大物政治家お二人が、日本のエネルギー政策について発言を始めました。
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<小泉元首相>原発事故 自民政権時代の責任に言及
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110528-00000077-mai-pol
毎日新聞 5月28日(土)20時18分配信
小泉純一郎元首相は28日、神奈川県横須賀市の県立保健福祉大学で行われた「日本食育学会・学術大会」で講演し、東京電力福島第1原発の事故に関連して「自民党政権時代にも原発の安全性を信用して推進してきたが、過ちがあった」と語り、自民党政権時代の責任に言及した。
小泉元首相はさらに、「原発を増やすのは無理。原発依存度を下げ、自然エネルギーの開発に力を入れるべきだ」と述べ、「既存の原発に安全対策をし、住民理解を得たものは維持、そうでない危険なものは廃炉を進めなければならない」と語った。
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小沢一郎元民主党代表インタビュー:一問一答より
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_242207
2011年 5月 27日 12:58 JST
Q:原子力エネルギーをどう考えるか。
A:しょせん、過渡的エネルギーとしてはある程度、大口電力供給のためにも仕方がない。だが、高レベルの廃棄物を処理できないからいずれ、新しいエネルギーを見出さなければいけない。そのように私は言ってきた。まさに今、こういう自然災害のなかで、原発の事故まで起きて、これを食い止めると同時に、長期的なエネルギー政策をしっかりと考える必要がある。
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機を見るに敏なお二人です。
G8での菅さんの煮え切らない発言を聞いて、また、今週中にも予定されていると言われる内閣不信任案提出のタイミングをとらえて動いているのでしょう。
小泉さんと小沢さんは、自他共に認めるライバル同士。
かたや自民党、かたや民主党。
その二人が同じ時期に同じような内容で声を上げたのは面白いと思います。
しかし、あくまでも政局重視だと思うので、その本音は分からないところがあります。
もともと原発は、自民党が強力に推進して来たものです。
小泉さんは、米国との関係の中でそれを最も強烈に進めて来た方です。
上記発言も良く読んで見ると、
「既存の原発に安全対策をし、住民理解を得たものは維持、そうでない危険なものは廃炉を進めなければならない」となっています。
即ち、“安全対策をして住民の理解を得ることが出来れば問題ない”と、ちゃんとヘッジもかけています。
私は、これからのエネルギー政策の違いを根拠として、政界再編が起きるところまで進展して欲しいと思っています。
その意味で、ドイツが、“2022年までに全ての原発を停止する”と宣言したことは、大きなサポートとなると思います。
メルケル首相を動かしたのは、ドイツ国民でした。
日本もその政治を動かすのは国民しかありません。
留意すべきこともあります。
もともと菅さんは、外国人の方からの献金問題で、辞職を余儀なくされるところでした。
しかし、追及されるはずだったその日に東日本大震災が起きてしまった為、その話が飛んでしまいました。
結果的に菅さんにとっては延命となりました。
そして、それを隠し、点数稼ぎをしようとして、地震翌日に福島に飛んだことによって、ベントが遅れ、水素爆発の一因になったのだと、私は考えています。
今回、相当ハードルの高い不信任案が可決したとして、菅さんはどうするのか。
また、過半数まで行かない場合はどうするのか。
6月は色々なことが起こる可能性がある月だと言われています。
非常事態が発生することも考えられます。
そもそも、菅さんの次は誰なのかという問題があります。
どなたが首相になるにしろ、私は、本音と発言が一致している方になって欲しいと思います。
今は、いくら隠そうとして本音が表に出てくる時代です。
一致していなければ、すぐにボロが出てしまうでしょう。
私自身は、解散選挙が行われて自民党が勝つというシナリオ、そしてその時には、安倍さんにもう一度やって頂きたいという希望を持っています。
時期首相は…平沼赳夫さんなんて、どうでしょう?
大病を経験され一度は死の淵を彷徨っただけに、真剣に国の為に命を賭けられるのかなと…。
西郷隆盛の名言に、「金も名誉も要らぬという者ほど扱いづらい者はいない。しかし、そういう者が大事を成し遂げるのだ」というような趣旨の言葉がありましたが。
そういう政治家が、最適だと思います。
平沼さん、その国を思う気持ち、いいですよね。
ただ気になるのは、平沼さんは、新しく出来た「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」の会長でいらっしゃいますよね。
私は、地下に埋めようと何をしようと、今回のような事故が起きる可能性はあると思います。なのでやはり脱原発を目指していくべきだと思っています。
このメンバーには、実は安倍さんも入っています。
これからは、むしろ核のしがらみのない、新しい世代の方が引っ張って行くべきなのかも知れません。
私も小泉さんの豹変ぶりには驚きました。
息子の足かせにならないように手を打ったのでしょうか?
しかし、この小泉さんの記事も、菅総理の「エネルギー計画白紙見直し、再生可能エネルギーと省エネルギーを加えて4本柱に」という歴史的発言も、実は宮城県の地元紙には載らないのです。
不思議ですね。
女川町長や石巻市長が早々と女川原発再会容認発言をしているのも不思議なのですが、そのうち村井知事まで「地元の経済活性化のためにも女川原発を早く稼働して欲しい」などと言い出しそうでかなり怖いです。
それから、最近の朝日はかなり吹っ切れていて素晴らしいですね。「神話の陰で」も良い取材でしたが、今日の「司法と原発」なんてかなり踏み込んでいます。
東電からの広告が入らないことが確定したからでしょうか、最近急に編集方針が変わりました。
今後の展開に期待します。
小泉さん、“息子の足かせにならないように手を打った”
そうなのかも知れませんね(笑)
エネルギー政策の見直し、地元紙に載っていないのですか。
自宅で生まれた“耳のない子ウサギ”の動画をアップした主婦の方に、嫌がらせや脅迫がされているとも聞きます。
まだ色々な力が残っているのですね。
朝日、変わって来ていますか。
広告の変化という動機もあるのでしょうが、いいことですね。
>メルケル首相を動かしたのは、ドイツ国民でした。
日本もその政治を動かすのは国民しかありません。
そうなんです!
「国民が求めるから・・・」ということであれば、全て丸く収まるんです。
昨年の普天間の移転問題で、鳩山氏が辞任した時に、そう思いました。
あの時のブログ記事にはあまり詳しく書きませんでしたが、私の中では、日本の政治家達が、もしかしたら戦後ずっとアメリカの影響力に甘んじつつも、どうにかして脱出しようともがいているのではないか、という気がしました。
前に、大河ドラマ、「江」の中で、千宗易が茶々に言った台詞をそのままずっとやっていたんじゃないか・・・って。
「小鳩は不死鳥?」という記事に去年のことを絡めて書きました。そして、昨日書いた「三世代の松かさと小鳩の夢」には、もうちょっと踏み込んで書きました。
逆に言えば、国民の意識が変われば、小泉さん、もしくはその主張が主流に変わる可能性もあると思います。
いつか、オセロがパタパタとひっくりかえっていく局面が出てくると信じています。
アメリカから脱出し、個人も、そしてその集合体としての国も、自立していくこと、私は強く望んでいます。
ただ、今難しいのは、アメリカから自立しようとすると、中国等に狙われるということです。
そして、表の顔はアメリカ寄りで、裏の顔は中国寄りという人が多いのが民主党であり、それは,以前に小沢さん自ら中国に大軍団を引き連れて、自ら野戦司令官だと言ったことに現れていると思います。
表も裏も等距離外交、平和国家として自立していく日本の姿を想像しています。