人は権限を与えられると、自分を信用したくれた人々に感謝するが,間も無く感謝の念が薄れ、終には人々を睥睨する傲慢さにを持つ様に成る。 選んで貰った前の彼の腰の低さは何処に行って仕舞ったものか?
公職選挙の時、古参の政治屋等の被選挙者は大衆の一面的な欲望に迎合し、大衆を操作することによって権力を維持しょうとすることを隠し乍大衆受けするポピュリズムを発揮する。 然も、目出度く当選すると、直ぐに次の選挙の当落も考え始め権力への固執を隠しつつ、大衆に阿ることを忘れ無い。
上のポピュリズムの最も極端な例として、真逆の政策を打ち出し実行して仕舞う。 此れでは、何方の政策も効果を出さ無いばかりか、時には国民に大きな害を齎すことに成る。
代表民主制が齎す他の大きな弊害の一つとして、ライバルを蹴落として選挙戦に勝ち抜く為に、莫大の資金が必要と成ることである。 被選挙人が国会議員等の場合には、莫大な資金が選挙戦に投下される。 此の莫大な資金の多くは自前で用意出来るものでは無く、支援者や支援団体からの献金に頼るものである。
譬え、被選挙人が大きな理想を目的として選挙戦を戦う決意をしたとしても、莫大な資金提供をしてくれた支持者達に担がれて当選出来たのです。詰まり、本来、公人は須らく国民全体の福利向上の為に働く責務があるが、いざ当選しても最初抱いていた理想は脆くも崩れ去り、支援者達の利益追求の為に政治を利用する様に成る。 理想が大きければ大きい程、理想が気高ければ気高い程、上の現実に縛られた国会議員等こそ、腐って行く速度が速いのです。
以上諸々の事情により代表制民主制に依る政治は腐るのである。 腐る大きな原因が選挙戦に在ることは上述の通りである。
続 く。
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