お道と臨床と~心づくりの処方箋~

天理教と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.

週始め

2004年12月20日 | 仕事
今日は病院勤務でした.
WAIS-Rという知能検査を午前と午後一人ずつやりました.

この検査はなかなかの優れもので言語性知能と動作性知能という2つの側面から理解します.
言語性知能と言われるものは知識やことばの理解など主に言語を介した知能で過去の教育や練習,文化的機会などによって確立された知的機能です.
動作性知能と言われるものは非言語的なもので視知覚能力や空間把握能力,新しい状況や未知の問題に柔軟に対応する能力など感覚的な知的機能です.
この検査からその人の強い能力,弱い能力が把握できて,どのようなアプローチをしていったらいいのかの示唆を得ることができます.

このような知的機能を天理教ではどう捉えるでしょうか?
身体とこころについては「かしもの・かりものの理」「十全の守護」「八つのほこり」のように教理がありますが,知的機能については私は聞いたことがありません.まぁこころを説く教えですから知能が関係ないのは当たり前ですが.よって解説不可能ということになります・・・.

明日は教育研究室で発達検査の基礎知識について解説しなければならないのですが実はまだ何も資料を作っていないので今日はこの辺で終わります.

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