Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

母と友達。

2006-08-18 07:57:57 | Weblog
遂に来た。
現地語の挨拶を教えると、ザンビア人見るなり連呼連呼。
はしゃいでおります。
無事ルサカに戻り、タウン案内。
大分みなさま疲れがでてるようで。
ラスト1日、のんびりお買い物でもしますか。

マウカブアンジ!
 ザンビアの人の笑顔は最高でした!
 リゾートから庶民の市場までザンビアの生活を体験できました。
  楽しかった!! 皆さんありがとう。
 
    mam

DZIKOMO
 ザンビアの人々にジコモ!T君にジコモ!
 心から感謝しています。旅たつ前の不安は今はありませ~ん。
 大好きな言葉「ジコモ」  チーママ32才でした。


おかげ様でとても素敵なザンビア滞在になりました。
笑顔のザンビア人に心なごみました。ここで頑張っている日本人の青年達には元気を頂きました。一週間お世話になったT氏に感謝。 
クドウとインパラは美味しかったです。。。  Amir 

母を訪ねて。

2006-08-12 02:10:49 | Weblog
今頃、母と友達は未知のアフリカ大陸へ向かってインド洋上を飛んでるところかな。
ちゃんと着いてくれるだろうか・・ものすごく心配。
きっと彼女らはもっと心配してるんだろうね。
比較的アクティブな人種だけど、アフリカとなればそりゃこわいか。
南アで黒人に話しかけられてビビっちゃったりね。あ~たのし。

そんなわけで、彼女らを救いにきっと任期中最期になるであろうリビングストン・ビクトリアの滝へ明日から行くだっちゃ。
母を訪ねて、乗るバスの名前は「マルコ・ポーロ」。



スリリング。

2006-08-09 04:47:20 | Weblog
8月7日は農民の日という祝日。
年に一度、8月初旬からその日まで、広大な敷地の「ショウグラウンド」という場所で、お祭りのような、万博のような、農業・貿易をメインとした催し「アグリカルチャーショウ」が開催されるのです。
日頃これといってやることのないザム人たちはここぞとばかりに集結。周辺の道路はミニバスやら物売りらであるくのもままならない程の混雑振り。

去年は逃したため今年は参加してみようと、混雑を掻き分けて進む。
突然、後ろから身なりの汚い輩に両肩をつかまれ、彼は僕に何かを叫び続ける。
「あ~こうやって注意をそらしてスリを働くんだろうな、ぬるい!」と危機管理3級の僕は咄嗟に判断、彼を振りほどく。
10歩ほど歩く。

ありゃ~!!ポッケの携帯電話がねぇ~~よぉ!!

いやぁ、ぬるいね僕。
気持ちよくスラれたさ。吹き抜けの高層ビルくらいおっぺけぺぇさ。
それに気が付いて振り返り、今抜けてきた群衆に戻ろうとしたそのとき、
一人のこれまた身なりの汚い紳士が僕に駆け寄り、モノを差し出す。

僕の携帯電話、恥ずかしながら帰ってまいりました・・・

なんと。なんとですよ。だれかが取り返して持ってきてくれた。
いやぁ、こんなこともあるんだね。一連の出来事に呆気に取られちゃった。
彼は名前もいわず、お礼も言えないまま見えなくなった。
するとその辺で数人に服を引っ張られた男がお馬に乗った警察に突き出されてるじゃないの。どうやら僕のを盗った輩らしい。お馬と警察とその輩が僕に近寄ってきて、馬の上から僕に事情徴収。輩は「やってねぇよ、聞いてみろい!」って。警察も「誰にやられて誰に返された?」って。いや、一瞬のことだし、顔見てないから分からないんだよね。その捕まってんのが返してくれた紳士かもしれないなぁと思いながらも面倒くさくなって、正直わかりましぇん、と答えた。盗った輩がバレてそのまま返したかもしれないし。

そんなわけでやっと入場。中も人・人・人・・・
イロイロなブースがあって、アフリカ諸国の民芸品を売っていたり、会社の宣伝をしていたり。大規模な学園祭みたい。

リングの上ではマッチョたちがボディービルダー選手権。
周りにいるのは全て男。なんで??
司会者が客に向かって質問してる。
「彼らはいつも何をたべてるでしょう??」
おい、もっとマシな質問考えてくれ。幼稚園か。
答える方も、「ファンタ!ファンタ!」。保育園か。

広場では一蹴りで崩れ落ちそうなメリーゴーランドや手動観覧車に子供が列をなしている。遊園地なんてものがないこの国ではそれらはものすごく魅力的な装置であり、気分は夢心地なんだろうなぁとほのぼの。

「ありゃなんだ!」と空を見上げる先をみると、数人が遠い空からパラシュートで落下してくる。
観客で埋め尽くされたスタジアムの中心に見事着地すると大歓声。
その中のただ一人は途中からどっかに流されていった。どこ行っちゃったんだろ!?

敷地が広すぎて、まともな説明パンフレットもなかったからどの程度周れたか分からないけれど、これはこれで刺激的な祭りかもしれない。まだまだ伸びるはず。






ドラえもん。

2006-08-04 04:35:15 | Weblog
おい、ドラえもん。ポケットから「話のわかる大人」を出してくれ。

マラウイ。

2006-08-03 05:30:19 | Weblog
マラウイ共和国に行ってきやした。
足を踏み入れたアフリカの国としては8つ目。
えー、マラウイというのは、
ザンビアの東に隣接する国、国土は日本の3分の1、人口は東京とほぼ同じ1200万人、国土の5分の1がマラウイ湖という湖、世界最貧国の一つ。
ってわけで。地理の授業には決してでてこないかな。

今回はお仕事。マラウイには大使館がないからうちが兼轄してるわけで。
ま、国会議員さん5名を迎え入れたんだけど、なんせ行ったことも無い国だから前段階のアレンジがなかなか上手くいかない。
他の館員は別件でどんどこ行ってるのを羨ましく思う反面、どうせなら行った人ができることは全部済ませてきてくれりゃいいのに!なんて思う。
何度もやってるロジなのにどういうわけか今回はやたらと準備に時間がかかる。
とはいっても仕事はこれだけではないから残業も増え、あれやってこれやってとしてるうちに出発前日は午前4時まで職場で資料作り。ったく2年近くいるっていうのにみっともねぇ仕事運びだわ。

毎度の事ながら忙しいのは準備段階。行ってしまえば事態に合わせて舞えばいい。
ルサカから陸路で約9時間。ザンビアは東に行けばこんなにも起伏があったんだな。
マラウイはザンビアよりも、もっと田舎。もっとのんびーりしてる感じ。
でも基本的には全部一緒。
異国に来た新鮮さは皆無。

議員さんが来る朝になって町全体が断水!どうやら水道管が爆発したらしい。
なんと。ついてない。
至急JICAさんにお願いしてバケツを購入。ミネラルウォーターも買ってホテルの部屋に入れておく。こんなのは机上じゃ想像もできないわけで。
幸い、午後には復旧して一安心。怒られたってどうしようもないしね。

翌日はマラウイ湖へ。
お願いしておいた部屋のアレンジができてなくてホテル内を走って行ったり来たり。ここはいちおリゾートなんですよ。目の前では水着着た家族が湖で遊んでるっていうのにこちとらスーツで汗かいてるなんて酷でしょ。
さて夕食会始めようとしたらなんだかレストランが騒がしい。なんだ?
5分前までいなかったのに4人組のマラウイバンドがにぎやかに演奏しちゃってんじゃねーの!しかもうちらの隣で。太鼓たたいて唄歌って。いやそういうの好きだよ、個人的には。でもタイミング悪りぃぞ。

翌朝、なんだかおかしい。
窓開けると・・雨。
えぇぇ!?今は乾季っしょ。下駄がひっくり返ったって、卑弥呼が踊り狂ったって雨は降っちゃいけないだよ。マラウイのバカ。
ホテルに無理を言って傘を確保はしたものの、これも出発時にはおさまり一件落着。水難の相がでてるっぽい。

マラウイ湖から首都リロングウェへの帰路、前の車がドォーン!
道の中央では内臓が出てるのに首を上下に動かし苦しんでるヤギさん。
こりゃひどい。まじオー・マイ・ゴートですよ、ヤギだけに・・

僕にとって一番の鬼門にあたる空港ロジもなんとか終えて無事ミッション終了!
いやはややり終えたぞい。
ちかれた、ちかれたと最後のレンタカー精算をしてると問題発覚。
ガソリンを入れてきてくれと僕が渡したお金をレンタカーのドライバーがネコババしたみたい。あぁぁ~めんどくせぇ。疲れてる分無性にイライラする。
そのくせもう1人のドライバーは「ここからの交通手段がないからなんとかしてくれぃ、これは個人的なお願いなんだぁ、ヒーッヒーッヒッ」ってな具合。もし僕が偽善者でなかったら、喜んで彼を土に帰してあげよう。

ま、結果オーライ。事故もなく帰ってこれたから全てよしとしよう。
完全に気は抜けないけど、これが僕にとってここでの最後の大きな仕事になるはず。それをやり終えた今はすがすがしい。