"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“「靴下屋」創業者が語った“継続する秘訣””

2011-09-27 03:30:30 | 日記

致知一日一言よりです。




「致知一日一言」読者の皆さま

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

「継続は力なり」という言葉があるように、一つのことをずっと続けていくことは大変尊いことです。

しかし同時に、何があってもそれをやり続けることは至難の業だといえましょう。

『致知』10月号では、経営の神様・松下幸之助氏の薫陶を受け、その教えを青年たちに授けてきた松下幸之助商学院元学院長の北山顕一氏と、

全国に「靴下屋」を展開するタビオ会長の越智直正氏にご対談いただいています。

その中で語られた「継続の秘訣」とは。

 * * *

私がまだ松下幸之助商学院の学院長をしていた頃、

「日本一大きな靴下会社の社長の講演がある」と聞いて、越智さんのご講演を聴きに行ったんですよ。

講演が終わって質疑応答の時、聴衆の一人が「継続の秘訣は何ですか?」と質問されました。

そうしたら、越智さんはすかさず「『朝』と書いてみてください」と。

そして、「どう読みますか」と質問を返された。

その方が「あさ」とか「ちょう」と答えたら、「他にもあります。十月十日です」とおっしゃった。

十月十日は人間が生まれるまでにかかる日数です。

だから、人間は毎朝新しい命をもらって生まれているんだと。そして夜眠りにつく。

そのまま目覚めないかもしれないところ、翌朝また新しい一日をもらう。

明日があると思わず、きょうこの一日を大事に過ごそうと思ったら、いつの間にか継続できますとおっしゃったのです。

よし、きょうの講演でこれだけは自分のものにしようと思いましてね。

というのも、松下商学院は20歳前後の子が中心で、煙草を吸う子と吸わない子がいます。学院としては禁煙をしたいところでしたが、学院長である私が一日に40本吸うヘビースモーカーでした。

そうすると、学院生たちに吸うなと言いづらいから、できれば煙草をやめてほしいと他の先生たちに言われていたのです。

だからご講演をお聞きして、「よし、きょうだけは煙草を止めよう」と灰皿を裏返したわけです。そうして10年が経ちました。

……続きは本誌52ページで!

※『致知』創刊33周年 特別感謝キャンペーン!【期間限定・特典つき】
詳細・お申し込みはこちら
 ↓ ↓ ↓
http://www.chichi.co.jp/i/event2011/i-33magazine.html

(転載以上)


 
朝という漢字が、“十月十日”と読めること、あ〜そうか!と思います。

漢字であるからこそ起こせる奇跡ですね。


でも、人間が生まれるまでにかかる日数である“十月十日”が、なぜ“継続の秘訣”に結びつくのか。

越智さんの説明に感動します。


そして、その質問者でもない聴衆の一人であった北山さんが、“よし、きょうの講演でこれだけは自分のものにしよう”と決心し、


“「よし、きょうだけは煙草を止めよう」と灰皿を裏返したわけです。そうして10年が経ちました。”


見事に実践された北山さんもまた、あっぱれですね。