福井駅に降り立つと、「恐竜博士」に逢えました。
久々の福井駅ですが、かなり新しくなっています。
将来の北陸新幹線に備えてです。
そう言えば、長い間福井にも化石採集に来ていません。
恐竜の産地は無理ですが、久し振りにアンモナイトにも出逢いたいです。
久々の福井駅ですが、かなり新しくなっています。
将来の北陸新幹線に備えてです。
そう言えば、長い間福井にも化石採集に来ていません。
恐竜の産地は無理ですが、久し振りにアンモナイトにも出逢いたいです。
ちょっと前に、出張のついでに立ち寄った場所で見つけました。
沢の入り口の石を“ パッカ~ン! ”と割ったらいきなり出てきました。
中生代に生きた二枚貝イノセラムスです。
以前から目をつけていた場所で、以前にも痕跡は見つけていて、次回はじっくりと探索したいと思っていましたが、結局時間がありませんでした。
それでも、毎回短い時間でも確実に痕跡が見つかっているので、今度こそは本当に真剣に探索したいと考えています。
沢の入り口には割り痕もありませんし、たぶん知られていない産地だと思います。
パラダイスであることを祈って、次回こそ必ずじっくりとアンモ求めて...
沢の入り口の石を“ パッカ~ン! ”と割ったらいきなり出てきました。
中生代に生きた二枚貝イノセラムスです。
以前から目をつけていた場所で、以前にも痕跡は見つけていて、次回はじっくりと探索したいと思っていましたが、結局時間がありませんでした。
それでも、毎回短い時間でも確実に痕跡が見つかっているので、今度こそは本当に真剣に探索したいと考えています。
沢の入り口には割り痕もありませんし、たぶん知られていない産地だと思います。
パラダイスであることを祈って、次回こそ必ずじっくりとアンモ求めて...
久々の化石採集で...
右手人差し指の付け根にハンマーによるマメが出来、潰れました...
さらに...

左手の甲をハンマーで強打、内出血です。
やはりブランクがあると、いろんな面で退化していっています。
疲れ方も腰の痛みも半端ではありませんでした...
たまにはいかないと!
採集物はまたその内に...
< 南あわじ >
右手人差し指の付け根にハンマーによるマメが出来、潰れました...
さらに...

左手の甲をハンマーで強打、内出血です。
やはりブランクがあると、いろんな面で退化していっています。
疲れ方も腰の痛みも半端ではありませんでした...
たまにはいかないと!
採集物はまたその内に...
< 南あわじ >
岩盤から姿を見せる【プラビトセラス( Pravitoceras sigmoidale )】の化石の一部分です。
いかにも岩盤の奥に繋がっているような様相ですが...
まさに一部分、見えているだけでした...
期待したのにがっかりでした...
こ、これは!

と思ったのですが...

画像上部の巻き(気室)は、完全に♀型です。
気室から住房に向かう途中から、住房部だけが残っていました。
これが全て残っていればなかなかの標本になっていたと思いますが...
この場所は、化石本体がボロボロではなくしっかり石化しているので状態はいいのですが...
なかなかいいものには巡り会えません。
< 淡路島 >
いかにも岩盤の奥に繋がっているような様相ですが...
まさに一部分、見えているだけでした...
期待したのにがっかりでした...
こ、これは!

と思ったのですが...

画像上部の巻き(気室)は、完全に♀型です。
気室から住房に向かう途中から、住房部だけが残っていました。
これが全て残っていればなかなかの標本になっていたと思いますが...
この場所は、化石本体がボロボロではなくしっかり石化しているので状態はいいのですが...
なかなかいいものには巡り会えません。
< 淡路島 >
「火星」みたいな地です。
水も生き物も存在しない石ころだらけの風景です。
ただこの灰色の石が曲者です。
いかにも美味しそうに(中に化石が入っていそうに)見えるのですが、割れども割れども何にも出てこない場合がほとんどです。
何も採れない時、この殺風景な風景が恨めしくなります。(笑)
もちろん植物も生えています。


あまりにも成果が無いと「一体、この広大な場所のどこに化石が潜んでいるのだろう?」と、途方に暮れてしまいます。
早いうちにお土産を確保できた場合はいいのですが、何にも見つからないと、ただひたすらアップダウンを繰り返しながら歩き回る一日になってしまいます。
まぁ、健康のためにはいいのですが...(あくまでも負け惜しみですが...)
< 和泉層群 北阿万層 >
水も生き物も存在しない石ころだらけの風景です。
ただこの灰色の石が曲者です。
いかにも美味しそうに(中に化石が入っていそうに)見えるのですが、割れども割れども何にも出てこない場合がほとんどです。
何も採れない時、この殺風景な風景が恨めしくなります。(笑)
もちろん植物も生えています。


あまりにも成果が無いと「一体、この広大な場所のどこに化石が潜んでいるのだろう?」と、途方に暮れてしまいます。
早いうちにお土産を確保できた場合はいいのですが、何にも見つからないと、ただひたすらアップダウンを繰り返しながら歩き回る一日になってしまいます。
まぁ、健康のためにはいいのですが...(あくまでも負け惜しみですが...)
< 和泉層群 北阿万層 >
昨年は行かなかったのですが、今年は仲間との昼食会を兼ねて行ってきました。
「石ふしぎ大発見展」
毎年言っていますが、年々化石の肩身が狭くなり、鉱物、特に光物が幅を利かせています。
そういったこともあり、業者風の人間や女性の客が昔に比べかなり増えている感じです。
とりあえずの購入品です。

石ではなく、入れるための標本箱です。
若干大きめのサイズの標本箱が欲しかったもので...
立派な標本箱は買ったのですが、中に入れる見合う化石が,,,
とあるショップで「ご自由にお持ち帰りください!」の文字に、思わず頂戴しました。

ちょいとした飾りにちょうどいいです。
標本棚に大した化石が無い分こんな小物でごまかします。(笑)

実は、段ボールを何枚か重ねて立体的に作ってあります。
なかなかのアイディアです。
開催は明日まで!
< 石ふしぎ大発見展 >
「石ふしぎ大発見展」
毎年言っていますが、年々化石の肩身が狭くなり、鉱物、特に光物が幅を利かせています。
そういったこともあり、業者風の人間や女性の客が昔に比べかなり増えている感じです。
とりあえずの購入品です。

石ではなく、入れるための標本箱です。
若干大きめのサイズの標本箱が欲しかったもので...
立派な標本箱は買ったのですが、中に入れる見合う化石が,,,
とあるショップで「ご自由にお持ち帰りください!」の文字に、思わず頂戴しました。

ちょいとした飾りにちょうどいいです。
標本棚に大した化石が無い分こんな小物でごまかします。(笑)

実は、段ボールを何枚か重ねて立体的に作ってあります。
なかなかのアイディアです。
開催は明日まで!
< 石ふしぎ大発見展 >
ハマグリのような肉厚の殻を持つシジミガイ科の『ゲロイナ』です。
さらに、下側に別種の二枚貝がくっ付いていました。
おそらく、キヌマトイガイ科だと思われます。
分離も出来たのですが、面白いのでセットでクリーニングしました。

成長肋にびっしりこびり付いた砂粒がかなり厄介でした。

これまた二枚貝としてはかなりの存在感です。
さらに、下側に別種の二枚貝がくっ付いていました。
おそらく、キヌマトイガイ科だと思われます。
分離も出来たのですが、面白いのでセットでクリーニングしました。

成長肋にびっしりこびり付いた砂粒がかなり厄介でした。

これまた二枚貝としてはかなりの存在感です。
この化石はノジュール・インではなく、そのまま岩盤から産する『ビカリア』です。
母岩自体が柔らかいので、結構容易に取り出せますが、多くの場合殻頂が飛んでしまいます。
周囲の余白を大きく、ブロックで摂り出せばその危険性は薄いのですが、どうしても安易な方法に走って、結果失敗してしまいます。

母岩は結構柔らかいのに、化石に付着している部分はかなりしつこいのです。
ブラシで擦ったら取れそうな感じですが、そんな生易しいものではありません。
先端の尖った針状のもので、カリカリ丹念に削る(除去する)必要があります。
まぁ、どの時点で「これでよしっ!」にするかはありますが、かなり時間を必要とします。


存在感のあるお気に入りの化石です。
母岩自体が柔らかいので、結構容易に取り出せますが、多くの場合殻頂が飛んでしまいます。
周囲の余白を大きく、ブロックで摂り出せばその危険性は薄いのですが、どうしても安易な方法に走って、結果失敗してしまいます。

母岩は結構柔らかいのに、化石に付着している部分はかなりしつこいのです。
ブラシで擦ったら取れそうな感じですが、そんな生易しいものではありません。
先端の尖った針状のもので、カリカリ丹念に削る(除去する)必要があります。
まぁ、どの時点で「これでよしっ!」にするかはありますが、かなり時間を必要とします。


存在感のあるお気に入りの化石です。
若干小さめの“月のおさがり”です。
しかし、ビカリアのものです。
殻頂の部分をクリーニングすると...

先端の二巻きまでは、“おさがり”が成長していませんでした。
一応“おさがり”の先端部までは取り出せました。


前回紹介したビカリアに比べると、珪化も進んでおらず、状態はあまりよくありませんが、全体形が分かるという事で...
ウミニナの仲間の“おさがり”も...


小さいものは必ずと言っていい程、途中で折れてしまいます。
しかし、ビカリアのものです。
殻頂の部分をクリーニングすると...

先端の二巻きまでは、“おさがり”が成長していませんでした。
一応“おさがり”の先端部までは取り出せました。


前回紹介したビカリアに比べると、珪化も進んでおらず、状態はあまりよくありませんが、全体形が分かるという事で...
ウミニナの仲間の“おさがり”も...


小さいものは必ずと言っていい程、途中で折れてしまいます。
久々の化石です。
その成果物の一つですが、「巻貝の殻が飛んで残念!」と思っていると、殻の下から立派な“おさがり”が顔を出しました。

正確には“月のおさがり”といいます。
月のウサギがウ○チをして、それがぶら下がってこんな形に...ということから、このように呼ばれるようです。
巻貝の内部が珪化し、オパールやメノウといった石に変化しています。

ちなみに、巻貝は「ビカリア」という干潟環境を好むウミニナの仲間です。
ノジュールインのガチガチの石を何とかクリーニングしました。



もう少しだけ綺麗になるとは思いますが、おさがり部分と殻の癒着が激しく、もう少しが命取りになったら悲しいので、これで完成とします。
その成果物の一つですが、「巻貝の殻が飛んで残念!」と思っていると、殻の下から立派な“おさがり”が顔を出しました。

正確には“月のおさがり”といいます。
月のウサギがウ○チをして、それがぶら下がってこんな形に...ということから、このように呼ばれるようです。
巻貝の内部が珪化し、オパールやメノウといった石に変化しています。

ちなみに、巻貝は「ビカリア」という干潟環境を好むウミニナの仲間です。
ノジュールインのガチガチの石を何とかクリーニングしました。



もう少しだけ綺麗になるとは思いますが、おさがり部分と殻の癒着が激しく、もう少しが命取りになったら悲しいので、これで完成とします。
二枚貝の『テトリミヤ Tetorimiya carinata Hayami 』です。

実は、5年以上前に岐阜県荘川で採取した標本です。
「手取層群御手洗層」が分布するこの場所は、ジュラ紀中期とされてきましたが、10年ほど前に、この地で収集されたアンモナイトを検討した結果、ジュラ紀後期から白亜紀前期(ベリアシアン)を特徴付けるアンモナイトが含まれていることが分かり、従来考えられていた時代より、約1,000万年以上新しい時代であったことが判明しましたそうです。
ようやく綺麗にしてあげました。


たった一度、1時間程度滞在しただけですので、ベリアシアンのアンモナイトを求めて再び訪れて見たい産地です。
まだ採集できる場所があるかなぁ...
< 岐阜県荘川町 >

実は、5年以上前に岐阜県荘川で採取した標本です。
「手取層群御手洗層」が分布するこの場所は、ジュラ紀中期とされてきましたが、10年ほど前に、この地で収集されたアンモナイトを検討した結果、ジュラ紀後期から白亜紀前期(ベリアシアン)を特徴付けるアンモナイトが含まれていることが分かり、従来考えられていた時代より、約1,000万年以上新しい時代であったことが判明しましたそうです。
ようやく綺麗にしてあげました。


たった一度、1時間程度滞在しただけですので、ベリアシアンのアンモナイトを求めて再び訪れて見たい産地です。
まだ採集できる場所があるかなぁ...
< 岐阜県荘川町 >
最近、長い間放置していた化石を夜な夜な少しづつクリーニングしています。
夜中に大きな音を立てる訳には行かないので、カルコ一本でのただひたすら黙々と削る作業です。
カルコでの手作業限定なので、当然硬い石は出来ません。
柔らかい母岩の産地か、砂粒やシリカ膜を剥離するようなクリーニングが主です。
集中力も30分程度しか続きませんので、1回休憩してほぼ1時間が作業の限界です。
毎晩遅々として進みませんが、それでも時間を掛ければでクリーニング完了する石も出てきます。
内浦層群ではフジツボも採集していました
完全にストッカーの中で冬眠状態であったのを叩き起こし、カリカリやった結果です。

「富士壺(フジツボ)」の名の通り、見ようによっては富士山に見えます。

現生モノと比較してみましたが、いまいちよく分かりません。
『ミネフジツボ』あたりに近いような気がします。
『白亜の窓』で紹介されている、同産地で産出したフジツボとは別種だと思います。
こちらは現生の『サンカクフジツボ』に似ているようです。

あと数個フジツボがあったと思うので、そちらもクリーニングしてみる事にします。
次がいつアップ出来るかは分かりませんが...
<内浦層群>
夜中に大きな音を立てる訳には行かないので、カルコ一本でのただひたすら黙々と削る作業です。
カルコでの手作業限定なので、当然硬い石は出来ません。
柔らかい母岩の産地か、砂粒やシリカ膜を剥離するようなクリーニングが主です。
集中力も30分程度しか続きませんので、1回休憩してほぼ1時間が作業の限界です。
毎晩遅々として進みませんが、それでも時間を掛ければでクリーニング完了する石も出てきます。
内浦層群ではフジツボも採集していました
完全にストッカーの中で冬眠状態であったのを叩き起こし、カリカリやった結果です。

「富士壺(フジツボ)」の名の通り、見ようによっては富士山に見えます。

現生モノと比較してみましたが、いまいちよく分かりません。
『ミネフジツボ』あたりに近いような気がします。
『白亜の窓』で紹介されている、同産地で産出したフジツボとは別種だと思います。
こちらは現生の『サンカクフジツボ』に似ているようです。

あと数個フジツボがあったと思うので、そちらもクリーニングしてみる事にします。
次がいつアップ出来るかは分かりませんが...
<内浦層群>