魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【人権主義者は人類の階層化に加勢する悪党 ②】

2018-12-12 18:37:21 | カルト宗教の闇

【人権主義者は人類の階層化に加勢する悪党 ①】

2018-12-11 15:11:43 | 人権

 グローバリズムは、1991年のソ連・東欧社会の崩壊を契機として米国の大企業が市場拡大を狙った営戦略として「世界を一つの市場」としたことから始まった。此れに拍車を掛けたのは、情報通信技術の高度化やインターネットの爆発的普及であった。 世界を一つの市場にするには、経済・情報・文化の凡ゆる領域での地球的規模の流動化の動きが必要で、企業は国家主義から脱却した偽装を人類に植え付けなければ成らなず軈て無国籍 . . . 本文を読む

 前回👆の最後で、孰れにしても、経済・情報・文化の凡ゆる領域での地球的規模の流動化は、『人類皆平等主義を要求する』ことに成るのは必然であったが、此れは所謂、『没個性を助長し乍も多様性を絶対善とする大きな矛盾を誘引したのだ。と書いたが、此の言わんとすることが、少し分り辛いと思うので、説明する。

 凡ゆる領域での地球規模での「流動化(障害を撤去して移動し易くすること)」と成るには、地球上の凡ゆる地域で自由闊達な人々の交流が行われなければ成らないことは確かであり、人々の間に差別が在っては自由闊達な交流は至難である。然し、「多様性を絶対善と強要すること」は、其のこと自体が人々の「内心の自由」と「個性(個人を特徴付ける性格を持つ者)」を縛るばかりか、要らぬ混乱を社会に齎す。
 現実の政治の難しさは、「其々の個性を持つ人々に如何折り合いを付けて政策を実行させるか」にある。従って、「多様性を絶対善」とする強要は、決められることも決められず、決めたとしても多くの人々に不満を残すのだ。とすれば、「多様性」の押し付けは、 " 外に含み " を持った似非「人権主義」者に都合の良い洗脳の反対出来難い「標語」
として持ち出されたものと言えよう。

 民間企業が結局其の企業自身に打撃を与える内部の権力闘争が起きるのは、企業理念が企業の " 倫理 " 規定に成って無いからであり、経営目的に企業の存在意義の正当性を見出せ無いからである。企業の経営層も職員も株主も別々の目的を持って企業に携わって居るならば、例えば生産現場は経営層を気遣って利益を少しでも上げる為に紛った効率化を遣って仕舞う。無論此れは隠されて報告はされ無い。詰まり、企業の存在価値が、「利益追求一筋」であれば、役員同士も利害が対立し、企業に携わる者達も其々の立場での利益を追求する。
 理想を言えば、企業理念を「天下国家の為に儲けて社会に貢献する」意志を明確に出したものであるならば、其々の価値基準が統一されて此れに反する効率化は排除され、利益相反する役員同士の権力闘争も起こし難く成るのだ。詰まり、「利益一辺倒の企業理念」は組織としての一丸性を欠くことに成る。一丸性を持た無い経営層の下では、若い職員は忘年会も出無く成るのである。

 企業を例にとって👆に長々と記述したことは、国も地域も組織と考えれば、同じことが言えるのだ。組織である以上、真なる平等主義には「規律」は必要で、差別は駄目だが、正当な能力評価に依る能力に応じた区別は必至となり、更に、多様性は社会に役立つアイディアと言い換えられ、然も多様性は単に色々なものが在ることを意味せず、根本に同一性が無ければ社会は成り立た無いのである。

 差別差別と何でも差別と叫ぶ輩は、疚しさを抱え乍、誰もが逆らえない人権主義を盾にして「自己権益と利益を拡大する目的」を持つ悪意の輩と我は断定する。


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