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真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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あなただけが特別『夜と誘惑のセレナーデ』

2010-01-03 | 読了本review
本日はリンクスの新刊です

桐嶋リッカさん『夜と誘惑のセレナーデ』
 クラシックの血を惹く為かなかなか成熟しない受様。孫を案じる祖母に
 呼ばれて父の祖国である日本に来た受様は、祖母の画策した「花婿探し」
 で見合い相手に強引に襲われかけた所をある人物に助けられ…。

グロリア学院シリーズ第六弾も
前作同様、脇キャラ番外編。

天然で来るもの拒ます去るもの追わずの攻様と
奥手でちょっと天邪鬼な氷のプリンセスの
初恋成就のお話になります

祖母の画策した受様の【花婿探し】を絡めて
出会いからお互いに恋を自覚して恋人になるまでと
その後の二人と友人達との
ほのぼの後日談が収録されています。

受様の父と母は其々が、
血統の異なるサラブレットとクラシックだった為、
二人の恋は一族中の反対を受けますが、
二人は固い意志で互いを選び、受様が生まれます。

受様は父の死後は、
アカデミーにて共同生活を送っていましたが、
父方の祖母の誘いに応じて
東京某所にある魔族の学院・聖グロリア学院に
短期留学する事にします。

着いて早々
下見を兼ねて学院に行ってみる事にした受様ですが
三十分で到着できると昼過ぎに祖母宅を出たはずが
日が暮れてもまだ辿りつけません。

かなりの方向音痴な受様は
祖母の助けを待つ公園からも抜け出せません。

そんな時、
端正でノーブルな雰囲気な青年に出会います。
彼が今回の攻様になりますね

攻様もここで待合せをしていたのですが
受様があまりにも何度も視界を横切る為に
声をかけたというのです。

転びかけた自分を助け起す様子が
まるで王子様のような攻様。
姫抱きされた受様は母の口癖を思い出します。

いつか王子様に出会えるわ。私が出会ったようにね。

彼の言動にぼぅとする受様でしたが、
祖母の迎えの車に飛び乗っても胸の高まりは静まりません。

そしてその出会いは
節操なしのと呼ばれた攻様にも変化をもたらして

主役カプの受様の友人が本作の攻様で、
前作『罪と束縛のエゴイスト』の攻様の妹は
攻様の幼馴染で受様の女友達ですので、
攻様はシリーズ既刊にもチラチラ出ておりました。

しかし、
フェロモンたれ流しな上に天然な攻様なので
既刊では核心に迫る役割というより、
友人の墓穴掘りのお手伝いがメインなお役目がら

本作でも
本人的には素直な告白なのでしょうが
無邪気な言い方過ぎて
受様に深ーく裏読みされてしまって
グルグルな状態の一因となっております。

二人とも初恋なので
攻様の気持ちが判るまでの受様の葛藤と合わせて
友人達の暗躍ぶりもとっても楽しい一作ですよ
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