『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

蓑虫

2016-11-29 | 昆 虫 類
 久々に出逢った「ミノムシ」、『オオミノガ』の幼虫の巣です。
 ミノガの仲間は日本には20種ほどいるようですが、一般的に「ミノムシ」と言えば本種を指します。
 ただ本種は、大陸から移入した『オオミノガヤドリバエ』によってかなり数を減らしている地域もあります。

旅蜻蛉

2016-10-27 | 昆 虫 類
 タテハチョウの仲間『アサギマダラ』は旅をする昆虫として有名ですが、この『ウスバキトンボ』も旅をします。
 ただ、前者が南方(南西諸島・香港・台湾など)と本土を往来するのに対して、本種の南下は観測されておらず、世代交代をしながら北上をするのは分かっているが、それ以外は未だ解明されていない種です。
 盆の頃に大量に街中や野山で群舞しているため、「精霊とんぼ」とも言われ、先祖の生まれ変わりなので採らないようにと言い伝えられる地方もある。

銀一文字

2016-09-23 | 昆 虫 類
 初めてお目にかかりました『ギンイチモンジセセリ』です。
 これまでも見たことがあったのかも知れませんが、悪いですがセセリチョウをじっくり観察することは無かったので...

  Click
 

 後翅の中央に銀白色の筋が入っているのが名の由来です。
 ただ、この個体はあまり筋が目立ちません

大裏銀筋

2016-09-21 | 昆 虫 類
 『オカトラノオ』にとまる『オオウラギンスジヒョウモン』です。

 ただこちらの『ユウスゲ』の混じる『オカトラノオ』の群生の中に居るのは...

  Click
 

 『ツマグロヒョウモン』の♂のようです。


亜種

2016-09-18 | 昆 虫 類
 画像は『ヒメオオクワガタ』のようです。
 ただ、見つけた場所が九州なので亜種の『キュウシュウヒメオオクワガタ』だと思われます。



 『ユウスゲ』の蕾の先で遊んでいました。

蝉...

2016-09-15 | 昆 虫 類
 あれだけ世間を騒がしく賑わせていたセミですが、すっかり鳴かなくなってしまいました。
 涼しくなると同時に、台風が過ぎ去るととたんにその姿を消してしまいます。
 画像は『アブラゼミ』です。

 賑やかに鳴いていたセミが急に変な声になりました。
 時折バタバタと翅を羽ばたかす音もしてきます。
 ふとそちらを見上げると...




 セミがカマキリに捕まって、ガッチリ体を押さえられています。

 一際暴れ方が激しくなりました。

  Click
 
 
 生きたまま...
 まぁこれまた自然の摂理です。

威嚇

2016-09-14 | 昆 虫 類
 もちろん他のトンボもこんな姿勢をとりますが、極端に小型の『ハッチョウトンボ』がこの腹部を持ち上げたポーズをするのは何ともいえず、とても健気に「頑張ってるな!」って感じがします。
 いわゆる“威嚇”のポーズです。

  Click
 

最小

2016-09-13 | 昆 虫 類
 日本最小のトンボ『ハッチョウトンボ』です。
 湿地を好むトンボですが、かなり数を減らしており、なかなか出逢うことができませんが、この場所は保護をされている事もあり、結構見ることができました。
 画像では比較するものが無いので分かりにくいですが、全長最大22mm、一円玉よりわずかに大きい程度です。

 下画像は、
 左:♂成体
 中:♂幼体
 右:♀幼体
 となっており、一見すると♂の幼体と♀の成体はかなり似ています。

  Click
 

腹赤

2016-09-12 | 昆 虫 類
 全身真っ赤になる『ショウジョウトンボ』とは違い、腹部だけが赤い『リスアカネ』です。
 この手のトンボには結構似た種がいますが、翅の斑紋や胸部の黒い線で見分けます。