goo blog サービス終了のお知らせ 

空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

モガディシュ市は政府庁舎群から占拠者を放逐せんとする

2012-02-07 22:25:33 | ソマリア関連
 ソマリア暫定政府・モガディシュ市は政府庁舎群から占拠者を放逐せんとする。

BBC Somalia moves to evict Mogadishu squatters 6 February 2012

 作戦開始。その費用はトルコから出ている。
 ソマリアでは長年の内戦で家屋を失った人はやまほどおり,一部は政府庁舎等々に住み着いている。場合によっては「大家」が「店子」から家賃を徴収している。なお,追い出される人たちへの代替の住居の手当てはない。市長によれば,彼らは違法大家に賃貸料金を支払う(余裕がある)のである,それで他に家でも借りるがよかろう,というわけだ。

 ―こんな状況は,嘗て暫定政府が(エチオピアのおかげで)イスラム法廷勢力をモガディシュから放逐して以来のことだ。つまり,かれらは,自分たちが市の支配者だという自意識をもったのだろう。

 ところで現地援助団体員は,ざっと5万人以上が諸庁舎に住み着いているとみている―学校や大学などにも。ある学校は17000人のための臨時キャンプになっているのだという。ーそしてそれらの建物は長年の内戦でダメージを受けてもいるのである。

 Nur市長によれば,現在,一応任意で退去を求めている。一部拒絶する者もあるが。大統領はそうした施設の一つを訪問して,「これらは政府庁舎なのだ,市民へのサービスを提供する―」と説得。改修工事は雇用を生むのだ,ともいう。

 しかし,どこにも行くところがないのだ,と退去を拒否する者もある。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Galkayo:Abdirahman Mohamed... | トップ | 言語クラスタ的に »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事