89歳の日々

home: http://kutani-mfg.jp

ジョン・ウエイン「大いなる男たち」を見ました。

2011-07-08 21:52:56 | 日々
  (華唐草のポット、いっぷく碗: ホームページでー30%、-20%)

  テレビでの話ですが、近頃は好い映画が余り無くて詰まりません。
ジョン・ウエイン「大いなる男たち」は例のインデアンをやっつける西部劇かと
思いましたが、ほかに見るものが無いので、一寸見ましたら、
西部劇でも大昔とは随分違うのですね!

  こんな時代錯誤な事を言って笑われるでしょうが、1960年代の公民年運動の後は
勿論西部劇も内容が変わったわけでしょう。

  それでは私共は知っているインデアンがバタバタ倒される映画は
何時ごろまで作られたのでしょう。
調べると、公民権法が発布される前後のアメリカではこんな時代でした。
  (1963年ケネデイ暗殺される。
   1964年ジョンソンは公民権法により人種、宗教の差別を違法とした。
   1968年ルーサー・キング暗殺される。)

  「大いなる男たち」は1969年の映画ですが面白く見ました。
スタンリー・L・ホーという原作が良く出来ていて、
1965年に南北戦争が終わった頃、隣のメキシコではフランスの意向で
1964年にマクシミリアンを皇帝に迎えています。
其処に革命軍のファレスを絡めての物語が進みます。

  歴史では、皇帝は3年後に処刑され、ファレスは1981年大統領に選ばれています。
私は3年程前にメキシコに行ったのでその辺の話も興味有りました。
首都のシャンゼリーゼの様な並木はマクシミリアン皇帝が作ったと言われてい、
パーテイではファレスの仮装をした人もいました。
  ごく簡単に言えば、南北戦争直後、北軍大佐だったジョン・ウエインと
南軍大佐がメキシコの皇帝派に3000頭の馬を売ろうとしますが
革命派に取られる事になる話です。

  ジョン・ウエインの奥さんは映画では夫から去って都会でピアノの先生を
しています。独り身の彼はインデアンの青年を養子にしていて、
そのインデアンの若者は、美しい白人のお嬢さんと恋仲になり、
白人の若者は、お嬢さんから「内容が無いから駄目」と断られます。
40年も前の映画にしては、随分今風な話ですね。

(その後知人のフランス人が”これは{怒りの葡萄」なども作った
 ジョン・フォード監督の映画なので”という話が出ました。了解です!)

黒人やインデアンがひどい差別されて来たアメリカで1964年に
公民権法が出来て、1969年には、こんな進んだ映画が出来ています。
堅い話はさておき ジョン・ウエインはお腹が出っ張っていましたが
映画はやっぱり楽しい娯楽です。

 (写真のポット、いっぷく碗に 涼しげな絵を描きました。
 ポットはお煎茶、紅茶などに使いやすい手頃な大きさです。
 いっぷく碗はお茶のほかににお料理の小鉢、デザート等色々に使え
 どちらもご愛用頂けると思います。ホームページテをご覧下さい)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿