『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

クリムゾン・フィッシュ

2007-01-05 | 海 水 魚
Full-moon beach in MALDIVES
本日から出勤。(実は昨日が初出でしたが...)正月気分を抜かなくてはなりませんが、まだまだゆっくりしたい気分なので、再度ホウセキキントキをアップ!
それにしてもこの魚のクリムゾンカラー(深紅色)はホントに深いです。海の中にあって、まるで別世界の生き物のように浮かび上がっています。

クリムゾンといって思い浮かぶはモチロンKing Crimsonです。
私が青春時代に最も輝いていたミュージシャンです。
デビューアルバムの「クリムソンキングの宮殿」は私にとってのいまだに最高の一枚です。
ロバート・フリップ、グレグ・レイク、イアン・マクドナルド、マイケル・ジャイルズ+ピート・シンフィールド恐るべき面子です。
その後もメル・コリンズ、ピーター・ジャイルズ、ゴードン・ハスケル、キース・ティペット、ジョン・アンダーソン(YES)、ボズ・バレル、イアン・ウォーレス、ジョン・ウェットン、カール・パーマー、エディー・ジョブソン、デビット・クロス、ビル・ブラッフォード...激しいメンバーチェンジを繰り返しながらも、プログレッシヴロック界の最高峰に君臨し続けました。
脱退したメンバーは、ELP、ROXY MUSIC、FOREIGNER、ASIA、UK...そうそうたるバンドを結成していった。
プログレッシヴロックバンドはメンバーの入れ替わりが激しいのが一つの特徴でもあるが、その時々でそれぞれのメンバーがマッチした旋律を作り出していった・・・
う~ん、今考えれば私はかなりの『プログレ男』だったかも知れない。

ソフトコーラル

2007-01-03 | 海 水 魚
Bandos island in MALDIVES

モルディブの浅海では珍しいソフトコーラルの水中島です。
周りには色々なコーラルフィッシュが集まっています。島の向こうには太陽が...
水深15mほど潜って、ゆっくり浮上しながらの撮影です。
シュノーケリングで息を我慢しながらゆっくり浮上する時の気分は、苦しいながらもスーッと抜けるような気持ちよさがあります。

Blue

2007-01-02 | 海 水 魚
正月も既に二日目になると、おせちにも飽きてTVを観るのにも疲れてきて、ただゴロゴロしてるだけになってしまいます。
『石初め』は週末に行こうかと考えています。
今年の予定として、久し振りに海で潜りたいと考えています。毎年川では撮影をしていますが、長いこと海では潜っていません。
しかし南の島となると、休みも取らなくてはいけないし...なかなかすんなりとは実現しません。
このブルーが呼んでいるのですが...

メデタイ

2007-01-01 | 海 水 魚
あけましておめでとうございます
2007年新たな年がスタートしました。新年だからといって特に何をという事もありませんが、一応区切りですので気持ちはピシッ!っと新たに頑張ろう!というところです。
旧年中は天・地・水・命をご愛顧?いただきありがとうございました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

Full-moon beach in MALDIVES
新年でオメデタイということで、深紅のホウセキキントキを一発目にアップします。

矢柄

2006-12-27 | 海 水 魚
<アオヤガラ> Full-moon beach in MALDIVES
まさにヤガラ(矢柄)の名前がピッタリの魚です。
漂っているだけのように見えますが、小さなヒレを動かして器用に泳いでますし、危険を感じたらクルッと体を反転させて一目散に泳ぎ去ってしまいます。
体型が似た系のダツやサヨリなどは群れで居る場合が多いですが、ヤガラはほとんどが単独で見ます。体長1.5mほどにもなるので、それが群れで居たら結構怖いかも知れませんね。

色々

2006-12-17 | 海 水 魚
<色々> Bandos island in MALDIVES
テングカワハギ、ミスジリュウキュウスズメダイ、セナスジベラ、ミスジチョウチョウウオなどが集まっています。
とりあえずUPだけします。
(今流行の『ノロ仙人』と化していますのでご勘弁を...)

エメラルドinコバルト

2006-12-12 | 海 水 魚
<デバスズメダイ> Full-moon beach in MALDIVES
ハウスリーフ(環礁のエッジ{=ドロップ・オフとなる場所(ショルダー)}から島までの浅瀬の部分)の人気者デバスズメダイ君です。
体長6cm程度の小さな魚で、枝サンゴの密集した場所に群れで生活します。
幼魚のときはさらに多くの群れで生活し、外敵が近づくと一斉にサンゴの隙間に避難します。まさに「いっせいに」という表現がピッタリで、全ての魚たちが同時に瞬間移動してしまいます。
南の島では最もよく目にすることの出来る魚の一種で、コバルトブルーの海にエメラルドグリーンが映える魚です。

ドロップ・オフ

2006-12-11 | 海 水 魚
<ムレハタタテダイ> Bandos island in MALDIVES
ムレハタタテダイのトリオをリーフのドロップ・オフ(浅場から深場へ急激に深くなる場所)で見掛けました。ハタタテダイとの区別が難しいので何ともいえませんが、ハタタテダイは単独でいることが多く、ムレハタタテダイはその名のごとく群れや数尾の個体で遊泳していることが多いので、とりあえずムレハタタテダイとしました。
右下の方にはパウダーブルーサージェンフィッシュもいます
画像でも分かりますが、このドロップ・オフには実にたくさんの魚が集まります。外洋からの波や潮の流れがぶつかる場所なので、酸素の供給も豊富で魚たちのエサとなるプランクトンも大量に発生します。それらを食べる小型の魚類からさらにそれをエサとする大型の魚類、サメやウミガメにもよく出会える場所です。
でも人間にとっては、水面近くからドロップ・オフの深い方を眺めると吸い込まれそうな感覚に襲われ、多少海の怖さを感じる場所でもありますね。

壮観

2006-12-09 | 海 水 魚
<インディアングラント> Bandos island in MALDIVES
日本沿岸部にもいるムスジコショウダイ(かなり姿形の似通ったアヤコショウダイ、ヒレグロコショウダイがいる)の近縁ですが、名前からも分かるようにインド洋の固有種です。巨大なテーブルサンゴのひさしの下や、地形のえぐれ(洞)に群れでいるシーンを良く見かけます。
群れで居るインディアングラントたちはなかなかの迫力です。単体で居ても巨大(↑画像で60~70cm程度)で縦縞が鮮やかな、なかなか存在感のある魚です。
ちなみにグラント(英:grunt)はイサキ科の総称です。

理科室...

2006-12-08 | 海 水 魚
<トガリエビス> Full-moon beach in MALDIVES
漢字にすれば、やはり「尖り恵比須」でしょうか。正面からなので分かりにくいですが、口が前に突き出て顔が尖っています。キンメダイの仲間なので、体色は赤く、赤といえば鯛→恵比須さんですね。
夜行性で昼間は岩穴やサンゴの下、陰などに潜んでいます。
南の海ではどこでもお目にかかれますが、私はどーもこの魚が苦手というか、一歩(水中なので一掻き)引いてしまいます。というのはこの魚を見ているとどうしても学校の理科室に置いてあった人体の筋肉模型を思い浮かべてしまいます。赤っぽい体に白い線が走り、目だけが異様にギョロッとこちらを見つめています。

綺麗なものには毒

2006-12-07 | 海 水 魚
<ハナミノカサゴ> Full-moon beach in MALDIVES
背びれ、胸びれの棘に毒を持つ魚で、刺されると激痛が走る(らしい...)。幸いなことにまだ刺されたことはありません。「美しいものにはトゲがある!」の代名詞のような魚ですね。
フサカサゴ科の魚では、本種とミノカサゴが大型になります。
海にはミノカサゴの仲間のように毒を持つ魚は結構いますが、例えばオコゼの仲間やゴンズイ等々、いずれの魚たちも落ち着いていて、人間が近寄って行ってもなかなか逃げようとはしません。おそらく必殺の武器(毒棘)を持っている余裕からなのでしょうか...「来るなら来なさいよ!」といった感じです。しかも、ミノカサゴの仲間は近寄っていったらヒレを大きく広げて威嚇のポーズをとるぐらいなのです。
ハナミノカサゴとミノカサゴを比較すると、ハナミノカサゴの方が若干気が荒く好奇心旺盛な気がします。実はハナミノカサゴの方が若干『南方系』なのです。
人間界でも陽気な人や直情経口型の人を『南方系』と呼んだりしますが...
近縁どうしのブリ⇔ヒラマサ、イシダイ⇔イシガキダイ、カンパチ⇔ヒレナガカンパチについても同じような傾向が見られます。
魚について言えば、なんせ『南方系』は姿自体が派手ですからね。

細魚

2006-12-06 | 海 水 魚
<サヨリ> Bandos island in MALDIVES
日本沿岸でも普通に見られるサヨリです。春の訪れを告げる魚として有名で、漢字で「細魚」「針魚」などと表しますが、一字ですと『鱵』となります。ほとんど目にしたことの無いような漢字ですが、つくりの『箴(はり・シン)』は読みでも分かるように、多分材質が竹や木でできた「はり」という意味だと思います。ちなみに、『鍼(はり・シン)』の漢字は目にすることもあるかと思いますが(○△鍼灸院など)、中国伝来の鍼(はり)治療の「はり」ですね。つまりこの辺のことから『鱵(サヨリ)』という字が出来上がったのでしょう。<あくまでも私見なので...>
もう一つ面白い話がありまして、サヨリの外見(体型)は非常に細くてスマートですが、腹腔内(内臓がある場所)の内壁は真っ黒な薄い膜がべっとりとへばり付き、苦味があります。
そんなところから外見は非常にスマートで抜群のプロポーションの持ち主であるが、腹黒い女性のことを「サヨリ」に例えます。
「どうして女なの?男に例えてもいいんじゃない?」そうですよね...ゴメンナサイ...

いよいよカウントダウンです。自爆を避けてしばらく覗きません。

軍服

2006-12-05 | 海 水 魚
<パウダーブルーサージェンフィッシュ> Vabbinfaru island in MALDIVES
モルディブを代表する魚のひとつです。
この一尾は「はぐれサージェン」ですが、よく群れで行動しており、数百の群れになったらそれは壮観です。
モルディブ(インド洋)の固有種なのでもちろん和名は付いていません。英名の意味を考えると、パウダーブルーは見たまんまで、サージェン(surgeon)には外科医、軍医という意味があります。どこにもその英名の意味が見付からないので、考えて思い浮かんだのは軍服です(医者はやっぱり白衣ですよね)。軍服の色が青、襟の色が黒、肩章の色が黄色だとすると、パウダーブルーサージェンフィッシュの配色からみて納得行くような感じです。<あくまでも私見なので...>

いよいよ100を切りました...まだ何にするか考えていません...

南箱河豚

2006-12-04 | 海 水 魚
<ミナミハコフグ> Managaha island in SAIPAN
こいつは可愛いでしょう?全長2cm程度の(多分)ミナミハコフグの幼魚です。多分を付けたのは、ハコフグの幼魚も酷似しているらしいのです。でも色々な図鑑等を調べても、ハコフグの幼魚はこれほど黒の水玉模様が明瞭ではありません。(酷似してるとは思わないんだけれど...)
しかし、ミナミハコフグも成長とともに体色は黄色から茶系へ変わり、水玉は残りますが、色が変化して、結構地味目な配色になります。
波に揺られてあっちにフラフラこっちにヨロヨロ...愛嬌あり過ぎです。

ところで、うっかりしてましたが30,000Hitsまであとわずか!
何も考えていませんでしたが...考えておきます

海の紅葉

2006-12-03 | 海 水 魚
<イエローカーディナルフィッシュ> Kammer beach in TINIAN
体全体が黄色(イエロー)で、鼻先周辺が深紅色(カーデイナル)であることから付いた名前です。
テンジクダイの仲間で、ほとんどの場合群れで生活しています。魚が群れで生活するのは外敵への対抗策ですね。小さな魚でもたくさん集まれば大きな魚のように見えて襲われにくいとか、単独で生活して個別に食べられて行くより、集団でいて一部の弱い個体を食べられる方が優れた種の保存・維持には好都合であるとか.....
後者の理由は残酷みたいですが一種の「自然淘汰」という言葉で表される“自然の摂理”ではないでしょうか。
しかし本種は、日本語名(標準和名)が付いていません...ということで、日本沿岸(近海)には生息していない魚で、ミクロネシアの固有種です。ミクロネシアは、サイパン・グァムなどのマリアナ諸島からカロリン諸島、パラオ諸島、トラック諸島、マーシャル諸島などを含む赤道から北緯20度一帯の島々の総称です。パラオは私の憧れの地です。ソフトコーラル(石灰質の硬いサンゴではなく、やわらかいイソギンチャクのサンゴ版といったとこです)の群生を見てみたい...