかわからなかった。ジンハオは切なくなる。

朝、牛乳配達をしながら、介護費も払わなくてはいけないジンハオはスカート代をどうしようか悩んでいた。牛乳配達のバイト先で前借りを頼むが、断られてしまう。

友達の作っている校内紙を手伝うため、体育学部のテコンドー演技の写真をルイエンは撮る事になる。そこにはジンハオの姿が。ジンハオを見つけたルイエンは、ついジンハオの写真ばかりを撮ってしまう。

ジンハオにルイエンはあまりいい感情を持っていないと思うんだけど、何かひかれるものがあるってことなのかな?

預金通帳を見たジンハオは溜め息をつく。給料をあさってまでにもらえなければ辞めると介護のおばさんに言われたジンハオは、ルイエンに"もう少しまってくれ"とメール。それを見たルイエンはウソつきだと思ってしまう。

いつものように露店で服を売るジンハオ。隣で親友のノーキューが偽物のバッグを売っている。そこに取り締まりが。慌ててジンハオたちは逃げ出す。
そして以前と同じ道でルイエンに出会うジンハオ。ルイエンはジンハオに気づくと「あなた最低ね。払えないくせに約束して」と言ってくる。ジンハオは自分を待っていた?と思うが、ルイエンがいたのは近くで来週から1週間個展を開くためだった。

個展を開けるのを誇らしげに笑いながら話すルイエンに、ジンハオは笑顔が可愛いと言う。しかし、ルイエンには、おだてて踏み倒そうとしていると思われてしまう。そして売ってる物も偽物だし信用できないと…。
ムッとしたジンハオは、明日必ず振り込むと約束する。
歩いて行くジンハオの後ろ姿を見て、また言い過ぎたとルイエンは思う。

家に帰ってくると、怒ったジンハオはルイエンのスカートをゴミ箱に投げ捨ててしまう。しかし、ささいなことだろ、と自分に言い聞かせ、スカートをゴミ箱から出す。

翌日。"振り込んだ"とジンハオからルイエンにメールが。何となく罪悪感を感じていると、後ろからミンシュオ声をかけてくる。今のメールがボーイフレンドからか聞かれ、大好きなミンシュオに誤解されまいと必死で否定するルイエン。

結局、介護のおばさんに払えるお金がなく、おばさんは辞めてしまう。

おばさんにも事情はあるだろうし、責められないよね。でも、大学生のジンハオは誰にも頼れる人がいなくて可哀想…。

ミンシュオの母はルイエンの父の事が好きだった。4人で食事をしている最中「2人はお似合いだよな?いっそ結婚させようか」と言うミンシュオの言葉にルイエンは複雑な気持ちに。

ルイエンは運転するミンシュオから「僕はお前が好きだよ」と言われ嬉しくなる。でも、まるで…実の妹、とつづいて言われ、傷つく。

ミンシュオはルイエンが自分のことを好きだと分かっていそう。違うかな?
好きな人から「妹」だと言われたら嫌だよね。しかも、親同士が結婚したら、本当の兄妹になってしまう。

教師になるため、今日は大学をジンハオは休めなかった。父親の面倒を見てくれる人がいないため、仕方なくジンハオは玄関の扉に頑丈な鎖をまき、父を一人残して出かける。

学生証を返し忘れていたルイエンは、校内でジンハオを呼び止める。学生証を受けとったジンハオと教室が同じ方向だったルイエンが同じ通路を歩いていると、ジンハオに自宅が家事だという電話がかかってきたのを耳にする。父親が家にいたため慌てて駆け出すジンハオ。それを見ていたルイエンは、ジンハオを車で追いかけて乗るように言う。

ジンハオは自分が車を運転し、家の近くで車を止める。周りには人だかりが出来ていて、家からは黒い煙が。家の中に入ろうとしたジンハオは消防員に止められ、父親が助かっていることを知らされる。父親に抱きついて、安心したジンハオは涙を流す。

ジンハオが自分で車を運転したのは、自分が運転した方が道も分かっているし早いからだよね。
お父さんは燃えてる家が自分の家だと分かってなくて…。(泣)

人ごみの中にいたルイエンは、介護していた人が給料がもらえず辞めたという話しを聞く。もう少し待ってくれ、とメールで言われたルイエンは、自分のスカート代のせい?と思う。

真っ黒になった部屋の掃除をするジンハオと手伝ってくれているノーキュー。何もわからず無邪気に遊ぶ父を見て、つらくなったジンハオはノーキューに父を頼み家を出てしまう。

落ち込んでいる娘を見て、ミンシュオの母親との事だと思った父は、ルイエンに「ミンシュオのお母さんとは何でもない」と話す。父もミンシュオは息子ではなく、義理の息子になってほしいと考えていた。しかし、ルイエンが悩んでいたのはミンシュオの事ではなく、ジンハオの事だった。ある人が私のせいで困ってる、とルイエンに言われ、父は「自分に何ができるか考えてごらん」と言う。言葉より誠意だと。

夜。車でジンハオの家まで来たルイエン。お金を持ってきたが、焦げた家の中を見て「どうしよう」とつぶやく。


ーつづくー




明るく前向きで誠実なジンハオ。お父さんは、すでに亡くなってしまった妻を待ち続け、そんなお父さんを見ているジンハオは本当につらそう…。
一方のルイエンは同じ父子家庭ではあるものの、裕福です。
ジンハオと同じ大学で、美術学部に在籍中。ミンシュオに片想い中で、お父さんも結婚させたいみたいだけど…。

ちょっとルイエンの言い方が私にはきつく感じてそこが気になるの。
これから気にならなくなるかな?





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