ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.82 6.25 タンナの愉快な仲間たち その6

2009-06-25 18:22:24 | Weblog
みなさんこんにちは!最近タンナでは風邪が流行りだしました。そして私も・・・(+_+)でも大丈夫。途上国では体調が万全!なんてことはほとんどないので薬を飲みつつ「風邪なんてひいていない!」と自分に言い聞かせて乗り切ります(^^)v

さぁついに6回目になった「タンナの愉快な仲間たち」。お待たせしました!ついにロカタイ小学校のエース?の登場です^^彼の名は「キンスレイ」。ロカタイ小学校の1年生。ただし、普通の一年生ではありません。彼は何を隠そう超ベテラン1年生なのです!そう、彼は私が赴任して以来、ずーっと1年生。今年でなんと1年生3回目!!!私が赴任した頃には教室でも教室外でもとにかくチョロチョロしていて、友達や先生の注意など全く気にせず、天才的な集中力で常に心は「キンスレイワールド」へ旅行中・・・と言った感じでしたが、さすがに1年生3回目の今年は座って私の授業を受けられるようになり、間違いはあるものの数字を書くことができるようになりました。

彼のクリクリした愛らしい瞳とコミカルな動きはいつも私を和ませてくれます^^今は「1から10までの数字を書きましょう。」と私が言っても彼はなぞの模様しかかけませんが、なんとかその模様の中から数字らしきものを見つけ、「おー!2って書けたね。えらいねー^^」とほめてあげています。留年がなく、最低限の学力を保証しなくてはならない日本の小学校ならばそんなお気楽なことばかり言ってはいられませんが、ここバヌアツでは学校へ来てくれるだけよし!私自身も「1,3,4,5,6,7,8,9,10が書けない」と言うのではなく、「2が書けた!!!」と考えるようにしています。やっぱり学校は楽しい場所でなくっちゃね^^!

そんなキンスレイはロカタイ小学校の先生、サムソンの子ども。バヌアツでは家族みんな顔がそっくりで、聞かなくても誰が親子・兄弟なのかはほとんどわかります^^もちろんサムソンとキンスレイもそっくり!サムソンは賢く人望もある先生なので、きっとキンスレイも大人になったら、父親のように立派になる・・・でしょう!(^^)v

おー薬が効いてきたぞぉ~!さて、水汲みに行ってこよーっと♪では、次回もお楽しみに!素敵な一日を☆Ale!(^o^)/


写真はキンスレイです。うーん緊張しちゃってますね^^