てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

ガムラスタンを歩く  ストックホルムの旅(その2)

2021-09-10 16:34:01 | 旅行
 ガムラスタンは、徒歩で一時間もあれば一周できる島ごとストックホルムの旧市街が保存されている。
そこで印象に残ったものを下記に区分して示す。
 ・海岸線・運河
 ・街の中
 ・ノーベル博物館
 ・公園のお祭り


1.海岸線・運河
 ストックホルムは海洋帝国の首都だから、海岸線には立派な建物が立ち並ぶ。
 ただ、市庁舎に近い側の海岸線は、あまり観光客もいず、かつて活動していた人が去った後、静かに歴史を重ねている感じだった。



 それに対して宮殿側は、観光客も多くなかなか賑やかだった。夏といいつつも爽やかすぎる。

<北欧の爽やかすぎる夏>



北欧の
夏の青空
頼りなく
観光客は
重ね着をする



 
観光客のためのアイスクリーム屋さんもあったが、中に怪しい人影が・・・
注意しないとさらわれて、海岸の船に載せられますよ。


<影に潜むもの>



むくつけき
髭の男が
潜んでいる
アイスクリームに
つられてはだめ



2.街の中
海岸線を離れ少し島の中心部へと登ると、細い石畳の小道を挟んで建物が連なっているエリアが広がっている。見通しが利かずうねうねと続く。



観光客をほぼ対象とする店、レストラン、所々に教会が建つ。
お店に飾られているのはトロール人形か。



ショーウィンドウに向かいの古い建物が写り込んだりして不思議な雰囲気になる。


<古き館の娘たち>



スウェーデンの
古き館の
娘たち
夏至祭りへと
おしゃれするかな



道の切れた所には教会。聖女の像が・・




この像は、何者なのだろう。東洋ぽさもある。




メインストリートはレストランが多いがそこにグラスハーブの音が。
北欧の頼りない碧空によく似合う。

<ガムラスタンのグラスハープ>



ここだけが
ざわめきが消え
スウェーデンの
碧空降りて
風爽やかに




3.ノーベル博物館

 ガムラスタンの丘の上にノーベル博物館がある。


 

 ノーベル賞受賞者を展示している。そのうちの10人程度が特集され展示されていて、日本ではその中に大江健三郎があった。




その他に科学の重要発明品が展示されていて、中にコンパクトカメラもあった。

でも印象深かったのは、ノーベルの業績が展示されているコーナー。
ノーベルのデスマスクが変な照明を受けて鎮座している。今年はコロナ禍対策を期待しているでしょう。



<私は待つ>



コロナ禍を
解決すれば
ノーベル賞
ストックホルムで
君を待っている


そしてダイナマイトがさりげなく置かれている。これが戦争で売れて荒稼ぎした資産を基金としてノーベル平和賞がある。科学技術の光と影がここにある。


<ノーベルの残したもの>



「平和」とは
戦争を知る
人だけが
窺い知りうる
迷宮の言葉




4.公園のお祭り
 丘を下っていく(もしかしたら橋も越えて別の島すなわちガムラスタンをでてしまったのかもしれない)と、ちょっとした樹々の前にウサギが寝転がっていた。ママが子供のこんな目を見たら、よしよしと甘やかすでしょう。その後ろから賑やかな音が聞こえる。


<甘えんぼ上手>



駄々こねて
寝転がっても
同じだと
言うは簡単
キョロ目に負ける




なんだろうとその樹々を抜けると広い公園で、大集団が食事をしておりその上をウミネコ軍団が、おこぼれをかすめ取ろうと旋回中。時にはウンチ爆弾を落としているようだ。それでもみんな楽しそうにガヤガヤと食べている。
これは多分、北欧の夏至祭の前祭なのだろうとおもったら、建国記念日(6月6日)とのこと。



奥の方のテントでは、こんな風にワインやビールを売っている。左端のかっこいいお兄さんは、濃い酒のようだ。




ちょっと大きな声がしたところを見ると、片方が防御の型、そしてあから顔の男がのっそりと立っている。でもただ女の子の試食を頼んだだけのようで、ニコニコと納まった。

<一瞬 防御の型>



いきなりの
声と がたいに
驚いた
心配しないで
試食の希望



ここに集まっているのは、多分ストックホルム在住の人。やっぱりどこでも祭は楽しい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする