お道と臨床と~心づくりの処方箋~

天理教と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.

絵とふれあうこと

2005年11月28日 | 心理学・精神医学
土日と描画法の研修に行ってきました.描画法とは心理学的アセスメントのひとつで,絵を通して対象者を理解しようとするものです.セラピーとして治療的に用いることもできますし,テストとして人格理解に用いることもできます.前者と後者ではまた絵との関わり方が違いますが.

大して経験のない私がいうのもなんですが,絵は非常に多くのものを語ります.ことばで話すのが成熟していないお子さんが絵を通してメッセージを発信している場合が少なくありません.外から見ただけではわからないその人の一面を垣間見るかもしれません.特に一般の方が絵を人格判断に用いることは危険ですのでいけませんが,作品を通してお子さんと触れ合うことは,お互いにとってとてもよい時間になると思います.子どもは自分が批判なしに認められることで安心してここにいられる感覚を味わうでしょうし,親(大人)は日々成長していく子どもの姿に発見という喜びを見出すことができるでしょう.どうぞ描かれた絵を関心をもって眺めてみてください.そこには神様から生を授かった子どもが今ここに生かされている姿,生きようとしている姿が描かれていることと思います.

あるがまま

2005年11月24日 | Weblog
このブログでは私という人間が今ここで感じていることや考えていることをつづっていきたいと思います.お道を信仰させていただいているつもりですが,人間ゆえほこりも積みますし,誤った心遣いもすると思います.いや人間だから当然積みます.しかし,親神様は神をほうきとしてそのほこりをはらうように教えてくださっています.人救けの道を歩み,ひのきしんの精神を忘れずに日々を歩ませていただこうと思っています.そうは思っていても実践できないこともあると思います.
そうした面に触れずにブログを書いていくことは,なんとなく今の心境に一致しません.「まお」という一人の人間が思い,感じ,考えるいろんな面に触れつつ,お道の考え方,素晴らしさをつづることができればいいなぁと思いました.

最近ちょっと更新がんばろうという気になっています.
たまに見て下さっている方がいましたら期待せずにちょこちょこのぞいてください.

臨床心理士になるために (その2)

2005年11月22日 | 臨床心理士
約1年ぶりですが書きます.

大学時代ろくに勉強をしなかったもので基礎的な知識が欠けていました.それでも受験校の1つが新設で,大学院受験にしては奇跡的といっていいと思うのですが,全問選択問題だったことが功を奏し,一次試験を突破しました.

ところが大学院受験時に提出した研究計画書がそれはひどいものでして,トランスパーソナル心理学についての研究をしたいと書いたものの具体的なことを考えていなかったため,面接ではしどろもどろとなったわけです.それでも基督教のバックグラウンドのある大学だったので宗教には理解があると思い,自身が天理教を信仰して人救けとなることをしたいことや卒論が学会で発表予定であることなどをアピールし,なんとか合格させてもらいました.

入学後,ゼミの先生に「自分はなぜ合格したのか?」と問うと,「私は採るつもりはなかったのだが,共同面接者の教授に彼は育てれば伸びるから君が面倒みなさいと言われてとったんだ」と先生は答えました.

きっと私を放っておいたら,きちんと勉強するかわからないから,きっちり勉強せざるを得ない環境に置いて学ばせてやろうと神様が合格させてくれたのだと思いました.

大学院入学後については,またの機会に話します.

国家資格化は見送り・・・

2005年11月20日 | 臨床心理士
かなり前の話なのですが,国家資格化は見送りになりました.心理的援助はエビデンスに欠けるということなどを理由にいくつかの医師団体から反対があり,国会提出が見送りになったのです.ちょうど衆議院が解散する前くらいのことだったので,いずれにしてもだめだったのかもしれませんが・・・.残念です.

心理職が国家資格化されれば,対象者は心理的援助にかかる経済的負担を軽減できるでしょうし,医療領域においては保険診療内で算定できるようになると心理職採用枠を広げることができ,より多くの人が援助を受けられるようになるかもしれなかったのですが,それは先の話になりそうです.

ブログで国家資格化についてだけ述べていて見送りになったことを書いていないと誤解が生じるかもしれませんので今更ながら書いておきます.

お久しぶりです

2005年11月18日 | Weblog
ほぼ無更新ブログになっていました.
たまにでも書こうと思ってはいるのですが・・・.
4ヶ月も放置しておいて言い訳しても仕方ありませんね.

今の気持ちとしては,書けるときには書こうと思っています.