空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

独立系左派は生き辛い

2019-10-11 16:42:12 | ノート
 従来、本来、左派の本流は「科学的共産主義」「科学的社会主義」であったわけである。





 マルクス流から批判されようが、ともあれ理想主義的でありかつその理想を現実に実現しようとする点で、たとえばオーウェンは偉い左翼であっただろう。
 ところが近年は―どうも左派・左翼を自認したり、そうと呼ばれる勢力が、非科学的であることを自らに課するような惨状に至ったらしく思われる。

 恐らく、いまの「左派」なるものは、科学的社会主義から遊離してしまったのだ。はっきりとそうと宣言したり、理論的に考察してそうなったりと言うわけでは必ずしもなく、





 ―楽なほうに逃げてしまった、その結果だろうなあ、と…。



 とまあ、あの、その、お祭りのように騒いで、熱狂のうちにまきこんで運動をつくりあげる―というのも闘争の一側面なのだと思うのですが。その運動形成に、もっぱら力を使いすぎてませんか、理論的闘争をする係はどこにいますか、と問われているのだと思われる。

 でまあ、その手の大暴れする人たちが、そりゃあ目立つために、独立系のひとたちはえらいこと生きづらくなったなあと、そのように思うのである。


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