お道と臨床と~心づくりの処方箋~

天理教と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.

視力は落ちていなかった

2006年05月30日 | Weblog
4月21日に視力が落ちている気がするという記事を書きました.先日病院の健康診断がありまして(年2回が義務づけられています),視力検査をしてみました.すると,多少ぼやけるもののなんとか見えるもので,右1.2,左1.5でした.全く視力は落ちていないのです.でも日頃生活しているとぼやけると感じることが多く,目がしょぼしょぼするのも事実です.疲れ目ということと,昔からもっている乱視が悪化しているのかもしれません.いずれにしろ目は大事にしたいです.目が見えるのもご守護ですから,見えるものを喜び,人の良いところを見るように心がけたいと思います.

私の心理士としての基本姿勢は相手のリソースを探すことですから,相手のよいところを探すよう心がけることです.精神科に通院される方の多くは,自分や自分を取り巻く環境をネガティブに捉えがちです.また,精神科を受診せざるを得なかったことで自尊心も低下している場合が多くあります.昔よりは敷居は低くなったものの,まだまだ抵抗感がある人が多いと思います.そういった方に必要なのは,ネガティブな色眼鏡によって埋もれてしまっているポジティブな面を見つけられるようにすることです.どんな境遇においてもなお喜べることないし意味をみつけることはできると思います.そのお手伝いをする中で,人のよいところを日常的に見れるように努力したいと思います.

先ほど,精神科の敷居はまだ高いと言いましたが,○○心療内科,△△メンタルクリニックとするだけで,受診しやすくなるようです.言葉を変えるだけで違うものですね.受診後,医師がおこなう治療には大差ないんですけどね.強いて言えば心療内科は心身症が本来の専門とするところですので,狭義には精神科とは違いますが,医師も心療内科と精神科,両方勤めていることもよくありますので,実際大差ありません.でも,掲げる標榜が違うだけで,人の足が向く頻度が違うのですから不思議なものです.ちなみに,私の通勤している病院は精神科です.

車購入のエピソード~教会の慎ましさについて

2006年05月29日 | お道
先日給料日だったのですが,驚くべきことに先月1度遅刻したにもかかわらず皆勤手当3000円がカットされていませんでした.1分遅刻だっただけなので大目にみてもらえたのでしょうか?それとも私自身が就業規則を勘違いしているのでしょうか?ちょっと確認してみますので,お待ちください.
皆勤手当(病院の定める休日=『4週8休制』以外皆勤した者に支給する)
と書いていました.1分遅刻はしたけれどもきちんと出勤したということで皆勤だったのでしょうか.しかし,やはり遅刻・早退3回で欠勤1日扱いというのは事実のようです.

まぁ結果的に,給与には影響しなかったものの,連続無遅刻が途絶えてしまったことは事実であり,その点に関しては改めなくてはいけません.余裕をもって出勤するよう心がけています.ちなみに今日は23分も早く着いてしまいました.車通勤は道路の混み具合に左右されるから困ります.

そういえば,車についての報告をしていなかったですね.

2月頃より,車かバイクで通勤をしています.天気がよければバイクですが,悪天候のときは車で通勤しています.悪天候でも家で車が必要なときはバイク通勤ですが・・・.悪天候のバイク通勤は交通事故のリスクも跳ね上がりますので,車で通うようにしています.こうした選択ができること,まずはありがたく思います.バイクですとだいたい35~40分と通勤時間にムラはないのですが,車ですと45分~65分と時間にムラがあります.したがって,遅刻のリスクがあるのです.

さて,車購入に関しても思うところがあったので,それを書いてみたいと思います.
これまで乗っていたスターレットが2月で廃車になったので,新しい車を仕入れました.どこからか車を授かるあてがあればよかったのですが,そのようなあてもなかったので,購入という選択をとることになりました.購入に際して頭にはいくつかのことがありました.

分相応に,つまり教会にふさわしい車を,つまり,できるだけ安いものを,それも購入時に安いものではなく,たとえば10年というスパンで考えた時に車両本体,ガソリン代,税金,車検,修理と含めてもっとも安いものをということです.小さな教会ですから,あまりもったいないことはできません.しかし,私の”欲”として,「冷房」と「CDオーディオ」「集中ドアロック」であること,この3つは満たしたいと思いました.スターレットは3つとも満たしていませんでしたので,不足を言っては申し訳ないけれどもこのくらいの贅沢はしてもいいだろうと兄弟とも話していました.もう1つ気にかかっていたのは,新車か中古車かということです.色々な人に聞いてみた結果,長期スパンで考えた時に,新車を買う方が中古車を修理したり乗り継いだりするよりは安いだろうということになったのですが,教会は信者さんの真心のお供えの一部を支えとして生活しているという一面もあると思います.そのような一面がある以上,贅沢は申し訳ないというのが私にはありました.うちの30年程の教会史をみても「新車」に乗った歴史はありません.いつも中古車を安くみつけたり,父が実弟(叔父)からお下がりを売ってもらったりしてやってきました.新車を買うなど夢の夢でありましたし,私はそれが必ずしも教会に必要なこととも思っていませんでした.それに,教会は人救けの拠点になる場所ですから,慎ましくあるべきというのが私にはあります.

ここまで書いてすごく言いたいことが出てきたのですが,今日の話とは大きくズレるので,これはまた後日,別のタイトルをもって書きたいと思います.我々伝道者にとっては本質的なことですが,目を背けてしまっているかもしれないことです.

結局,トータル的に安いと判断された新車を買うことにしました.幸いにして,私の兄弟が群馬の富士重工に勤めておりまして,乗り出し90万を下回って購入できました.PLEOという軽自動車ですが,うちの教会にはもったいなくありがたいものだと思っています.

誤解される方がいるといけないので一応書いておきますが,車は何かまとまった金が必要になったとき(冠婚葬祭や入院など)のために私がコツコツ貯めてきたお金で購入しました.もちろん,私が社会に出てからの2年間,少しずつでも貯める余裕があったのは信者さんの真心あってのことだということは認識しているつもりです.ですから,なおさらもったいないことはできないと思っていますし,慎ましくありたいと思っています.そしてその心をいつも忘れないことが大事なのではないかと思っています.

人は豊かになると過去の苦労を忘れます.そうした人がいることを私は知っていますし,それは私も例外ではないと思っています.私が小さい頃の食生活を含めた生活水準は今よりもはるかに低かったことを記憶していますが,現在の生活の中では,そうした道中があったことを忘れてしまうことが多々あります.日々結構にご守護いただく中で親神様は先を少しずつですがよくしてくださっていることと思います.しかし,その中に過去の苦労があったこと,そしてその苦労の道中決して忘れなかった慎ましさを,現在の生活の中に埋没させてしまってはいないでしょうか?私は,ふと思い返すことはありますが忘れていることがあります.そうならないように気をつけたいと思っています.

現在の豊かさの中で埋もれてはいませんか?―自分あるいは先人たちの苦労や慎ましさを.そしてそのことを忘れなかった自分を.

講義

2006年05月25日 | 仕事
また講義行ってきました.昨日は心理アセスメントについて話をしました.
パワーポイントの資料があるからそれに沿って話ができますが,なかったらきっと3時間も授業できないと思います.本当は色々楽しい話とかを混ぜて授業できたらいいと思うのですが,スライド通りの淡々とした授業になっているなぁと思います.

昨日はTEGという自分で記入する質問紙とバウム・テストという木を描いてもらうテストを学生にやってもらいました.TEGは解説もしましたが,バウム・テストは,ほとんど解説しませんでした.ただ,木に見えていればいいよと曖昧な説明にしておきました.というのは,投影法について多くを知ることはプラスにはならないからです.描画テストのように,被検査者が自由に表現できるテストを投影法と言いますが,知識をつけることで,本来映し出されるはずのものが歪曲されてしまうことがあるからです.投影法は自己を映し出すものですから,テストに関する知識がない方がいいのです.ですから,心理学に興味をもつことは結構ですが,心理テストに関する知識は専門家でないなら知らなくてもいいと思います.

あとひと月で講義も終わりです.早いものです.

そういえば,子どもは親を映し出すという話についてもまた書かないといけませんね.

友人

2006年05月24日 | Weblog
ひと月ほど前の話になるかもしれませんが,高校時代の同級生が結婚したようです.彼は時期大教会長になる身です.結婚するという話も本人から聞いたわけでもなく,友人からのまた聞きです.学生時代は,皆で馬鹿なことをやってはしゃいでいましたが,それも遠い日の思い出となってしまいました.

昨日,たまたまいちれつ会に勤務している友人に電話をしたら,今度彼を囲んで飲み会でもしようやという話があるそうで,囲んで袋叩きにしてやろうと二人で言っていました.しかし,私は連休がとれないと天理に帰るのは困難なので,うまく都合がつくかわかりません.この歳になるとなかなか同じ釜の飯を食った人間が集まるということはありません.都合がつけば行きたいと思っています.

それぞれの役割や立場が違えど,集まれば当時の頃に戻って時間の空白を感じさせない,それが昔ながらの友人というものだと思います.私は青年期前半を天理で過ごしたので,友人はほとんど関西を中心に各地に散らばっている感じです.今となっては連絡をとっている人も数えるほどになりましたが,いつか会える日を楽しみにしています.

皆さんも,友人は大事にしてください.人と人とのつながりはとても大切なものです.どんな人との出会いも縁あってのものだと思います.与えられた縁を大切にしたいものです.もちろん,その縁が続いていくのもまた縁,切れていくのもまた縁です.結婚もまた縁です.結婚についての縁も,思うことがありますのでまたいつか書きたいと思います.

神社で鳳笙吹いてきました

2006年05月22日 | Weblog
昨日は川崎の日枝大神社の例大祭に楽人として鳳笙を吹きにいってきました.
知り合いが年に数回紹介してくれる仕事です.とてもありがたいです.

11時から祭典で,20mほど道楽(みちがく)をして殿内に入り,1時間ほどの祭典で随所演奏しました.12時頃終わり,着替えた後,直会をいただいて帰りました.ビールも勧められましたが,バイクに乗って帰るので残念ながら飲めませんでした.
結局,8時頃家を出て帰ったのは3時頃でした.待機時間,移動時間が長かったですが実働1時間でした.

雅楽はやっておくと思わぬところで役立つことがあるのでいいですよ.冠婚葬祭で使えます.

これを書いているうちに自分が雅楽をやってきたことに関しての回顧を書きたくなってきたので,また近いうちに書きたいと思います.是非読んでやってください.


サブタイトル追加

2006年05月21日 | Weblog
本ブログのタイトル「お道と臨床と」だけでは,趣旨がわかりにくいのでサブタイトルを追加してみました.処方箋という言葉を用いるとありきたりですが,タイトルには独自性を出すよりも,趣旨が伝わりやすいことが大切なので,満足のいくタイトルではありませんが,付与しました.

まぁ狭義には医師が薬剤師に対して出す薬の指示書を処方箋というのだと思いますが気にしないでください.

日々の経験だけでなく,皆様の「心づくり」になる情報を提供できればと思っています.

ちなみに,よりしっくりくるタイトルがあったら変更する可能性がありますがご容赦ください.

仕事がたまってきました

2006年05月20日 | 仕事
ここのところ,仕事がどんどんたまっていっています.

私は精神科病院の心理士という立場ですから,主に患者さんとの面接と心理検査が仕事です.面接や心理検査に費やす時間は面接で約50分,検査で平均1~2時間ほどなのですが,面接の記録を書いたり,検査の結果を書いたりというのに非常に時間がかかります.面接の記録は最近は20分~40分くらいで終わりますが,検査の結果は数時間を要します.

まず結果の整理をしなければいけません.記号化したり,流れを記述したりして解釈できる状態にする作業です.その後で,それと元のデータを見ながら,統計的な情報と経験的な情報を便りにして解釈仮説を立てます.この段階ではまだ全体としての整合性がありませんので,様々な解釈仮説を立てた後で,全体として一人の人間の人格・行動特徴となるようにまとめます.実際と明らかに異なる仮説なら棄却しますし,そうでなければ可能性として記述します.こうして,1つの検査の所見ができあがります.さらに,検査はいくつか組み合わせてやることが多いので,最後に全体をまとめて総合所見として提示します.
施行した検査の種類と数,データの複雑さによって解釈にようする時間はまちまちですが,1時間~4時間くらいはかかると思います.本当に行き詰ると,本を引っ張り出して調べながらやりますので,投げ出したくなるほどです.自分自身の未熟さももちろんあるのですが,熟練の先生でも解釈には2~3時間はかかるというのを聞きます.ですから,私が3~4時間かかっても不思議ではありません.もっとも解釈が妥当でなければ意味がないのですが・・・.

病院で一人ですので,指導者もなくなかなかつらいです.看護師や薬剤師,作業療法士,精神保健福祉士などは複数名いますので,わからないことを聞き合ったりして仕事ができますが,私はそれができないのが残念です.月に1度ずつ面接と検査の指導(スーパーヴィジョンと呼ばれます)を受けてはいますが,それだけでは足りないと思うこともあります.

勉強しないといけないですよね・・・していないですが.

月次祭

2006年05月18日 | 教会
昨日は月次祭でした.
毎月月次祭は仕事を休むようにしていますので,昨日も休みでした.
携帯で写真を撮れることを思い出したので,神床の写真を撮ってみました.
うちの教会は親神様15台,おやさまと御霊様は13台献餞しています.
どの教会でも一緒ですが真ん中が親神様です.右がおやさま,左が御霊様とお社があります.

今月は10人でつとめさせていただきました.兄弟や信者さんがそれぞれ予定を空けて参拝に来てくれるのでありがたいです.毎日結構に過ごさせていただいていることに感謝する祭典ですので,準備や片付けは大変ですが,毎月つとめさせていただいております.終了後,先日ブログにも書いた信者さんの旦那さんが近くのリハビリ病院に転院したので,数人でお見舞いとおさづけにいきました.私は親戚のおじさんを家まで送って,他の信者さんに神様のお下がりを配りにいったため,お見舞いには行きませんでした.通勤路からそう遠くないので私もそのうち帰りにおさづけに寄らせていただこうと思っています.

こんな曲見つけました

2006年05月16日 | Weblog
お道の方が作ったお道の歌のようです.
聞いてみましたが,いい曲でした.是非皆さんも聞いてください.
↓ここから試聴できます.
http://wacca.tv/m/1833/

携帯閲覧で試聴ができない人のために歌詞をアップしておきます.

『とことん畑の唄』 詞・曲 関口マサヒロ

世界だすけの希望にあふれて 日々に真実の種をまき
喜び勇み 互い立て合い ひたすらにただひながた見つめ
根には月様の水を頂き 葉には日様の光を頂き
神の妙なる御恵みうけて 感じます 親心

※根は深く 茎は空高く 葉は大きく 花は美しく
 成人の道を一歩一歩踏んで なるほどの人目指し
この大地に育つ僕らは 頭を垂れる稲穂のように
たくさん実って食べてもらいたいよ 僕らのとことん畑

時には強い雨風に遭って 流されてしまうこともあったり
いつになっても芽が生えなくて 心倒れることもあるけど
ふしから芽が出ることを信じて 芽から花が咲くことを信じて
必ず旬は訪れるから 先を楽しみにして 

※リピート
この大地に育つ僕らは 芽が花となりまた種となる
だから終わることのない心の旅 続くよいついつまでも

※リピート
この大地に育つ僕らは 同じゴールへと向かっていく
そしていつかまた 再び会いましょう 僕らのとことん畑