空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

業界現場の愚痴である。

2017-01-24 22:49:47 | Weblog


 私は自分の昔のペンネームに由来するblogをしており、実名は表に出していないので上掲のネタは怖くない。90年代テイストあふれる名前だなあと、その意味では今でも気に入っている。

 マア流石に、この名前で論文出したりはしないが。



 本人に届くとも思わないが、残念ながらその希望は果たされることは非常に困難だろうなあと思う今日この頃。

 なにしろ、いまいる人たちが「ううーん、もう少し研究専念できる状態になれば、研究できるぞぅ」とか言うのである。なので、そういう声に答えて、多少はいまの常勤の人たちの校務負担・授業負担を減らそうと、特別予算で特別な目的の特別な教員を雇ったりすることがあると、まあそういうわけなのだろう、これ。

 それゆえ、そーいう職のひとには行政/教育専念してもらう必要があり(書類上)、他方、それで浮いた時間をもとからいる常勤の連中はおしゃべりに費やすのである、「ああ、楽になったなあ。これなら研究できそうだ!」。

 うん、二倍か、三倍になったみたいだよね。ゼロに何をかけてもゼロだけどね。

 で、まあ、特別任用のひとが憤懣やるかたなく使い捨て去れる一方、もとからいる常勤さんは「うん、軽減具合は、これではたりないぞぅ」とか目ぇ開きながら寝言を言って、流石に堪忍袋の緒が切れた上級管理者が動き出す…かもしれない。

 まあその、あんまりひとは幸せになりそうにないなーと。思うのだ。



 原則、本当にそうであるなあと。まあ早稲田の件は、さすがにちょっと行きすぎがあって摘発されたかなーとも多少思われる感があるが。



 日々研究すれば、多少は進むんですけどね。勤務時間が終わるとささっと帰るし、土日はご優雅にお過ごしで、それで競争に勝てるかといえば…いやまあ、それで業績を挙げているひともいるのですけど、「そーゆー有能な人と、アナタ、同格だとでも思ってますか?」と聞いてあげたい気は多少する。

別解:国立大学職員日記 
世界大学ランキングの上位大学はどのくらいの予算規模を持つのか?
2012-05-07

いつの間にこうなったかは知りませんが、出張や兼業の各種処理をしている関係上、気づいてみれば英文の学会パンフレットや委嘱状、Webサイトを当たり前に読み、外国出張のビザ申請に掛かる英文証明書の発行をあまり苦もなくやれるようになりました
そういう意味では、大学は職員の英語力とか国際競争力を身に着けさせたければ、とにかくそういった業務をバンバン受注して事務職員に仕事をさせまくればいいと、個人的には
自分が各種英語の文書を読めたり英文証明書を発行できるようになったのは「そういうことをしなければならない業務をしょっちゅう持ち込む教員」というのがたくさんいたからです

経由地:

 まあ、そんなわけで、強制的にでも身をいれて仕事すれば、能力は伸びるのである。



 うん。
 真剣に深刻に、無駄な無能を滅ぼしたい。彼らのせいで仕事が増えるし。



 他国がそれ以上伸ばしていたら? という言い方はある。が、ともあれ、「どう伸びたか、教えてくれるか?」と言われるときっついだろう:



 …うち(のチーム)は、たぶん、問題ないけど。もっと人と予算が欲しいな。なら、もっと出せる。

 だが、うちは基本的に業績の出ない不採算部門とみなされているようで、他の、採算が取れる分野に属する、業績の出ないひとに研究費と人件費がまわるんだろう。まー、私のところにひとやカネをまわしても、精々基盤Bくらいがせいぜいだ、となれば、まあ、これ以上の資源を分配しないというのは妥当な判断ではある。頑張りもしないで基盤Cを目指してはいます、というだけのひとに資源を配分するのは妥当かどうか、というのは、また別の問題だが。



 話は簡単であって、このボス様が「あの特任」が取りえる外部研究費の分を自前で(※現に取っている、本人の分とは別口で)取ってくればいいのである。

 教育専念職の人には教育に専念してもらおう、なるほどそれはそれで合理的だ。だったら研究職のひとは研究していただけますか、一般教養教員如き問題としない水準の業績数/外部研究費獲得数/獲得額で。

 できないから、できなかったから、できるようにしてこなかったから、この現状があるんでしょう?
 …という思いが募っていく今日この頃。

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