そもそもさほど上品な名付けではない、ということは共有できて欲しい名前ではある。
中華文化的には、まあ理解できようが、わざわざ敵軍を「虜」というのは、近現代的にはさほど好意をもってみることはないのではないだろうか。
なので、もとあったような名前にちなんで「大鵬湖」なんてのはまあまあな妥協点とはいえそう。ところがこれは「日帝残滓不許可」という別の価値観によって疑義が呈されざるをえない…。
面倒ですな。
Hankyoreh 「重装備動員し中国軍の遺体を破虜湖に水葬」 登録:2018-06-26 07:51 修正:2018-06-26 09:26
「破虜湖(パロホ)戦闘は「現代版薩水(現在の清川江)大勝利」で有名だ。1951年5月、相対的に劣勢だった韓米連合軍が中国軍との戦闘で2万4141人を射殺する大勝を収めた」
「当時、韓米連合軍は、戦闘が終わってあちこちに散らばっていた中国軍の遺体の処理に頭を悩ませていた。当時、第6師団工兵将校(当時中尉)で戦闘に参加した故ホ・ジャンウォンさんは、弟のジャンファンさんに生き地獄と化した破虜湖周辺の状況を生々しく伝えた。ホ・ジャンファンさんは「当時、遺体はあまりにも多く、気温が上がって行った。遺体を最も簡単に処理できる方法が破虜湖への水葬だったようだ。兄はすべての戦闘が終わった後、韓米連合軍が破虜湖一帯の山や野原に散らばった中国軍の遺体をブルドーザーなどの重装備で破虜湖に投げ込んだと話した」と伝えた」
それは水葬とはいわない…。
さて、そのうえで
朝鮮日報 中国、韓国政府に「破虜湖」の名称変更を求める 2019/05/28 11:30
「米国と貿易戦争を繰り広げている中国が、国内の反米感情をあおるため6・25戦争(朝鮮戦争)史を中国の視点から美化する一方、韓国政府に対しては、敗戦の痕跡を消すために江原道華川郡の「破虜湖」の名称を変更せよと圧力を加えていることが27日までに分かった」
「中国は、韓国政府や自治体に「中国の観光客が不快に感じている」として、名前を変えろと要求しているという」
「華川郡の一部市民団体の関係者らも「韓中および南北関係、そして平和の雰囲気づくりのため、破虜湖を元の名前の大鵬湖に変えよう」という運動を繰り広げている」しかし「破虜湖は、植民地時代の1944年に華川ダムが建設されたことでできた人工湖だ」ということはその名さえ日帝残滓であるかもしれず、とゆーかダム湖自体が日帝残滓である:
朝鮮日報 【コラム】「破虜湖」改名を推進する韓国政府の無知と事大主義 2019/05/28 20:00
改名は愚かだと、まずは歴史修正主義は良くないという点を指摘した後(それに大韓民国的には、侵略者を打破した名誉の戦闘である)、「「本来の名前は大鵬(テブン)湖だ」という主張の愚かさだ。破虜湖は1944年、朝鮮専業株式会社が華川発電所を建設した際に作られた「人工湖」で、その名称は「大䳟(テミョン)堤」だった。「䳟」は淡水に住むという伝説の大きな鳥だ。命名時期は日本による植民地支配時代、命名したのは日本企業だ」。
しかしまあ「江原道華川郡にある湖「破虜湖」は1951年の6・25戦争(朝鮮戦争)時、韓国軍と国連軍が中国軍を全滅させた戦場だ。同年5月26日から3日間、2万人を超える中国軍兵士が湖に水葬され、湖の水が真っ赤になったという話が伝えられている」、戦場の話ということで血の赤さを強調する文章になりがちかもしれんが、それ、血が腐敗変色しないくらい新鮮な死体をさっくり投棄したということだろうか…。
いやまあ、二万人の死体が腐敗するまで放置というのも恐ろしいが、まあ…できれば多少の正規の埋葬をして欲しいかなあとか。「それどころじゃねえや」という戦場の常識も、それはそれで理解できるが―1951年5月か、ちょっと調べた限りでは、うん…ブルドーザーで速やかな処理をしたくなる情勢といえばそうだろうが―しかし、しかしなあ、日本軍の地下壕を負傷者ごと潰すわけじゃないんだから…とか、うん…わずかながらでも人道を、できるだけ発揮して欲しいかなあとか…。
中華文化的には、まあ理解できようが、わざわざ敵軍を「虜」というのは、近現代的にはさほど好意をもってみることはないのではないだろうか。
なので、もとあったような名前にちなんで「大鵬湖」なんてのはまあまあな妥協点とはいえそう。ところがこれは「日帝残滓不許可」という別の価値観によって疑義が呈されざるをえない…。
面倒ですな。
Hankyoreh 「重装備動員し中国軍の遺体を破虜湖に水葬」 登録:2018-06-26 07:51 修正:2018-06-26 09:26
「破虜湖(パロホ)戦闘は「現代版薩水(現在の清川江)大勝利」で有名だ。1951年5月、相対的に劣勢だった韓米連合軍が中国軍との戦闘で2万4141人を射殺する大勝を収めた」
「当時、韓米連合軍は、戦闘が終わってあちこちに散らばっていた中国軍の遺体の処理に頭を悩ませていた。当時、第6師団工兵将校(当時中尉)で戦闘に参加した故ホ・ジャンウォンさんは、弟のジャンファンさんに生き地獄と化した破虜湖周辺の状況を生々しく伝えた。ホ・ジャンファンさんは「当時、遺体はあまりにも多く、気温が上がって行った。遺体を最も簡単に処理できる方法が破虜湖への水葬だったようだ。兄はすべての戦闘が終わった後、韓米連合軍が破虜湖一帯の山や野原に散らばった中国軍の遺体をブルドーザーなどの重装備で破虜湖に投げ込んだと話した」と伝えた」
それは水葬とはいわない…。
さて、そのうえで
朝鮮日報 中国、韓国政府に「破虜湖」の名称変更を求める 2019/05/28 11:30
「米国と貿易戦争を繰り広げている中国が、国内の反米感情をあおるため6・25戦争(朝鮮戦争)史を中国の視点から美化する一方、韓国政府に対しては、敗戦の痕跡を消すために江原道華川郡の「破虜湖」の名称を変更せよと圧力を加えていることが27日までに分かった」
「中国は、韓国政府や自治体に「中国の観光客が不快に感じている」として、名前を変えろと要求しているという」
「華川郡の一部市民団体の関係者らも「韓中および南北関係、そして平和の雰囲気づくりのため、破虜湖を元の名前の大鵬湖に変えよう」という運動を繰り広げている」しかし「破虜湖は、植民地時代の1944年に華川ダムが建設されたことでできた人工湖だ」ということはその名さえ日帝残滓であるかもしれず、とゆーかダム湖自体が日帝残滓である:
朝鮮日報 【コラム】「破虜湖」改名を推進する韓国政府の無知と事大主義 2019/05/28 20:00
改名は愚かだと、まずは歴史修正主義は良くないという点を指摘した後(それに大韓民国的には、侵略者を打破した名誉の戦闘である)、「「本来の名前は大鵬(テブン)湖だ」という主張の愚かさだ。破虜湖は1944年、朝鮮専業株式会社が華川発電所を建設した際に作られた「人工湖」で、その名称は「大䳟(テミョン)堤」だった。「䳟」は淡水に住むという伝説の大きな鳥だ。命名時期は日本による植民地支配時代、命名したのは日本企業だ」。
しかしまあ「江原道華川郡にある湖「破虜湖」は1951年の6・25戦争(朝鮮戦争)時、韓国軍と国連軍が中国軍を全滅させた戦場だ。同年5月26日から3日間、2万人を超える中国軍兵士が湖に水葬され、湖の水が真っ赤になったという話が伝えられている」、戦場の話ということで血の赤さを強調する文章になりがちかもしれんが、それ、血が腐敗変色しないくらい新鮮な死体をさっくり投棄したということだろうか…。
いやまあ、二万人の死体が腐敗するまで放置というのも恐ろしいが、まあ…できれば多少の正規の埋葬をして欲しいかなあとか。「それどころじゃねえや」という戦場の常識も、それはそれで理解できるが―1951年5月か、ちょっと調べた限りでは、うん…ブルドーザーで速やかな処理をしたくなる情勢といえばそうだろうが―しかし、しかしなあ、日本軍の地下壕を負傷者ごと潰すわけじゃないんだから…とか、うん…わずかながらでも人道を、できるだけ発揮して欲しいかなあとか…。
> (それに大韓民国的には)
> (それに大韓民国的には)
連合軍の一部として参戦してるんだからいいじゃないですかー
そこのあたりの「作られた歴史」を突っ込んでいくと,歴史学者と歴史マニアしかよろこばないかもしれない世界が展開するからー