水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
解析・コメントして交流できたら最高至福です。

森で「黒マグロ」が獲れる時代がくるぞ!

2010-09-05 | 日記

山陽新聞によれば
 内陸部でも可能となる養殖技術を確立し新産業創出を目指す。岡山理科大によると、海水を使わない海水魚の養殖は例がないという。
 和井内貞行
による十和田湖の「ヒメマス」の開発を思い出します。

                 (ウイキペディアから引用)
 地産地消とともに、農産物自給化と同様に海産物自給化の進展が期待されます。
 
産経新聞によれば
 岡山理科大(岡山市)の山本俊政准教授(水産増殖学)が、魚の成長に適した「好適環境水」という特殊な水を使用し、海水を使わずにクロマグロを養殖する研究に取り組んでいる。・・・・・平成17年からの研究で、海水が含む約60種の元素のうち、魚の成長に適した成分だけを真水に加えた好適環境水を開発。ヒラメやトラフグ、マダイは海水より大きく育ち、味も上々との成果を得た。海洋汚染の影響を受けないで養殖できるメリットもあり、実用化に向けて研究を重ねている。

独立行政法人水産総合研究センター まぐろ研究所によれば http://tuna.fra.affrc.go.jp/page/yousyoku.htm

 我が国のマグロ類の養殖は、1970年に水産庁委託事業として開始したマグロ養殖研究がその始まりであるが、養殖事業として本格的に行われるようになったのは1990年代に入ってからである。現在、三重県を北限とする和歌山県、高知県、長崎県、鹿児島県、沖縄県等で行われ、特に鹿児島県奄美大島では、水温が冬季でも20度以上と高く、波が静かで潮通しがよいことから、養殖業者が集中し、最大のクロマグロ養殖地となっている。

 海の有効活用を嘱望していますが、今回のような技術わが国の卓越した「水処理・分析制御」する技術開発は水産業の工業化に通ずる快挙と思います。

 


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