魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【人権主義者は人類の階層化に加勢する悪党 ①】

2018-12-11 15:11:43 | 人権

 グローバリズムは、1991年のソ連・東欧社会の崩壊を契機として米国の大企業が市場拡大を狙った営戦略として「世界を一つの市場」としたことから始まった。此れに拍車を掛けたのは、情報通信技術の高度化やインターネットの爆発的普及であった。
 世界を一つの市場にするには、経済・情報・文化の凡ゆる領域での地球的規模の流動化の動きが必要で、企業は国家主義から脱却した偽装を人類に植え付けなければ成らなず軈て無国籍或いは多国籍企業と企業は偏執化せかざるを得なくなった。米国の大企業化の思惑から発したグローバリズムはの欧州への影響は、より直接的形で広がった。伯林の壁の崩壊は、即ち、第二次大戦の終焉から粗半世紀もの間に、同じ独逸民族?(ゲルマン民族)が分れていたことにより二つの独逸人を作られた独逸を一つに纏めることを強いられた。此れは御互いに「異文化」を受け容れることで在り、此のことは独逸ばかりか欧州の彼方此方で起きたことである。従って、欧州は、元々アメリカの大企業の企業戦略の道具であった「経済・情報・文化の凡ゆる領域での欧州規模の流動化の動き」は、米国とは異なり、寧ろ必然の原因で発症したものが、米国の企業戦略の影響に加速されて無批判に進められて来たものと推測出来よう。
 孰れにしても、「経済・情報・文化の凡ゆる領域での地球的規模の流動化」は、「人類皆平等主義を要求する」ことに成るのは必然であったが、此れは所謂、没個性を助長し乍も多様性を絶対善とする大きな矛盾を誘引したのだ。

次回②に続く


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