中国ドラマ「招揺(ショウヨウ)」#20 あらすじ

路招揺(ろしょうよう) 役…バイ･ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー･カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ･イエン
柳蘇若(りゅうそじゃく) 役…ミー･ルー
琴千弦(きんせんげん) 役…リー･ズーフォン
姜武(きょうぶ) 役…ダイ･シュー



「恋文と嫉妬」


琴千弦は招揺と出会った時のことを思い返していた。
暗羅衛に囲まれた琴千弦と門徒たち。そこに馬に乗った招揺が現れる。全員、捕らえよ、と言う招揺。琴千弦は名乗り、千塵閣は世俗の争いには関わらぬゆえ…、と言いかけるが、さえぎった招揺は美男で有名な男を連れ帰ってとくと鑑賞すると言うと去って行く。


観雨楼。沈千錦は書いた文を清蓉に届けるように言う。行こうとする清蓉を呼び止め、薬を下さる方の住所は今も同じ?、と聞く沈千錦。清蓉は、はい、江州です、と答える。ですが本当の居場所は分からないと。


司馬容の意識が戻る。月珠の左腕がないことに気づき、驚いた司馬容はすぐに治してやろうと言う。車椅子に司馬容が乗ろうとすると、1人の暗羅衛が来て手伝ってくれる。

木で作った腕を月珠に取り付ける司馬容。腕が元に戻り、安心した司馬容が暗羅衛に何の用か聞く。文が届いています、と言う暗羅衛。
暗羅衛が下がり、月珠が誰からの文か聞く。司馬容が観雨楼からだと答え、何度文が来ても南山主は返したことないわ、と月珠が言う。司馬容は返せぬ理由があるのだよ、南山主も煩悩から逃れられず苦しんでいるのだ、と話す。世の理りを語れず手放せぬのもつらいが、語ってなお手放せぬのもつらいと。

月珠が話を聞かせてほしいと言う。枝にかかった子豚の凧を子馬が取ってあげたわ、その続きは?2人は友達になったの?、と。
雇った男たちに追いかけられているフリをし、司馬容に助けてもらった月珠。司馬容が屋敷へ連れてくると、暗殺の任務を遂行するのが嫌で南月教から逃げてきた、私は行く当てがない、ここへ置いてくれない?、と月珠が話す。司馬容は月珠を置いてやり、目的があって自分に近づいたと知りつつ好きになってしまう。


鑒心門。色々調べた滄嶺は、父・柳巍の修練法で昏睡することはあり得ないと思いながら歩いていた。その時、柳蘇若と遅天明の会話が声が聞こえてくる。気の荒い男で、もう我々に関わる気はないと、2人送った間者のうち1人は殺されました、と言う遅天明。2人が部屋に入り、何の相談か気になる滄嶺は立ち聞きする。

遅天明が、琴瑜が鑒心門にいると噂を流せば琴芷嫣は誘い出せます、袁桀を使う必要がありますか?、と言う。柳蘇若は隠し扉を開くと、噂が世間に知れ渡り琴芷嫣でなく琴千弦が来たらどうする気?琴芷嫣だけに知らせる必要があるのよ、でも万路門の警護は厳しい、送った間者は殺されたし琴芷嫣は暗羅衛に守られている、琴芷嫣だけに伝えるには袁桀が適任だわ、と言う。動揺した滄嶺が音を立ててしまうが、柳蘇若は風の音でしょうと言って隠し扉の中へ入って行く。

歩きながら、琴芷嫣を誘い出して捕らえれば厲塵瀾も現れる、万路門が鑒心門に手を出せば世の平和は乱される、と話す柳蘇若。柳蘇若は別の扉を開け、洛明軒が横になっている部屋へ遅天明と入る。世の平和が乱れれば宗門大会を開く理由が出来る、柳巍は人形も同然よ、琴千弦に血を差し出すよう迫らせるのは造作もないこと、と柳蘇若が言う。琴千弦の血があれば金仙(洛明軒)は復活すると。全て聞いてしまった滄嶺が駆けて行く。その音を柳蘇若たちが聞いてしまう。

急いで琴芷嫣に伝えようと思う滄嶺。しかし部屋を出ようとすると柳蘇若が立っていた。何を企んでいるのかしら、と言った柳蘇若が滄嶺の意識を失わせる。


柳蘇若が使者をよこしたのは門主に関することでしょうか?、門主は江州から戻った後、顧晗光の治療を受けたとか、重傷のようです、と袁桀に話す周柏。あれは姜武の仕業で鑒心門には関係ないと思った袁桀は、どうやら鑒心門は琴芷嫣に手を下すつもりらしい、厲塵瀾に関しては確かめる必要がある、門主がそれほど重傷ならば力のある者が取って代わるべきだからな、と笑う。


濯塵殿に来なくなった厲塵瀾。まだ謝らないの?このままでいいの?、と琴芷嫣が招揺に言う。招揺は、だったら自分が謝りに行けば?、と返す。


傷を見せに来いと言ったはずだぞ、と言いながら顧晗光が厲塵瀾に会いに来る。厲塵瀾の表情を見て、すぐに服を脱がす顧晗光。傷を見た顧晗光は驚き、すぐに治療を始める。


封魔山・新山門。琴芷嫣から連絡が来ず、姜武は文を書くことに。偉大さを分からせ、好意も奥ゆかしく伝えたい姜武は、小毅に詩を書かせる。


袁桀が厲塵瀾に会いに来る。3日間は人を通すなと命じられていた林子豫が止めるが、今回は極めて重要な用件だと言い、2人は言い合いに。それが聞こえた厲塵瀾が、何の騒ぎか顧晗光に聞く。顧晗光はお前の葬式の相談だと答える。
お前の傷は六合天一剣が誘引した雷によるものだが、今では黒い気が滲み出している、一体どういうことだ、という顧晗光。

厲塵瀾が万鈞剣を手に持つ。顧晗光は、原因は分からぬ、だがその傷は万鈞剣に関わりがある、今後はその剣を使うな、養生に専念しろ、と話す。厲塵瀾は、どうせ拾った命だ、惜しくはない、と言って出て行く。怒った顧晗光は処方を書いていた筆を投げ、二度と診るものか、と言う。

外に出た厲塵瀾は、急用が何か袁桀に聞く。私の調べによると鑒心門を中心とする宗門が万路門に対し何か企んでいます、と話す袁桀。詳細については捜査中だと。それが急用と?と言う林子豫。
袁桀は、負傷されたのは琴芷嫣のせいだとか、琴芷嫣が万路門に来てからというもの宗門の不審な動きが目立ちます、もしや…と言いかける。それ以上言う前に厲塵瀾が、構うな、琴芷嫣は宗門から来たが今は私の弟子だ、注意しておく、と言う。

袁桀が下がる。黒い鳥が飛んできたのを見た厲塵瀾は、林子豫にも下がるように言う。


怒って帰ってきた顧晗光は、西山主から届いたという観雨楼からの文を受け取る。文には長年にわたる厚意への感謝と、名医に脈を診ていただいた際にあなたの処方をお見せしました、その方から“谷精草を2銭減らし女貞子を3銭増やせ”と助言を頂きましたので文にてお知らせいたします、と書かれていた。やぶ医者を信じるのか、と頭にきた顧晗光は、初めて返事を書く。


濯塵殿に入ってきた黒い鳥が文を落とす。書かれていた詩の意味を琴芷嫣に聞く招揺。琴芷嫣は多分“恋しい”ってことだと話す。招揺は、喜ばせてごまかして、と返事を琴芷嫣に頼む。


観雨楼。恩人からの初めての返信に喜ぶ沈千錦。現在の処方が最適ゆえでたらめを聞かぬように、と書かれた文を読み、笑った沈千錦は、やっと文を頂けたと思ったら見えぬ相手に憤慨しているわ、と言う。


招揺は返信をつけて黒い鳥を帰す。その鳥を捕まえ、返事を読む厲塵瀾。


封魔山に黒い鳥が戻ってくる。文の詩を読み、多分、“安心しろ、約束は守る”だな、と言う小毅。
その後も招揺が文に返事を書くたび厲塵瀾が読む。
何度か遠回しなやりとりが続き、これ以上ごまかすなら信用できないと思い始める姜武。

姜武からの黒い鳥を落とし、“滝で待つ　姜武”、と言う文を読んだ厲塵瀾。厲塵瀾は文を燃やしてしまう。


姜武が滝で待っていると厲塵瀾が現れる。まさか文はお前が書いていたのか?、と聞く姜武。厲塵瀾は、だったら?、と返す。ふざけるな、気色の悪い奴だ、と怒った姜武だったが、芷嫣が俺に夢中になり身を任せるのを恐れて卑怯な手段で邪魔をしたんだな、と言い出す。芷嫣に相手にされなくなるのが怖いんだろ?、俺に嫉妬しつつ芷嫣には怒れないから俺に恋文を書いたな?と。賭けないか?と言われ、姜武を攻撃して消した厲塵瀾は、断る、と言う。


袁桀の屋敷。今日も鑒心門の使者が来たと袁桀に報告する周柏。使者からの文を読んだ袁桀は、私の思ったとおりだ、と言うと文を燃やす。


栖止地の銭が増えないため、琴芷嫣と一緒に順安町へ来た招揺。琴芷嫣は困っている人に冬物の衣を配り、路招揺の言いつけだと付け加える。さらにお年寄りや子供、重い荷物を持った人などをを助ける琴芷嫣。招揺は琴芷嫣が真面目に働いていると分かる。


滝で袁桀と遅天明が会う。宗門と手を組む目的は厲塵瀾を倒すこと、我々の間にあるのは利益のみ、事が片づけば再び互いの敵となる、何が望みだ、と言う袁桀。遅天明は琴芷嫣に文を届けてほしいだけだと言う。愛弟子の琴芷嫣を使って厲塵瀾をおびき寄せ、殺すまでは無理としても力を弱めることは可能だろう、その後はどうぞご自由に、と。袁桀は琴芷嫣が鑒心門に行くものかと言うが、遅天明は文さえ渡してくれればいいと話す。


文を置いた袁桀が濯塵殿から出てくる。それを目にする林子豫と小艾。小艾が門主に報告するか聞く。しかし林子豫は、まだいい、と言う。


小毅が姜武に今日は琴芷嫣に文を書かないのか聞く。誰が書くか、読むのはあの変態だ、と返す姜武。


ーつづくー


琴千弦はどうして招揺のことを思い出していたんだろう…。
これから分かると思うけど気になる。

顧晗光、厲塵瀾に怒っているけど、きっとまた治療に行くはず!!
筆を投げた顧晗光がちょっとツボだった(⁎˃ᴗ˂⁎)
何だかんだ言うけど、放っておけないのが顧晗光。

林子豫って厲塵瀾に忠実だけど、時々、勝手な行動するよね(￣Δ￣;)
報告しなかったことで、琴芷嫣が鑒心門へ行ってしまいそう。
厲塵瀾は無理をしてはいけない体なのに…(;´д｀)ﾉ
それに柳蘇若がまたまたひどいことを!!!
自分の甥なのに…(；д；)



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