自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

8年前の神気法の記事に関して

2021年04月19日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

号外版です; 引きつれ・つまる・身体をほぐす             平成25年1月16日  

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補足前文)2021年4月19日

以下の記事は、8年前に書かれたものです。ここでは、姑(はは)の神気法の

施術をまとめた文庫本発売の報告となっています。

そして、最後に、アートマセラピーのことも、神気法にかぶせて

少し触れています。

 

しかし、今、私は、姑(はは)のセラピーと、今の自分のセラピー方法とでは、

確実に異なる点を見出しています。

それは、神気法では、身体の物質的実在を前提にしていますが、

アートマセラピーでは、アートマ(人間の実相)のみを実在としているので、

身体はそのアートマを知覚したとき、必然的に自然治癒力の発動で

癒される、という前提の違いがあります。

 

もう少し、砕いて申しますと、アートマの実在の知覚、ということは、

身体の経絡や順気の流れのつながりは勿論大切なのですが、

自分自身の心の内側に付いている魂の眼が、自分自身の実相を見て

いるかどうか、それを感じるよう努力しているかどうか、

自分自身の完全性(宇宙の生命力と同じ資質であること)を

信じられているかどうか、が、身体の癒しに直結するということでも

あります。

 

自己セラピーをしていただく際も、真言を唱えたりしながら、

順気を整える手順は、姑のセラピー方法と同様ですが、唱える真言

の中にある、本意”神は人なり、人は神なり”の言霊をきちんと意識して、

魂の眼を、カッと見開く気持ちで順気を整えているかどうか?

 

そして、宇宙を駆け巡る気の流れの一部に自分自身の身体の、

気の流れが重なるぐらいの自覚で、24経絡の順気を整えているかどうか?

ということが、主眼となっているところが、アートマセラピーの特徴です。

 

この数日間、このページにアクセスしてくださった方たちが

おられましたので、改めて、その点を、はっきりさせて、現在進行形

で書いている、形而上的癒しと矛盾がないように、つなげたいと思いました。

 

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昨日、1月15日、母(姑)、須田痲紗子の治療(神気法)体験記が、

文芸社特選文庫本シリーズとして一冊にまとまり、発売の運びになった。(*1)

 

母の治療法が、”神気法” という名前をつけられるきっかけに 少々私も

関与させてもらった。

”まえがき” の冒頭にこう書かれている。

神気法 を 皆様に、ご紹介するために、引用させていただく。

 

”平成3年2月上旬、息子の嫁から電話がかかってきて 

’お母さんの治療の本を再度読み返していたら、

不思議な素晴らしい体験をしました。 

本から私の全身に ’滝の気’が注がれたのです。’

と興奮気味の声で話し出したのだった。

 

其の後、一週間経て、(嫁が)我が家に来たとき、その時に

体験した神示を書いてくれたのである。

’東洋の古来のさまざまな療法を統合せしめ、宇宙の磁気が肉体の順気と和合し、

人間が小宇宙であるという真実を、明らかにせしむる治療法である。

この本に流れる、滝の気”とは、修験者が己を清らかにせしめんがため、

修行する神気あふれる滝の水に、身を清めるのと同じ力を持つものである。

とある。

 

母はさらに、こう 綴っている。

”日本の神霊の導きであることが疑いようもないほどに、

種々の体験をさせられた。

そして、この治療法を息子の嫁とともに、神気法と名付けたのである。・・略・

身体の不調の原因を、引きつれ・つまりであるという。 

この不調は服薬するだけでは治すことは無理であり、かえって”服薬によって、

体質を改悪させられている場合も多い”と推理している。

 

食餌療法だけでも、”改善できる”とするなら、

”片手落ち”と母は書いている。

それは、

”正しい食餌法は健康への最善の道と思われるが、

過去に大きな損傷を受けている場合は、

食事の改善のみでは不調は消えない”

からだとする。

 

さらに、”今や流行の気功のみでも、過去の酷使・損傷は治っていない”として、

”身体は正常な気の流れ(電気波動)によって、健康が保たれているが、

この気の流れに狂いが生ずると不調を感じるようになり果ては臓器自体も

むしばまれてくる” と述べている。

その気の狂いこそ、

先天的体質に、過去の労働による酷使、スポーツによる過度の酷使”を

はじめとして、今までの物理的損傷や慢性的睡眠不足、食事の不摂生などが

要因となり、”ひきつれ・つまり”を体に引き起こし、不調をもたらすと

書いている。

 

様々な症例がこの後に続く。

目次は以下のようになる。

第一章  引きつれ・つまりとその治療法

第二章  脳と眼の酷使が原因の引きつれ・つまりをほぐす

第三章  損傷による引きつれ・つまりをほぐす

第四章  幼児期・少年期の損傷、交通事故の後遺症をほぐす

第五章  身体の酷使とけがによる後遺症をほぐす

第六章  悪習慣による引きつれ・つまりをほぐす

第七章  過労と運動による身体の酷使をほぐす

第八章  健康生活の知恵と実践

第九章  古人の養生方法と不思議な話

さらに付録として、治療体験記が 医師である、今井浩之氏が補足している。

 

今日は第一章から少し抜粋してしてみたい。 

身体は長い年月をかけて、木の年輪のようにめぐって、引きつれ・つまっていく

ので、急速に治療の成果を期待することは無理である。

ある程度の期間をかけて、一枚ずつ、薄紙をはくごとくに、ジョジョにほどいて

いくのである。

人体には、おびだたしい数の筋肉・靭帯・腱などがあるので、その ひきつれ・つまり

をバランスを崩さぬようにほぐしていくのは、ちょうど、こんがらがった毛糸を

ほぐしていくようなもので、丹念に、しかも、時をかけてほどかなければならない。

 

もし、一気にほぐそうとすると、たいへんな危険をともなうのである。 

というのは、身体は引きつれて、つまっているなりに、バランスを取って

いるので、この凝りをほぐすときには、現在のバランスをできるだけ

急速に崩さぬよう、細心の注意が必要である。

以上のようにして、何回も、治療を重ねながら、正常な身体の働き・

体型を取り戻せるように、いわば、身体を根本より改善させ、若返りの

方向に逆戻りさせるのである。

 

第一回目の治療は、身体の引きつれ・つまりをほぐす、糸口を探り、整理する

だけに費やされるが、二回目から本格的な治療が始まる。

最初は、治療のたびごとに反応を顕わすことが多く、あらかじめ、好転反応

が出ると忠告しておいても、実際に起きてみるとうろたえて、医師に診察を

乞う人もあった。 

東洋医学的な知識を持っている場合は別として、ほとんどは反応に驚き、

かつ不安に感じるようである。

治療後に多いのは、反応としてのけだるさである。 

これはコリの重いほど強く現れ、長くて、1.2日、普通は数時間もすれば収まる。

 

治療の積み重ねによって、身体の懲りが軽くなってくると、治療中より快適な

気分になるらしく、寝返るときなど”気持ちが良い”と言い、治療の終わった途端

”すっきりした”という。” 抜粋 以上

 

               

 

これはアートマセラピーを受けられた方達なら 

同様の体験と実感をされていると思われます。

また、反応 ということですが、これに関しては、

施術側にも 鏡の光の跳ね返りのように、

被施術者の反応が、自分自身の肉体に、如実に

現れることがあります。

私自身、腰の抜ける体験をして、腰がたたなく

なったことや、喘息の方の好転反応から、数日

体がだるくて、寝込んだり、時には発熱する

ことも間々あります。

 

続く

 *1~”引きつれ・つまる・身体をほぐす”  

著者 須田痲紗子” 462頁 

初版 平成25年1月15日 文芸社文庫本 

 

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