Jazeera Palace Hotelへの攻撃；米国大統領エチオピア訪問中

BBC Somalia blast: Mogadishu hotel rocked by bomb 26 July 2015

　空港近くの、外交官もよく利用するJazeera Palace Hotelにローリーが一台突撃し、テロ。13名死亡、40名以上負傷とのこと。このホテルには中国やカタール、エジプトの大使館も入居しているそう。

　al Shababが犯行声明を出した由。オバマ大統領がケニアを発し、エチオピアに向かったタイミングで行われており―示威行動の一種なのではあろう。

　al Shababいまだ健在なり―というアピールでもあろう。が、以前の、まがりなりにも領域を支配していた頃とは違って、いかにも「有力なテロ団体」の有様と言うべきか。

　ひどい纏め方をすれば、こうした人々は「永遠の不満分子」「永遠の厨二病」なのであって、刹那的な力の発揮はできよう。しかし共同体を設立し、維持し、発展させることは、そのままでは基本、無理である。

　いやまあ私自身が現実に打ちのめされて研究費稼ぎに手を染めたり就職して専門外のこともやったりマネージメント能力を身につけたりするようになったのは能力不足のせいだ、もっと有能だったらもっと上手くできたんだ、とか思うこともあるけど。まあ、じゃあ、うまくやってくれ、というとこか。

BBC Obama in Ethiopia for key talks with regional leaders 27 July 2015

　なにげに現役米国大統領がエチオピアやAU本部を訪問するのは初めてだとか。この地域の指導者たちと、例えば南スーダン問題などを語り合うのだとか。
　もちろん、al Shabab問題も話題のうち。

　エチオピアは、この地域における米国の重要なパートナーではある。が、民主主義的良い子でもないのが困りモノだな、と言う点も言及されている。