中国ドラマ「宮廷の諍い女」 第62話

過度な節食により、安陵容が倒れる。それを崔槿汐が甄嬛に報告。安陵容は密かに冰嬉(スケート)を特訓しているようだと。清の歴代の皇帝は、冰嬉を愛し、毎年催しを行なっていた。゜どう対処するおつもりで?」と崔槿汐に聞かれ、甄嬛は「必要ないわ。いずれ彼女は自滅する」と返す。冰嬉は幼い頃の訓練が必須、舞の機敏さと柔軟さも求められ、一朝一夕では習得できない、長年厚遇を受ければ機敏に動くことは難しいため節食するしかない、と。

でも方法ならある、と話す甄嬛。誰かが教えれば喜ぶはずだと甄嬛が言うと「ならば伏せませんと」と言う崔槿汐。しかし甄嬛は「わざと知らせるのよ」と言う。
漢の趙飛燕が舞で成帝の寵愛を得た時、息肌丸という薬を使った。へそに詰めて体内に吸収させれば機敏に動け、光り輝くような容貌を手にすることができる「だけど中には麝香が入っているわ」と言う甄嬛。

身ごもらない麝香が入っていれば、香に詳しい安嬪(安陵容)ならすぐに気づくはずだと言う崔槿汐。「隠す気もないわ。使うかどうかは彼女次第よ」と甄嬛は返す。


「息肌丸を安嬪に渡したの?」と皇后が聞くと、剪秋は「すぐに使っていました」と答える。さらに「娘娘が届ける前に侍医院に求めたそうですよ」と話す剪秋。「子を宿したくないようね」と言う皇后。子がなせぬなら安心だと。


息肌丸を手に取る安陵容。「随分お痩せになっていたのに、見違えましたね」と侍女の宝鵑が言う。そして効力が強いため、心配になるとも。麝香を解毒する効果があると言われている鬧羊花の湯を用意したと言う宝鵑。しかし「長年、薬漬けだったのよ。入っても同じだわ」と安陵容は言う。宝鵑は「そろそろ、お子をなすことを考えましょう」と言うが、安陵容は「言いなりの身は子さえ自由に身ごもれない。どれだけ恨めしいか。でも他に方法はないのよ。皇后にしたがうしかない」と返す。


冰嬉の催しが行われる。梅を持った女たちの滑りに、雍正帝は甄嬛と出会った時のことを思い出す。その時に甄嬛が言っていた"北風に…心あるなら　梅を散らすなかれ"を雍正帝も言うと「朕とそんなたを結びつけたのも梅だった」と甄嬛に話す。それを聞いていた皇后は「"香に格別なる趣あれば　清雅極まり寒さを知らず"。姉が嫁いだ時、よく、この詩を詠っておりました」と言う。そんな話をしていると、赤い衣装を着た女性が氷上に現れる。

見事な舞を氷上で披露したのは安陵容だった。その姿にすっかり魅せられてしまう雍正帝。
雍正帝が毛皮の外套を安陵容にかけると「たとえ美声を失っても、氷上で華麗に舞う様は趙飛燕にも勝わ。"氷上の飛燕"の名にふさわしい」と言う皇后。

謹慎すべきところを陛下が恋しくて勝手に舞まで披露しました「どうか罰を」と言う安陵容に「朕と年を越すぞ」と雍正帝は言う。「女狐だわ」とつぶやく貞嬪。それを皇后が耳にする。


雍正帝が安陵容ばかりを寵愛するように。このままではじきに妃になると思った甄嬛は、雍正帝から頂いた翡翠の腕輪を安陵容に届けようとする。翡翠は希少なため「贈ってしまうなんて、もったいないです」と言う浣碧。そこに「何がもったいないのだ」と言いながら雍正帝が宮に入ってくる。

ひそひそ話の最中か?と言う雍正帝。甄嬛は雍正帝に翡翠の腕輪を見せると「安嬪に贈ろうと思ったのです。浣碧も美人が身に着けないともったいないと」とごまかす。心を尽くしたいので「陛下に頂いた品をお贈りしてもよいでしょうか?」と聞く甄嬛に「それより最近着けている珊瑚の腕輪は美しいな」と雍正帝は言う。甄嬛は「珊瑚は高価な物ではありません。安嬪は翡翠が好きなのに、これを与えよというのですか?」と返す。

実は困っていることがあると話だす雍正帝。瓜爾佳が大臣を味方につけ、寵愛が過ぎると諌めてきたため、両親にすぐに会わせられないと。父の罪について疑わしいことが多々ある、弘曕の将来のためにも「もう一度、調べ直せませんか?」と甄嬛は言うが「祺貴人は大きな罪を犯してはおらぬし、瓜爾佳一族を調べる名目もない」と雍正帝は言う。急に過去を蒸し返せば、朝廷を動揺させるだけだと。甄嬛は悲しそうに「私めなら待てます」と言う。


甄嬛は偶然、慎貝勒(允禧)と会う。話ていると、甄嬛の妹・玉嬈が来る。「こちらの小主は?」と慎貝勒が聞くと「見目麗しいと陛下に嫁ぐ運命なので?私は嫌です」と言い返す玉嬈。甄嬛は貝勒が知らなくても当然だと言い、妹だと紹介。謝ると、妹に挨拶をさせる。「陛下にさえ感心を示さないとなれば、十七兄上(果郡王)しかお気に召さないでしょうね」と言う貝勒。しかし玉嬈は「皇族の殿方だけが素晴らしいので?匹夫(身分の卑しい男)に嫁いだほうがまだましです」と言う。


果郡王と乗馬をする慎貝勒。「どうした、喜びを腹に隠しているのか?」と聞く果郡王。隠しても無駄だと言われ「気の強い女性に会いましてね。皇族は眼中にないと」と慎貝勒は返す。「皇族のどこがいいのだ。兄弟で傷つけ合い、爵位まで剥奪される。うらやむか?」と果郡王は言う。


甄嬛の診察に温実初が来る。沈眉荘と胎児のことを聞く甄嬛。「半月もせずお産でしょう。胎児も安定しています」と温実初は答える。温実初が甄嬛の脈を診ている時、玉嬈と斐雯が入ってくる。温実初は袖口の刺繍を隠すようにさっと甄嬛から手を離す。しかし、斐雯はそれを見逃さない。玉嬈が斐雯を下がらせると、入れ替わりに蘇培盛が来る。

午後、陛下と第六皇子を尋ねるようにと伝える蘇培盛。浣碧がいなかったことで「話を聞いたら悲しんだでしょう」と、果郡王が春になり頻繁に発熱をしていると言う。「昨日は慎貝勒との乗馬で急に落馬されたとか。幸い軽傷ですが、夜中に高熱を出されました」と。蘇培盛の言葉に思わず「そんな大事な件をなぜ黙っていたので?」と動揺してしまう甄嬛。蘇培盛は浣碧の変わりに尋ねたと受け取る。

玉嬈に「子供たちと遊んでいて」と行かせると、甄嬛は温実初に「診察を頼めない?」と言う。あなたでないと安心できないと。「まだ忘れられないと?」と聞く温実初。甄嬛は「あの日も彼は私のために体調を崩したわ。私の代わりに恩返しを」と言う。


甄嬛が祈りを捧げていると、果郡王のことを聞いた浣碧が来て隣に座る。「お前も心配?」と聞く甄嬛。そして「見舞ってきて。私はもう力になれない」と言う。浣碧は何か伝言があるか聞くが「何もないわ」と甄嬛は答える。「早く行って」と言われ、浣碧は駆けて行く。


ようやく目を覚ました果郡王は、看病をしている浣碧が甄嬛に見えてしまう。「嬛」と言い、手を握る果郡王。「果郡王」と言う言葉で、相手が浣碧だと分かり、手を離す。「世話になった」と礼を言い、皇宮に戻るように果郡王は言うが、崔槿汐がいるから大丈夫だと返す浣碧。
郡王が回復しなければ皆が心配すると言う浣碧に「好きにしろ」と果郡王は言い背を向ける。


果郡王の熱が下がったと蘇培盛から聞き、崔槿汐は甄嬛に話す。静養が必要なため、浣碧は数日とどまることに。「時々浣碧が羨ましくなるわ」と甄嬛は言う。そこに江福海が来る。「皇后娘娘が今すぐ景仁宮にと」言う江福海。


凧を見ていた果郡王に外套をかける浣碧。一本の糸で繋がっているだけの凧が危うく見え「嬛の境遇を見ているかのようだ」と言う果郡王。しかし「心配ありません。陛下と陛下の子がいれば怖いものなしです」と浣碧は言う。


景仁宮には他の妃嬪たちも集まっていた。
集めた祺貴人は「熹貴妃は私通し、後宮を乱しています」と訴える。嘘であれば一族の血が絶たれても構いません、と。祺貴人の言う私通の相手は温実初だった。

温実初は熹貴妃の腹心で担当侍医、情が生まれても当然だと言う康常在。入宮時、ずっと病に伏してい熹貴妃を温侍医が診ていたと。「当初より、ただならぬ仲だったのですね」と祺貴人は言う。「温侍医は腕もあり熹貴妃の実家とも親交がある。助け合うのは当然でしょう」とかばうふりで安陵容が言い、2人が幼なじみだということが明るみに。

さらに「入宮前、貴妃は結婚を申し込まれたと」と言い、祺貴人は証人を連れてくる。その証人は甄家が没落した時、祺貴人の実家が買い取った使用人だった。証人は言いにくそうに秀女選びの半月前に結婚を申し込まれていたと証言。個人的に熹貴妃に申し出たと。「熹貴妃と温侍医がその気でしたら、今、宮中にはおりません」と言う敬妃。しかし「見込みなく男が結婚を申し込みますか?」と祺貴人は言う。

「私は天の下す縁しか信じておりません。紆余曲折の末、再会しても運命は変わらない」と言う甄嬛。

祺貴人は次の証人として斐雯を呼ぶ。斐雯は、ある日、温侍医が座って娘娘の手を取り、二人は見つめ合っていた「私めが入ると温侍医は手を引っ込め、その際、袖口が見えたのです。笹の葉が刺繍されておりました」と証言。
無視できないと、皇后は温実初を呼ぶ。


景仁宮へ向かう途中、温実初は沈眉荘の診察がまだだったため「皇太后の命令を無視はできません」と迎えに来た江福海に言い、沈眉荘の診察をしていくことに。じきお産になる沈眉荘にお産の時に痛みを和らげる薬も混ぜたと話す温実初。「すぐに戻ってきて。他にも相談があるの」と沈眉荘は言う。


景仁宮に連れてこられた温実初は、江福海に袖をめくられる。そこには笹の刺繍が。「見事な柄ね。ずっとその刺繍を?」と聞く皇后。温実初は「母が竹を好きでして、私めの袖にはすべて刺繍を施しています」と答える。「いつも刺繍が施されているなら、その時見たとは限りません」と言う敬妃。しかし「侍医が貴妃に拝謁するのに、自分の家のように上着の袖をめくるので?」と祺貴人は言い返す。

温実初は甄嬛が窮地に立たされることを察し「熹貴妃は恵嬪の胎児が順調なのを喜び。私めにお茶を出してくださっただけ。無礼にもお茶を飲む時に袖をめくった私めの責任です」と言いひざまずく。それでも祺貴人は、熹貴妃が温実初しか眼中にないから親友の恵妃も任せた「熹貴妃とはただならぬ仲のようね」と言う。


ーつづくー


安陵容の冰嬉は良かったけど、これで寵愛を取り戻したとしても冬だけしか見せられないよね?
他の季節の時はどうするんだろう?ただ舞うだけ?

しかし、雍正帝って……………(￣Δ￣;)

甄嬛が温実初に果郡王の診察を頼んだのが嫌だったな(；△；)
それだけでもひどいのに「私の代わりに恩返しを」ってどういうこと!?なんで温実初が?
じゃあ、温実初への恩返しは誰がしてくれるというの?

浣碧がね…果郡王に蘇培盛から頼まれてきたとか、甄嬛は陛下と陛下の子がいるから大丈夫だと言ったのが、自分のためなのか、甄嬛のためなのか…。
何となく嫌な感じに見えたんだけど。

本当に甄嬛とただならぬ仲ならともかく、そう願っている温実初にはつらい濡れ衣(TωT)
祺貴人、許さーーーーーーん!!!（＊｀ω´＊）
斐雯も許せない!!
そして甄嬛も許せない!!!
甄嬛が温実初の気持ちを知りながら、利用して頼ってばかりいるからこんな事になったんだと思う。果郡王より先に温実初に恩を返すべき!!
きーーーっ ヾ(`Д´*)ノ


趙飛燕という名と息肌丸はドラマ「クィーンズ」を思い出して懐かしかったです。
趙飛燕役の女優さん、綺麗だったなぁ…。


ところで、陛下も第四皇子だった頃は氷上の射術で腕を鳴らしたとか…って甄嬛が言っていた言葉で、第四皇子＝四爺(ニッキー)で想像しちゃった(*´ー｀*人)
かっこいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。
見たかった見たかった見たかったー!!!
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(〃艸〃)←妄想のしすぎ。




諍い女のお茶会(チャット)は今夜11時からですよ～。(とちょっとお知らせ)
入りたいけど…と躊躇されしまうかたもいるかもしれませんが、楽しくお話したいかたなら大歓迎だし、みなさん優しいので大丈夫です!
「宮廷の諍い女」好きの皆さん、仲良くお話ししましょうね～(*´ー｀*)



↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
　よろしくお願いします

にほんブログ村