こういった光景に出くわすと、もう干潟部分を観察せずにはいられません。
やはり居ました!
スナガニの仲間、『コメツキガニ』です。
本種や同科の『ハクセンシオマネキ』『チゴガニ』などは、浜辺で両方の鋏(ハサミ)を上下させる、いわゆる“ウェービング”という行動をしますが、その様子が「杵を持って臼で米をつく」様子に似ているという事で、『コメツキガニ』という名がついています。
『シオマネキ』などは、“ウェービング”の様子が「潮を招いている」ようであることが語源です。
Click
結構小石混じりの場所に生息していました。
完全な砂場であれば、食事の後の“砂団子”がいっぱい並んでいるはずなのですが...
右画像の小競り合いをしている場所は砂分が多いので、“砂団子”が見られます。
やはり居ました!
スナガニの仲間、『コメツキガニ』です。
本種や同科の『ハクセンシオマネキ』『チゴガニ』などは、浜辺で両方の鋏(ハサミ)を上下させる、いわゆる“ウェービング”という行動をしますが、その様子が「杵を持って臼で米をつく」様子に似ているという事で、『コメツキガニ』という名がついています。
『シオマネキ』などは、“ウェービング”の様子が「潮を招いている」ようであることが語源です。
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結構小石混じりの場所に生息していました。
完全な砂場であれば、食事の後の“砂団子”がいっぱい並んでいるはずなのですが...
右画像の小競り合いをしている場所は砂分が多いので、“砂団子”が見られます。
とある池でたくさんのドブガイの仲間が生息していました。
殻も結構落ちていましたので、持ち帰りました。
上画像は、一応ドブガイ属ということで...
『タガイ』と『ヌマガイ』の区別がややこしいので、属止めにしました。
もう一種生息していまして、
こちらは『イシガイ』です。
『イシガイ』は滋賀県では食用に供されています。
『ドブガイ』や『イシガイ』は、タナゴ類の産卵床となることが有名で、全国的なタナゴ類の減少の原因として、水質や底質の悪化・変化などによるこれらの貝類の減少が影響しています。
さらにこれらの貝類は、幼生(グロキディウム)期にヨシノボリ類のエラやヒレに寄生して変態をし、脱落して稚貝として底生生活に入ります。
つまり、タナゴ類はイシガイの仲間がいなければ繁殖できませんし、イシガイの仲間はヨシノボリ類がいないと成長できないわけです。
非常に面白い関係が成り立っています。
ここで一つの疑問が...
イシガイの仲間は、タナゴ類のエラやヒレに寄生すれば、両種の共生関係が見事成立するのではないかと...?
タナゴ類はイシガイ類の寄生に抵抗する性質を発達させているようで、仮に寄生してもすぐに離れてしまうか、うまく変態できずに死亡してしまうようです。
う~ん...タナゴ類はわがままですね!(笑)
殻も結構落ちていましたので、持ち帰りました。
上画像は、一応ドブガイ属ということで...
『タガイ』と『ヌマガイ』の区別がややこしいので、属止めにしました。
もう一種生息していまして、
こちらは『イシガイ』です。
『イシガイ』は滋賀県では食用に供されています。
『ドブガイ』や『イシガイ』は、タナゴ類の産卵床となることが有名で、全国的なタナゴ類の減少の原因として、水質や底質の悪化・変化などによるこれらの貝類の減少が影響しています。
さらにこれらの貝類は、幼生(グロキディウム)期にヨシノボリ類のエラやヒレに寄生して変態をし、脱落して稚貝として底生生活に入ります。
つまり、タナゴ類はイシガイの仲間がいなければ繁殖できませんし、イシガイの仲間はヨシノボリ類がいないと成長できないわけです。
非常に面白い関係が成り立っています。
ここで一つの疑問が...
イシガイの仲間は、タナゴ類のエラやヒレに寄生すれば、両種の共生関係が見事成立するのではないかと...?
タナゴ類はイシガイ類の寄生に抵抗する性質を発達させているようで、仮に寄生してもすぐに離れてしまうか、うまく変態できずに死亡してしまうようです。
う~ん...タナゴ類はわがままですね!(笑)
サザエの食べ方の定番といえば、“壷焼き”です。
生きたサザエの殻口にお酒、醤油をたらして網の上で焼きます。
料理としても簡単なので、手に入ったときはほぼ“壷焼き”にしていましたが、他にもっと調理の仕方が無いものかと...
身の部分とキモの部分は、食感も違いますし、味も全く違うので、とりあえず分けて料理してみました。
とりあえず、本体を塩茹でし、身を殻から引っ張り出して、身の部分とキモの部分に分けました。
“壷焼き”の場合だと、キモの部分が切れて殻の中に残ってしまう場合がありますが、茹でたら100%身とキモがいったいで取り出せます。
身は「酒蒸し風バター醤油炒め」です。
酒で若干身をほぐし、バターでソテーして醤油を焦がして味と風味をつけました。
コリコリとした身の食感のみで、いい感じです。
キモは、「ゴマ風味甘辛炒め」です。
キモの苦さに対抗するため、砂糖醤油でソテーしてごま油で風味をつけました。
キモの食感と甘辛さが絶妙です。
それぞれの一品を交互に食べると、サザエの美味しさを満喫できました。
生きたサザエの殻口にお酒、醤油をたらして網の上で焼きます。
料理としても簡単なので、手に入ったときはほぼ“壷焼き”にしていましたが、他にもっと調理の仕方が無いものかと...
身の部分とキモの部分は、食感も違いますし、味も全く違うので、とりあえず分けて料理してみました。
とりあえず、本体を塩茹でし、身を殻から引っ張り出して、身の部分とキモの部分に分けました。
“壷焼き”の場合だと、キモの部分が切れて殻の中に残ってしまう場合がありますが、茹でたら100%身とキモがいったいで取り出せます。
身は「酒蒸し風バター醤油炒め」です。
酒で若干身をほぐし、バターでソテーして醤油を焦がして味と風味をつけました。
コリコリとした身の食感のみで、いい感じです。
キモは、「ゴマ風味甘辛炒め」です。
キモの苦さに対抗するため、砂糖醤油でソテーしてごま油で風味をつけました。
キモの食感と甘辛さが絶妙です。
それぞれの一品を交互に食べると、サザエの美味しさを満喫できました。
久々に『ハクセンシオマネキ』に出逢いました。
元々探す目的ではなく、予定の時刻までまだ大分時間があったので、近くの河川の河口まで時間つぶしのドライブのつもりで来たのですが、たまたま干潮時で結構広大な干潟が姿を現していました。
車を停めて、何気なく外に出て眺めていると、干潟にうごめく影を発見したわけです。
Click
砂団子を一杯こしらえていました。
Click
結構カニ密度も高い状態でした。
Click
近付くと、「サッ」と巣穴の中に隠れてしまいますが、しばらく待つとゴソゴソと這い出してきます。
結構こちらの動きに対して敏感のようで、ほとんど動かずに「じっ」としていると、あまり気にせずに活動してくれます。
この生息地でも、♂の甲羅の模様は多彩です。
薄いヤツから濃いヤツまで、本当にバラエティーに富んでいます。
求愛行動を意識してじっくり観察したことはありませんが、この甲羅の模様が♀へのアピールに一役かっているとすれば、♂からアプローチする場合は、必ず背中を見せるはずで、♀から相手を積極的に選ぶのであれば、背中側から判断して近寄っていくはずです。
今度じっくりその辺を観察してみましょう。
< 干潟 >
元々探す目的ではなく、予定の時刻までまだ大分時間があったので、近くの河川の河口まで時間つぶしのドライブのつもりで来たのですが、たまたま干潮時で結構広大な干潟が姿を現していました。
車を停めて、何気なく外に出て眺めていると、干潟にうごめく影を発見したわけです。
Click
砂団子を一杯こしらえていました。
Click
結構カニ密度も高い状態でした。
Click
近付くと、「サッ」と巣穴の中に隠れてしまいますが、しばらく待つとゴソゴソと這い出してきます。
結構こちらの動きに対して敏感のようで、ほとんど動かずに「じっ」としていると、あまり気にせずに活動してくれます。
この生息地でも、♂の甲羅の模様は多彩です。
薄いヤツから濃いヤツまで、本当にバラエティーに富んでいます。
求愛行動を意識してじっくり観察したことはありませんが、この甲羅の模様が♀へのアピールに一役かっているとすれば、♂からアプローチする場合は、必ず背中を見せるはずで、♀から相手を積極的に選ぶのであれば、背中側から判断して近寄っていくはずです。
今度じっくりその辺を観察してみましょう。
< 干潟 >
杉林の倒木でキノコを見つけました。
キノコの同定はかなり厄介です。
派手な彩色のものは、それなりに見分けられますが...
サルノコシカケ科には違いなさそうですが...
おそらく『ヤニタケ』あたりではないかと思います。
近くで全く色の違うサルノコシカケを見つけましたが、どうやらこれも『ヤニタケ』のようです。
出来損ないのピザのような感じです。
よく見ると、キノコの縁の部分を植物が突き抜けています。
キノコが成長の段階でこの植物の茎を取り込んでしまったのでしょう。
キノコの同定はかなり厄介です。
派手な彩色のものは、それなりに見分けられますが...
サルノコシカケ科には違いなさそうですが...
おそらく『ヤニタケ』あたりではないかと思います。
近くで全く色の違うサルノコシカケを見つけましたが、どうやらこれも『ヤニタケ』のようです。
出来損ないのピザのような感じです。
よく見ると、キノコの縁の部分を植物が突き抜けています。
キノコが成長の段階でこの植物の茎を取り込んでしまったのでしょう。