2018年9月13日(木)、トルコ中銀は1週間のレポ金利を17.75%から24%に引き上げた。
その直前にはエルドアン大統領がドルやユーロ相場と連動させた家賃や小売価格の設定を禁止する決定をおこない、リラが下落。
しかしトルコ中銀の利上げを受けて、リラは上昇に転じた。
トルコでは国内での資金調達が難しく、海外から資金を借りて土地開発や投資をおこなうことが多く、しばしば家賃が為替相場と連動するようになっている。
今後の焦点は、高インフレ率や金利上昇により景気減速がどこまで進むか、また外貨建て債務の返済、借り換えがスムーズに進むかどうか。
なおしばらくトルコの経済状況には十分な注意が必要である。