ニューヨーク・タイムズ(2018年9月27日)によれば、ニューヨーク州とニュージャージー州は、ニューヨークに隣接する3空港で働く4万人の最低賃金を今後5年間で19ドル(2,100円:1ドル=110円)まで引き上げることを決定した。
対象になるのはラ・ガーディア、ケネディー(以上NY州)、ニューワーク(NJ州)の3空港で働く労働者で、手荷物の運搬係、客室清掃員、サービス要員などが含まれる。
ニューヨーク市の最低賃金(従業員11人以上)は2018年12月31日に、現在の13ドル(1,400円)から15ドル(1,650円)に引き上げられることがきまっているが、今回の決定はそれを超えて19ドルを目指すもの。
州は、最低賃金を引き上げることで離職率を抑え、空港の安全とサービス向上を実現することができるとしている。