真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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誤解が先か嫉妬が先か『伯爵の蜜愛』

2010-03-29 | 読了本review
本日はルビーです

羽鳥有紀さん『伯爵の蜜愛』
 英国老舗のブランドとの契約のためにロンドンで奮闘中の新米商社マン
 の受様。ある偶然の出来事でオーナーである攻様と知り合い、交渉の場
 を持ってもらえる事になりますが、ある賭けに勝つ事が条件で?!

英国王室ご用達の老舗店のオーナーである英国貴族と
攻様の店と代理店契約を望む日本の若手商社マンが
代理店契約の交渉を賭けての仮恋人となりますが、
お互いに惹かれあってまとまるまで

受様の勤務する商社では
ある英国王室ご用達の老舗店との
代理店契約締結に意欲を燃やしています。

その老舗店は何人もの営業マンが挑んでいますが、
受付嬢やドアマンに阻まれており、
今は受様が担当として日参していました

今日もすげなく追い返された受様でしたが、
両親にプレゼントされた幸運のお守りである
フェリスタス銀貨を手に願をかけてて願をかけていると
ナイスタイミングで老舗店の前に
老舗店のオーナーである青年が降り立ちます。
この青年こそが今回の攻様です

攻様は伯爵の地位をもつ由緒ある貴族であり、
本当なら貴族である攻様に突然声をかける事は
無礼極まりないのですが、
手にしていた銀貨を落としてしまい、
ソレが縁で攻様と話をする幸運をつかみます

しかし、攻様の話とは
受様が落とした銀貨を譲れと言うもので、
攻様は受様が銀貨を譲る気が無いと知ると
代理店契約の締結まで持ち出し、
ある賭けをするようにと提示します。

その賭けとは攻様の恋人になれるか否か

攻様は縁談話が押し寄せて困っていて
全てを断る為に受様が社交界で恋人役を演じれれば
商談に応じてくれると言うのです。

もし賭けを拒否すれば
今後一切の交渉に応じないとまで言われれば
受様にはイエスと言う以外に道が有りません

いやいやながらも恋人役を引受けた受様ですが、
テーブルマナーや社交マナー、
女性パートでダンスまでさせられる事に

果たして受様は無事に恋人役を務めて
契約交渉の権利を手に入れられるのでしょうか

いざ、恋人役を演じたら
受様には続々と難問が降りかかり、
どうみても受様に分が悪い賭けですも
のったからには勝ちたいと頑張る受様。

まあ、この賭けの過程で
二人が惹かれあうのもお約束ですので
賭けにのった以降のお楽しみは
いつ二人が両思いだと気づくのかという事にある
と言っても過言ではないでしょう

羽鳥さんはムリヤリ感が無くなれば
ホントに良い作家さんだと思うのですが、
本作も貴族と一般庶民の恋の過程にムリヤリっぽ点が
また次に期待したいです
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本日は雑誌です♪

2010-03-29 | 雑誌
本日は雑誌を買いに

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火崎さんの新作に加えて
小冊子でもノベルズの短編が
早速読みます
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