フィナンシャル・タイムズは、パキスタンがIMFに金融支援を要請しようとしていると報じた。
パキスタンは慢性的な財政赤字と貿易赤字を抱え、今年にはいってからパキスタン・ルピーは下落が続いている。
こうしたなか、FT紙によれば、パキスタン中銀の外貨準備は1年前の139億ドル(1.5兆円:1ドル~110円)から9月末には84億ドル(9千億円)に急減。
FT紙は、サウジアラビアに要請していた石油代金の支払い繰り延べが拒否されたため、IMFへの支援要請が不可避になったとのパキスタン高官の発言を紹介している。
FT紙は別の記事で、支援規模としては100-120億ドル(1.1-1.4兆円)が計画されていると報じている。これが実現するとパキスタンにとっては13回目で過去最大規模のIMF支援となる。