【マクロ経済学を一緒に勉強しよう!其の(35)】 からの続き
LM曲線の前提 : 「利子率の変化→貨幣需要量が変化」⇒「貨幣需要量L」は「利子率r」の大きさに応じて変化する☜此れを前提に、関数、曲線を導き出している⇒貨幣需要量Lが利子率に無関係に決まるとしたら、LM曲線自体成り立た無く成る。
古典派の貨幣論
ケンブリッジ方程式(現金残高方程式) : 人々が保有しようとする現金残高需要(現金の需要)は名目所得Yの一定割合である☜「人が手元に於いて置こうとする額は、其の人の所得の一定割合である」
M=kY×P
K : 「マーシャルのk」
貨幣残高需要=所得の一定割合×物価
👆の式には利子率が入って無い。
貨幣需要は利子率と無関係、所得の大きさと物価水準によって決まる。
古典派は、貨幣を物を買う為(解体意欲は其の人の「所得」によって「物価」決まる)に保有するだけと考える⇒貨幣需要が決まる。
✱ ケインズの理論の「投機的動機」で貨幣を持つことは無い☜(貨幣を何れだけ持つかは利子率とは関係無い)と成って終う。
フィシャーの交換方程式 MV=PT
M : 世の中に出回ってる金=貨幣ストック
V : 金の流通の回転率の速さ= 何れ位の速さで「次の人に渡る」か
P : 物価
T : 1期間に於ける財やサービスの取引量
社会に出回る金M円として、人々は手に入れた所得を全員揃って1か月後毎に使うと仮定する。1機関を1年とすると、家庭から「次の人に渡す回数」は12と成るので、此れが「金の流通の回転率の速さV」であり、MV=PTの左辺(使われた金=払った金の総額)が決まる。
右辺は
物価(価格)×商品の量☜「売られた商品の総額」
「T=取引量」だが、此れは取引された「商品の量」でもあるから「生産量」と考えて(1か月毎に買われる商品は量が増える)、「1年間で取引される商品量=商品の生産量」として、此れを国民総生産と考えて、
MV=PV
が成立つのだ。
当然のことを尤もらしく数式で表わすと成り立つ式である。
つ づ く
※ 本投稿文中の綴りや語句の使い方や理論分析の誤りは、適当に解釈して貰うか、コメント欄で指摘して頂きたい。
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