本日はショコラの新刊です
凪良ゆうさん『散る散る、満ちる』
美形だが人の好過ぎる受様は、有能な部下である攻様に密かな想いを
寄せていた。皮肉にも攻様の恋愛相談で彼もゲイであることを知るが、
失恋で泥酔した攻様の勢いに押され一夜を共にしてしまう!!
飾らない性格で社内外で評判の良い部下と
彼に密かに片思い中の営業主任の恋物語は
攻様の二つの恋と受様の恋が絡まり合って
まとまるまでとヤキモキの連続でした
受様は父母を亡くして以来
古びた木造の一軒家で
子供の頃に父に買ってもらった
犬型ロボットだけを家族に暮らしています。
隣家の幼馴染である親友は事有る毎に
早く包容力のある彼氏を作れと言いますが
ゲイである受様が好きになるのはノーマルばかり。
彼らと親しくなれても気持ちを打ち明けるより
彼らの恋愛をまとめてしまう程
受様は人が良かったのです。
現在受様が思っているのは
設計施工会社で共に働く年下の部下。
彼が今回の攻様になります
そんな時
受様は身体を張った接待で得た仕事で
自身がチームリーダー、攻様がその補佐に決まります。
攻様との仕事にウキウキの受様でしたが
内装を請け負う親友との内輪の飲み会で
攻様が親友のアシスタント(男)に
片思いしている事が判明します。
攻様がゲイだと判ったものの
失恋確実で気分はドーンと落ち込みますが、
直後、件のアシスタントには
ラブラブの恋人がいる事が判明、
今度は攻様が失恋でヤケ酒モードに突入、
結果、潰れた攻様を
受様は自宅まで送っていくのですが
泥酔した攻様に押し倒されてしまいます
翌朝、焦る攻様に受様は
なかった事にしようと提案し、
攻様の恋を応援まで約束します。
もどかしいまでにいい人な
受様の恋は今回またも実らないままなの
この後、
アシスタントの彼との恋に破れた攻様と
セフレの様な関係になり、
なんとなくいい関係まで進むのですが、
アシスタントの彼が恋人と別れたと知ると
またまた受様は消極的になって
再び身を引く様な態度を取って
二人の関係はぎくとゃくしてしまいます。
誤解とスレ違いの積み重ねで
一進一退の二人にヤキモキし通しで
最後に二人が落ち着くまでハラハラ続き
徐々にすれ違って行った原因の大半は
いい人でいたいという受様の言動に有りますが
攻様も甘えたすぎたかなとも思いましたね。
ただ、そうした切ない思いが
作品のキラキラ度をあげている訳で
その微妙なバランス感覚が
凪良作品の良さなのかなとも思うので
最後まで大変楽しく読めました


美形だが人の好過ぎる受様は、有能な部下である攻様に密かな想いを
寄せていた。皮肉にも攻様の恋愛相談で彼もゲイであることを知るが、
失恋で泥酔した攻様の勢いに押され一夜を共にしてしまう!!
飾らない性格で社内外で評判の良い部下と
彼に密かに片思い中の営業主任の恋物語は
攻様の二つの恋と受様の恋が絡まり合って
まとまるまでとヤキモキの連続でした

受様は父母を亡くして以来
古びた木造の一軒家で
子供の頃に父に買ってもらった
犬型ロボットだけを家族に暮らしています。
隣家の幼馴染である親友は事有る毎に
早く包容力のある彼氏を作れと言いますが
ゲイである受様が好きになるのはノーマルばかり。
彼らと親しくなれても気持ちを打ち明けるより
彼らの恋愛をまとめてしまう程
受様は人が良かったのです。
現在受様が思っているのは
設計施工会社で共に働く年下の部下。
彼が今回の攻様になります

そんな時
受様は身体を張った接待で得た仕事で
自身がチームリーダー、攻様がその補佐に決まります。
攻様との仕事にウキウキの受様でしたが
内装を請け負う親友との内輪の飲み会で
攻様が親友のアシスタント(男)に
片思いしている事が判明します。
攻様がゲイだと判ったものの
失恋確実で気分はドーンと落ち込みますが、
直後、件のアシスタントには
ラブラブの恋人がいる事が判明、
今度は攻様が失恋でヤケ酒モードに突入、
結果、潰れた攻様を
受様は自宅まで送っていくのですが
泥酔した攻様に押し倒されてしまいます

翌朝、焦る攻様に受様は
なかった事にしようと提案し、
攻様の恋を応援まで約束します。
もどかしいまでにいい人な
受様の恋は今回またも実らないままなの

この後、
アシスタントの彼との恋に破れた攻様と
セフレの様な関係になり、
なんとなくいい関係まで進むのですが、
アシスタントの彼が恋人と別れたと知ると
またまた受様は消極的になって
再び身を引く様な態度を取って
二人の関係はぎくとゃくしてしまいます。
誤解とスレ違いの積み重ねで
一進一退の二人にヤキモキし通しで
最後に二人が落ち着くまでハラハラ続き

徐々にすれ違って行った原因の大半は
いい人でいたいという受様の言動に有りますが
攻様も甘えたすぎたかなとも思いましたね。
ただ、そうした切ない思いが
作品のキラキラ度をあげている訳で
その微妙なバランス感覚が
凪良作品の良さなのかなとも思うので
最後まで大変楽しく読めました
