『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

綺麗なものには毒

2006-12-07 | 海 水 魚
<ハナミノカサゴ> Full-moon beach in MALDIVES
背びれ、胸びれの棘に毒を持つ魚で、刺されると激痛が走る(らしい...)。幸いなことにまだ刺されたことはありません。「美しいものにはトゲがある!」の代名詞のような魚ですね。
フサカサゴ科の魚では、本種とミノカサゴが大型になります。
海にはミノカサゴの仲間のように毒を持つ魚は結構いますが、例えばオコゼの仲間やゴンズイ等々、いずれの魚たちも落ち着いていて、人間が近寄って行ってもなかなか逃げようとはしません。おそらく必殺の武器(毒棘)を持っている余裕からなのでしょうか...「来るなら来なさいよ!」といった感じです。しかも、ミノカサゴの仲間は近寄っていったらヒレを大きく広げて威嚇のポーズをとるぐらいなのです。
ハナミノカサゴとミノカサゴを比較すると、ハナミノカサゴの方が若干気が荒く好奇心旺盛な気がします。実はハナミノカサゴの方が若干『南方系』なのです。
人間界でも陽気な人や直情経口型の人を『南方系』と呼んだりしますが...
近縁どうしのブリ⇔ヒラマサ、イシダイ⇔イシガキダイ、カンパチ⇔ヒレナガカンパチについても同じような傾向が見られます。
魚について言えば、なんせ『南方系』は姿自体が派手ですからね。

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6 コメント

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これはこれは (SURVIVOR)
2006-12-08 15:05:41
ハナミノカサゴは水族館に行けば必ずと言って良いほど展示されてる魚ですし同じ水槽にはミノカサゴが一緒に泳いでいたりして水槽前でこっちがミノカサゴあっちがハナミノカサゴなんてやってるとその内良く分らなくなってしまった事が有ります。
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ひらひら。 (UNION)
2006-12-08 19:26:17
ひらひらして綺麗ですね。
でも「激痛が走る」んですね。知らずに触るとえらいことになりますね~~
私も若い頃は「南方系」でしたよ~(笑)
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皮弁の違い (fossil1129)
2006-12-08 22:43:48
鼻孔の上の
皮弁の大きいのがハナミノカサゴ
ないのが、ミノカサゴです。
教室で飼っていたときは、
水槽のメンテは、子どもには絶対にさせませんでした。
生き餌しか食べないので、
透明のアクリル棒にクリルをさして
鼻先でピコピコ。
慣れてくると、
クリルを投入すると
食べるようになってきました。

ハナミノカサゴの泳ぐ教室。
近畿地方では、fossil学級ぐらいでしょうね。
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定番 (仙人)
2006-12-08 23:14:04
ミノカサゴやハナミノカサゴは水族館の定番ですね。
毒のある魚としての紹介でもポピュラーですし、美しくゆったり泳ぐので観察にももってこいですね。
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ひらひらに誘われ... (仙人)
2006-12-08 23:20:07
う~ん...?
UNIONさんのおっしゃる「南方系」はどう受け取ったらいいのでしょうか?
ひらひらの蝶に誘われて寄って行ったら実は正体は蜂で、手痛い一刺しをお見舞いされた...とかの経験が...
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 (仙人)
2006-12-08 23:22:33
なんと教室の水槽でハナミノカサゴですか!
それはそうそうお目にかかれないでしょう。
もちろん子供に世話はさせられませんね。
それにしてもfossil学級は羨ましいですね。
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