89歳の日々

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スペインの旅 (1) サンチャゴ 海外旅行

2011-10-23 20:42:50 | 海外旅行
         お料理がおいしかったパラドールのレストラン
   (8;30 に夕食に行ったら9;00からと言われ時の写真)

スペインの北部にあるサンチャゴ・コンポステーラには大聖堂が有り、
ここはエルサレム、ヴァチカンと共にキリスト教の3大巡礼地です。
どうして聖地になったかと言うと,9世紀にキリストの12使徒の内の一人
ヤコブの墓がこの地に発見された言われ、その上に聖堂が建てられ、
現在のは16世紀頃からの建物だそうです。(世界遺産)

各国からこの大聖堂までお遍路さんが歩いて来ます。ポーランド人の夫婦が
1日に平均21k歩いて130日かって着いたと言っていました。
其処には日本人も若い人やシニアの人達も沢山歩いていたそうですが、
「彼等は英語を話さない」と言うのが印象的だったようです。

北スペインは雨が多く寒い処だと言われますが、このごろの異常気象で
夏のように熱い日々でした。
大聖堂の前にも横の階段を上がった所にも大きな広場が在り
沢山のテーブルが出ていて、人々は賑やかにおしゃべりしたり
ゆっくり本を読んだりしています。
私共夫婦は氷の入ったサングリアを飲みながら、お揃いのオレンジの
スカーフを付けているヨーロッパからのシニアのグループや観光客を
のんびり眺めたりしていました。

大聖堂の横にサンチャゴのパラドールが有り其処が私共の宿です。
ここはヨーロッパ各国から来るお遍路さんの最後の目的地なので、
昔は病気になったりする人も多かったと思われ、
その宿はかつて病院兼 宿泊施設だった建物です。

15世紀に建造された建物には古いタピストリーや彫刻のある立派な家具が
置かれたロビーや、本を読んだりゆっくりする色々な部屋もあります。
私共の部屋は中央に噴水のある石造りの回廊を通り、
次にお庭に囲まれた回廊を通りました。
古い建物でも木彫の扉を開けるとバスルーム等は広くとてもモダンな
デザインになっていました。

パラドールとはスペインで1928年に始まった半官半民のホテルです。
歴史と建築好きな私共は3回ほどスペインを訪れた時に
下記のパラドールを宿にしました。
バルセローナの山の上にある9世紀からのカルドナの古城、
トレドの貴族の邸宅を模した建物(トレドの全景が眺められる)、
11世紀の城壁に囲まれたアビラのアルバス邸、
17世紀の修道院のチンチョンなど 素敵な処に泊まりましたが、
グラナダでは残念ながら泊まらず食事をしただけでした。
(グラダナはマドリッドから1週間くらい各国の人達と  
 アンダルシアを回ったツアーで訪れましたので)

かねがねレオンのパラドールが素晴らしいと言われ、
今度そばのサンチャゴと2ケ所のパラドールを選びました。
スペイン全土でグラナダ、サンチャゴ、レオンの3ケ所のみが
5星の宿になっています。

サンチャゴの宿の一番良かったのは食事ではないかと思います。
写真の様なアーチ型の石造りの食堂でオードブルからデザートまで
丁寧なお料理は1つ1つ美味しく素晴らしいものでした。
純白のナプキンは特大の麻の刺繍入り、お皿も特注の上等の品でした。

世界遺産になっている旧市街町は小さく、歩いて一回りしても
1時間程かと思います。
その中に沢山レストランやパブやお土産屋等がひしめいていています。
昼食を2度この町でとりましたが、海の傍なので魚貝類が
美味しい所なのですが、何しろ注文すると蛸、海老、ムール貝等
お皿に山盛りに出るので、食傷気味になりました。

又食べ物の話ばかりですが、私共はその大聖堂も、美術館も
一応しっかり見物しましたよ!





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