鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

トリチウム放出

2023年08月25日 | 雑談

やっと処理水の放出がはじまりました。 何年も前から先延ばしにしてきて溜まりに溜まってやっと放出です。

大体、放出基準よりも低ければ放出して構わないはずですが、今回の放出は安全基準の1/40だそうです。 こんなもの、誰に断ることもなく放出できるはずです。 例えば、車で言えば60km/hの制限速度の道を、それ以下の速度で走るのに何の問題もない。 それどころか1/40なので 1.5km/hで走ってもいいですか? だめだ、反対! という人がいる。 

じゃあどうすれば良いのかという代案もない。  事故が起こって処理水が溜まっているのは事実で、これを国として何とかしなければならない。 この時に国会議員なら皆で協力して対策する案を出して実行するのが、国を運営するために議員になった人の役目だと思うんですが、。 反対する議員はよっぽど良い解決策を持っているんでしょうね。それなら言え!

実は科学的に安全と言って理解できる人は良いのですが、理解できないどころか、知っていて反対する人がいる。 多分メディアがそうだろうけれど、それに乗ってしまう人がいる。 だから、安全という基準をクリアしても、安心という心理的なものをクリアするには、理屈ではない世界に入るので難しい。

というような、政治的なことはよくわからないので置いておいて、放射線に関していうと、物理、理学など放射線を知っていても、案外医学的な影響に詳しくないことが多い。 理屈では放射線を浴びるとDNAに異常をきたして良くないことが起こる、これは事実なのだが、それがどうした、DNAの損傷など、放射線に関係なく日常茶判事に起こっている。 生物はえらいもので、DNAが損傷したら修復機能があるんです。 ちなみに人体にあるDNAの量を知っていますか? 私もわからないが細胞の数だけはあるはずで、どえらい量ある、そのわずかな損傷にたいして体全体で守る方向に働くはずです。

でも、原爆のように物凄い線量を浴びたら、大変なことになる。 それは爆弾だから人を殺すようにできているので、放射線の影響よりも爆発の威力と熱で、一気に死亡してしまう。 放射線の影響はその時に亡くならなかった人に影響が出てくるのですが、大量被曝の際には外観的には火傷と同じような症状になります。 少しなら赤くなり、大量なら焼け爛れたようになる。  その記憶があるからだろうが、今、言っている放射線被曝は原爆などとは桁違いに少ない、いや桁違いを何度も言うほど少ない量の話です。

赤くなるような線量など、一般生活で経験しようがない。 一番被曝するのは放射線検査で、CTなどではまあまあ被曝するが、それで問題になる程の影響は見たことがないし、まして、福島での被曝などそれよりはるかに低い。

人体について考えてみると、体重60kgの人で4000ベクレル(bq )ぐらいの放射性物質が体内にある。 これは骨や筋肉など人体を形成する原子に放射性がある同位体が含まれているためで、当然であるが、人以外、あらゆる生き物、植物にもある、犬や猫でも。

だから、人が100人集まれば、400,000bq の放射性物質があるのと同じで、10万人集まれば4000の10万倍、4億bqの放射性物質があるのと同じだ。 10万人の集会に行って、なにか放射線の影響がありましたか?

さて、トリチウムだが、三重水素なので、普通の水の中に必ず含まれている。 わずかですけれど。

では人体ではどうかというと4000bq のうち100bqぐらいトリチウムが含まれているそうです。

放出反対、トリチウム怖〜い と言っている人の体の中にも100ベクレルのトリチウムがあるのですが、どう思いますか?

 

私が言いたいのは、放射線は体に悪い、影響が残るとか言われていますが、それは事実といえば事実ですが、その影響はものすごく少ない。 これは理屈ではなくて、現実を見てほしい。 今までに放射線被曝で何かなった人を見たことがありますか? 原爆は別です。 あれは殺人兵器ですから、原爆に限らず、普通の爆弾でも銃でも打たれれば死にます。

その、原爆でさえも被曝した人たちは皆亡くなっていますか? 近所に長崎で被曝した人がいますが、90代で時々話をするほど、普通のお年寄りです。 もちろん原爆で被曝した人で後遺症に悩まされれいるかたもいるでしょうが、交通事故、その他いろいろな事故、病気でも後遺症で悩まされることは多々あることで、放射線だけに限ったことではありません。

 

放射線を浴びると、子供ができなくなるとか言われていました。 奇形ができるとも言われていました。

私が放射線技師になった時に高校の同級生たちから、何で被曝するような仕事をするんや、寿命は短くなるし子供もできなくなるのに、と。 もう、60年近く前の話ですが、いまだにこう思っている人もいるようです。

子供ができなくなるとか、奇形ができるかもしれないということで、放射線検査では女性の腹部にできるだけ放射線が当たらないように鉛でプロテクトしていました。 私などもそれは一所懸命やったのです。 こういうことは安全を見越して、その事実があるないに関わらずやってきたのです。

ところが、最近欧米では、広島長崎の原爆をはじめ、各国のすごい数の原爆実験やその他の放射線事故でも、遺伝に影響がある事例は一度も認められていない。 すなわち、何も影響ないと結論づけられました。 そこで、欧米では女性の放射線検査で腹部のプロテクターをしないようにしているそうです。 プロテクターがあるとその部分が写らないので、もしそこに病変があったら見逃してしまう。 過剰防御は良くないということです。

これを、日本で行うかどうかです。 関係学会の理事に聞くと、基本的にはプロテクターなしでの方向に行きたいが、過剰な安全神話、放射線を怖がる日本では簡単には行かないだろう。 長年かけて国民感情を変えてゆく必要があるとのことでした。

 

いや、本当に放射線怖いと言っている人が多いのですが、現実に放射線の影響で何かあった人を見たことがありますか。 今言われているような低線量では人体に影響がない、人間はそれほど放射線には弱くないのです。

なんでも反対運動する人のネタに放射線が使われているように感じるのです。 もちろんそこには、補償などの損得関係もあるでしょう。 本当に怖いと思っている人は、自分の体に中に4000ベクレルあるんだと思って、それしき何の影響もないことを感じてください。 皆がわかってくれば、放射線をネタに反対することが、恥ずかしいことが浸透してくると思います。

放射線は見えないから怖い! :いやいや、世界中どこにでも電波と同じように放射線があるので、もしも見えたら恐ろしくて歩けないでしょう。 携帯の電波だって見えたら恐ろしくて電車の中で携帯を見るなど怖くてできないでしょう。 

影響が見えないから怖い! : いやいや影響が現れるほど浴びないから影響はないので見えないんです。 本当の大量被曝をすれば火傷と一緒で一見してわかります。 でも、どこに行ったらそんなに大量被曝ができるの?

 

とりあえず、トリチウムを放出できてよかった、でなければ、福島県全体が処理水置き場になってしまうところでした。 

怖い怖いで、後送りするよりも、前向きに生きましょうよ。

 

 

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新レイアウトの製作 その36  小屋類

2023年08月24日 | レイアウト

ナローのレイアウト

消防の小屋です

この小屋に赤い自動点滅 LEDをつけます。

 

ちょっと大きいけれど。 こんな感じ。

 

火の見櫓と小屋を置いて撮影。 LEDが点いていない、 そう、点滅なので点いた瞬間にシャッターを切らないと点灯した時を撮れない。

 

うまく撮れました。 やはり赤くつくと嬉しい。 生きている世界になるので。

 

さて次は

養鰻池の餌やりの小屋を作ります。 板張状になった板を使います。 ずいぶん昔に買ったものです。

 

カッターで切り抜いて。

 

板を抑える桟なども貼って

 

真っ黒けに塗って、屋根を接着しています。

 

細かいパーツも作って

 

これで完成。

 

池の横に置きました。

ちなみに

大昔、駿遠線のレイアウトで作ったのはこれ。 ものすごく汚しています。

 

つづく

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1999年 ヨーロッパ鉄道模型紀行  その10  ユーロスター

2023年08月23日 | 海外旅行

スイスから列車でパリにつきました。 

このツアーはチューリッヒで3泊、パリで3泊です。

パリで一泊して、朝、いよいよパリ見学かと思ったら大間違い。

パリ・ノルド駅からユーロスターでロンドンに行きます。

これは、フランスからイギリス(UK)に行く国際列車ですから、駅で入国審査があります。 ですから、この列車の乗り場は隔離されていて、乗る人しかこのホームにはゆけません。 パスポート審査を済ませて、この列車に乗り込みます。

 

一昨年購入したカトーのユーロスターで当時の塗り分けの車両です。 これに乗ったのです。 見てわかるようにこれも電車では無く、機関車列車です。 前後の機関車で牽引していますが、普通には電車に見えるでしょうね。

ちなみに、ヨーロッパで機関車列車が多いのは、電車だと客車にモーターがついているので、少しやかましいのですが、この方式だと客車は単なる箱なので、とても静かなことも理由の一つだと思われます。

 

パリから北に向かってドーバー海峡のユーロトンネルに向かいます。

 

フランスは農業国なので、景色が広々見える。 線路のすぐ横に家などなく、気持ちが良い情景の中をぶっ飛ばす。

 

車内では皆大喜びで、ユーロスターを満喫している。 これは2等車。

 

やがて、例によってビッフェに行き、何やら購入して、イギリスへの旅を優雅に過ごす。

カレーに近づいて、海底トンネルはどんなんだろうと思っていたら、駅?で長く停車。 トンネルで渋滞だろうか?

ユーロトンネルは24分で抜けた。 イギリスだ! 

 

アッシュフォード・インターナショナルという駅に止まった。 この数年後、この駅に行くことになったが、この時に名前だけを覚えていたので、土地勘ができて役に立った。

 

景色の雰囲気が変わる。 羊さんがいる。 これだけでイギリスという気がする。

 

丘の上に家がある、

そして、列車の速度がガクンと落ちて、70〜80km/h 程度、 フランスでは300km/hぐらいだったのに、線路が悪いのだろうか。 それどころか時々止まる。

 

ゆっくり走るので景色がよく見える。 やはりフランスとは雰囲気が異なる。

 

ロンドンに近づいて、いかにもイギリスの家々が見える。 ちなみに、どこでもそうだが鉄道の線路は家の裏側を通っているので、線路側の景色は良くない。

 

急カーブだ、自分の乗っている列車がよく見える。 これを曲がると、終点 ウオータールー Waterloo駅だ。 添乗員のSさんが、これはワーテルローの戦いの場所だろうかと言っていたが、ワーテルローはフランスのはずでここでは無いと思う。 

 

ウオータールー駅 10:13分に着の予定だったが、1時間近く遅れた。 やはり遅かったのは何かあったのだろうか?

とりあえず止まっている車両を写して。

さて、この日の夕方にまたユーロスターでパリに帰ることになっている。 イギリス日帰り旅行だ。

ロンドンで何をするか? 私には計画がある。 ここで皆と一緒に移動しては時間がかかるので、さっさと1人で行動する。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

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大垣

2023年08月22日 | 旅行、散歩

岐阜の帰りに大垣に寄ってみました。

岐阜駅前の名鉄513、正面の写真も載せておきます。 忠節という駅はどこにあったのか全く知りません。

 

岐阜駅も以前に行った時に比べて驚くほど綺麗になっています。 まあ、この写真など、どこの駅でも同じ感じですけれど。

 

ホームに上がると、予定していた新快速の前に、特別快速が入ってきた。 特別快速? よくわからないけれど大垣行きなので乗ってしまえ!  結果、大垣まで各駅停車でした。

 

大垣といえば樽見鉄道。 今日はこれには乗らない。

 

目的は水饅頭 金蝶園本店駅前ですが、ここは混んでいたので通り過ぎて(帰りに土産に買ったけれど)。

大垣の水饅頭は有名なんです。

 

大垣は水が綺麗で、あちこちに水が出ている。 ここも名古屋から車で汲みにきていた人がいた。

水がバンバン出ているので、2Lのペットボトルでもあっという間に満タンになる。

 

この横の池、水が綺麗なので、金魚が水の中にいるように見えない。

 

これが金蝶園総本家のようだ。 ここに入ることに。

 

ここで、水饅頭をいただく。 氷に入っていかにも涼しそう。

 

この店の隣に

守屋多々志美術館がありました。 暑いので冷房が効いた建物に入ることにします。

 

 

画家 守屋多々志氏の絵が飾ってありました。 この方は知りませんでしたが、やさしい絵を描く。

 

 

かぐや姫とウサギの絵です。 描き方が優しい。

 

これ絵葉書です。 これを買ってきました。 聖徳太子の誕生という絵ですが、キリストさんのような感じで描いています。

なんとなく、癒されます。

他の絵も、心優し癒される絵で、大垣に行かれたら覗いてみることをお勧めします。

 

シャッターが閉まった商店街を通って、

 

大垣城の天守には上がらず、横を通って帰ってきました。

真夏の大垣でした。

 

おわり

 

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岐阜城

2023年08月21日 | 旅行、散歩

ブラタモリで岐阜城の信長の館跡をやっていたので、見にゆきました。

京都から岐阜のルートはJRの在来線で米原、大垣乗り換えで行くか、新幹線で米原乗り換えで行くか、名古屋までのぞみで行って名鉄で岐阜に行くか、はたまた新幹線岐阜羽島から名鉄で行くか、いつも悩むところです。 ほとんどは名古屋ルートですがそれが一番高くつく。 今回はあまり降りたことがない岐阜羽島ルートで行くことに。

 

新幹線では斜め前に座っていたこの子の相手をずっとしていました。ちょっとグズっていたので、相手をしたらニコニコしだしたので、、それで、ずっと。

 

名鉄岐阜羽島駅です。 大昔に逆ルートで降りたことがあるが、ここから乗るのは初めて。

 

新幹線のホームの横にありますが、一旦下に降りて入り口を通って改めて階段を上がってこちらのホームに来ました。

 

名鉄が来た。 少し前にも名鉄には乗っているのですが、赤い電車はやはり嬉しい。

単線です。

 

乗り換え駅の笠松に到着。

 

ここから特急で新岐阜に向かいます。 といっても5分ほどなんです。

 

新岐阜駅で少し電車を写して。 名鉄で知っている形式は7000だけ。 年齢が知れます。 

でも、7000はペーパーで自作したことがあるのです。 ボディーが完成した時に、模型を知らない友人が来て握って潰してしまったのです。 「どれぐらい強度があるか試したら壊れてしまった」 長窓の7000系は窓桟が無いのでとても弱いのです。 それで、車体がぐしゃっとなって、修復不可能で、作る気が失せて7000パノラマカーは日の目を見ることができなかったのでした。

 

駅横でこんなものを食べて、岡崎や名古屋と同じ味噌系だ。

 

 

バスで岐阜公園に、市役所を回ったりして結構時間がかかる。

岐阜城の絵だ。城の下に御殿があって、そこに信長が住んでいた。

 

岐阜城はこの絵よりもずっと高いところにあって、ロープウエイで上がる。 昨日のどうする家康で誰かがこの城を落城させたと言ったが、こんなところを重い武器を持ってどうやって上がるんだ。

 

ロープウエイに乗るとすぐに、ブラタモリでやっていた信長の屋敷、庭跡が見える。 帰りに寄ることにして。

 

下に長良川が見える。この右手の山の陰のあたりで鵜飼が行われる。

左遠くには岐阜大学病院が見える。 じつは岐阜は車で何回も来ているのだが、観光はしていないので改めて城を見に来たのです。

 

ロープウエイを降りてから歩かなければならない。

ブラタモリではこの辺りの石垣がどうのこうの言っていたが、歩くのがきつくてそんなことは頭の中から消えていた。 頑張って階段を上がるのみ。

 

天守が見える位置にきた。 もうすぐなのだが、きつかった。

 

この坂を上がれば、天守だ。

 

天守入り口。 高知城の天守で参ったので、もう天守には上がるまいと思っていたのだが、先日は岸和田城、今日は岐阜城ともう今年だけで3度目の天守だ。

でも、この受付のおばちゃん優しかった。宿でもらった割引券を出したら、もっと安いのがある。 お歳を証明するものを見せてください。 見せると、はい無料です。 高齢者は無料なのだ。

 

これが岐阜城の信長の屋敷の庭だったそうだ。立派な建物です。 客が庭を見られるように廊下なども作ってある。

安土城もライトアップして住民に見せたように、最近、信長の研究で彼は結構人を喜ばすことを好んだらしい。 歴史は勝者が作るので、信長を悪く言うようになったようだが、思ったほどひどい人でもなかったようだ。 そういえば、家康のたぬき親父も、明治になって徳川政権を悪く言うようになってから、たぬき親父と言うようになったそうで、江戸時代は絶対にそんなことを言ってはいない。

 

天守からの眺望。 長良川の向こうに大垣、関ヶ原へと続く地形が見えている。

しかし、台風が遠くにあったので、時々強風が吹いて

南の方向はかろうじて見える程度、この後風と小雨でこちら方向の縁には出られなくなった。

 

なんとか東を写した、 昨日の家康であった小牧城も見えるはずだが、どれだかわからない。

 

下に降りて、信長の邸跡。 発掘調査をしているようだ。

 

そして、ブラタモリで感心していたのがこの岩。

信長はこの前に池を作って、この岩をバックにした綺麗な庭を作って、屋敷から見られるようにしていたそうだ。 そして、滝も作ってあったとか。 岩好きのタモリさんは、信長がこの岩に目をつけて、これを利用した庭を作ったのはすごいと言っていました。 でも、テレビを見ていなければ、何も気がつかない。 他の観光客は誰も見にきていませんでした。

ここに当時の庭を作れば、一気に観光客が増えるのに、と思って思ったのでした。

 

長良川の鵜飼です。 遠くから望遠にして撮影。 観光船と鵜飼船がわかります。

 

もっとアップしたら、鵜匠もわかる。 さほどのカメラでもないのに、ディジタルズームでも結構よく写る。 すごい。

 

翌朝、岐阜駅前にはこんな電車が置いてありました。

名鉄510ですね。 良いですね、昔の電車は。

 

おわり。

 

 

 

 

 

 

 

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