いよいよ梅雨入りですね
雨の日は、お店も静かになることが多いのですが、雨の日のBGMを考えてみました。
王道中の王道で言えば、クラシックのピアノ曲。「前奏曲“雨だれ”」のショパン、「アラベスク」のドビュッシー、「トロイメライ」のシューマンetc・・雨音をバックに、美しい旋律の、澄んだピアノの音を聴いていると、本当に心が洗われます。
幼い頃からピアノを習わせてもらっていたのに、クラシックの曲と言えば“教材”としてしか、聴くことなどしなかった。でも今は、自ら聴きたいと思うし、心から良いなぁと思える。
そんな曲たちを聴きながら、独りカウンターに座って、コーヒー、はたまたウィスキーのロックなど飲んだり・・これぞ“大人の贅沢” 私がこんな事を言うのは、まだまだ生意気ですが、こういう時間や空間を“贅沢”だと感じられるようになったのは、少しは私も大人になってきたのかな・・と思います。
さてさて、もう少し大衆音楽的なところから(笑)
マドンナの「Something To Remember 」
'95年に発売されたバラード集。マドンナと言えば、私が言うまでもなく、未だにトップを走り続けている、ポップ・ロック界のクィーン。どうしても過激なイメージのほうが強い彼女だけれど、実はバラードもとてもいい。このアルバムは、発売当時、アルバイトしていたCD店の店頭でかけていて、気に入って買ったのですが、私は、彼女の作品で唯一持っている一枚。
もちろん、大ヒット曲の「Crazy For You」も入っていますが、マーヴィン・ゲイのカヴァー曲「I Want You」から始まり、ベビー・フェイスとの「Take A Bow」etc 名曲ばかり。そして「Rain」も入っています。(ちなみに、この曲のPVには、プロデューサー役で坂本龍一氏が出演していました)
ちょっと低くてハスキーな、声そのものも魅力なのだと思いますが、やはり彼女の感性や、アーティストとしての幅の広さというものを感じます。ジャケット同様、余計な力の抜けた、柔らかい質感が心地いい。
個人的には、夜というよりも「休日の昼下がり」がいい感じ。もちろん雨の日じゃなくてもいいのですが、しっとり感が雨に合います。
皆さんは、雨の日の一枚、何ですか・・?